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やっぱり日本語!言葉で伝える、伝わる力

Words&Communication Lab. WIP代表で日本語伝道師(ナレーター・日本語教師)の吉川雅子が日本語について感じることを発信していきます。言葉で伝えるもの、伝わるもの・・・常に敏感でありたいと思います。

ちょっとご無沙汰してしまいました。

暑かったり、涼しかったりの8月。

なんだか極端でしたよね。

 

そして、8月も終わり。なんだか夏が終わってしまうようで寂しいです。( p_q)

 

先日、ラジオ番組で警察署長に伺ったお話。

 

県内で振り込め詐欺というような特殊詐欺での被害がまだまだ減らなくて、今年に入って県内だけでも24億円の被害額だとか。Σ(゚д゚;)

 

もうびっくりですよね。だって、24億円ですよ。

 

皆さん、ご家族のためにとか、カードが不正に使われたからとかでキャッシュカード渡しちゃったりとかで、被害に合ってるんです。

 

これも、電話がかかってきて騙されてしまっているんですよね。

はがきが送られてきてという事例もあるそうですが、でも圧倒的に電話がかかってきてというのが多いそうで。

 

これも、人の気持ちを揺り動かす話し言葉、表現力のためではないかなと思うわけです。

巧みに間やスピードをコントロールして、焦らせるなどして相手の心を揺さぶる。

 

音声言語だからこその影響力ではないかな~と。

 

気持ちを正確に伝えるのにとてもいいですが、反対にうまくコントロールされてしまうものでもあるんだなあと。

 

皆様、ぜひお気を付けください。

 

*台風近づいている江の島

 

 

 

話し言葉の特性についてを中心に、お話をさせていただいた『あなたの言葉がもっと伝わる話し方セミナー』を行いました。

 

書き言葉(文字)には、ない部分を話し言葉(音声言語)は持っているんですよね~

 

それを十分に活かしましょう・・・ってな感じ。

 

たとえば

 

A:明日、天気が良さそうだから海行かない?

B:海? いいね。

 

 

さて、Bさんの言い方!何パターン想像できますか。

文字だけではBさんが興味もってすっごい乗り気なのか、気のない返事をしているのかはっきりしませんね。

 

だから、メールなどでは、一生懸命絵文字を付けたりして感情を表現しようとするんですけれど。

 

話し言葉は、これを瞬時に載せて伝えられるわけで、これを載せないともったいない。

 

まあ、そんな感じで、音声言語、日本語の特徴などもお話させていただきました。

 

自分たちの話している音声を聴いて、確認したりもして。

 

いろいろと気づいていただいたことがあったようです。

 

自分はこういう話し方だから・・・と思い込んでいてはもったいない。

ぜひぜひ、伝わる話し方に挑戦してみましょう~!

 

ということで、また開催するときにはご案内します!

 

なんだか、すっかり夏がいなくなっちゃった感じですが、気分だけでも夏!

 

 

NPO法人の活動として、小学生中学生を引率してキャンプに行ってきました!

毎年恒例の夏のキャンプ。もう、うん十年と続いています。(*^▽^*)

 

そこでは、高校生のリーダーたちが大活躍!するのですが、年々感じるのは、ミーティングをしていても人によって理解度にものすごい差がでるということ。

 

理解が違うのは当たり前のことではありますが、時として『えっ』と驚くほど、理解が違うことがありました。

 

共有したイメージや場面を前提に丁寧に話していかないと、途中ですっかり置いてきぼりになってしまう。

本人は置いてきぼりになっている自覚がないので、そのまま話は通り過ぎていく。

 

実際に言葉だけでなく、やって見せることの必要性をものすごく感じました。

 

若い力で工夫して・・・という考えもありますが、まずはモデルを見て、真似をして、そこからさらにアイデアが出てくれば一緒に考えるということが必要なんでしょうね。

 

最近特に話し言葉で伝えるむずかしさを感じます。

 

皆さんはどうでしょうか。