前年に引き続き、今年もe-taxのインストールを行ったが、毎年 "web_ntasetup.exe" のインストール途中で止まってしまう現象で手間取る。


今年は Windows11の環境でe-taxインストールに躓きそうになった。

内容は前年とほぼ同様だが、Windows11では僅かに違う箇所がある。

前回記事:2020.12.13投稿

 

 


前々回記事:2019.12.13投稿

 

 



国税庁のe-taxソフトのインストーラを入手できるページ:

 

 

 


事前にJavaのインストールが必要だと思われるが、今回(2021.11.29時点)インストールしたJavaのPATHは
C:\Program Files\Java\jre1.8.0_311\bin
とした。

 

 

Javaのダウンロード先:

https://www.java.com/ja/download/win10.jsp

 

PATHの指定方法が分からない方は2019年投稿の「その2」の記事を参考にして欲しい。


インストーラ"web_ntasetup.exe"を右クリックして互換性オプション指定するのだが、
Windows11では標準で非表示のため、「その他のオプションを表示」させてから
「互換性のトラブルシューティング」クリックが必要となる。

 

<右クリックして「その他のオプションを表示」を選択>

 

 

<「問題のトラブルシューティング」を選択>

 


「互換性のトラブルシューティング」を選択後、以下の3つのチェックを入れる。
 
・以前のバージョンのWindowsで動作していたプログラムがインストールできない、または実行できない

・プログラムにアクセスするには追加のアクセス許可が必要になる

・該当する問題が一覧にない

 

 

<3つのオプションを選択する>

 

 

 

ここからが、前回と変わったところだが「不明」を選択しないとe-taxが正常インストールできなかった。

(前年はWindows8を選択でOKだった)

 

<「不明」以外の選択肢では失敗した>

 

 

これで「次へ」をクリックすると下側タスクバーに表示されるプログラム実行の許可が必要となる。

 

あとは通常にインストールできた。

 

 

毎年同じようなネタで記事を投稿しているが、微妙にやり方を変えなくてはならない。

この調子でいくと、来年も似たような記事を投稿することになるのだろうか?

 

 

[2022.2.9追記]

e-taxの申告日は2/16からだが、事前に申請の準備を進めようとしたところでマイナンバーカードの読み取りエラーが発生した。

 

 

カードリーダーの差しなおし、ドライバーの再インストール、e-taxソフトをアンインストールして入れ直し、Java最新のインストールとPATHの指定し直し、PC再起動等を行ったが未解決。


Edgeにて Web版e-taxを開き

 

 


画面に表示される推奨項目(Chrome追加機能のインストール等)を実行したところWeb e-taxではマイナンバーカードは正常認識した。

マイナポータルAP等スマホアプリを指示通りインストールしたところ、スマホを別途準備してQR読み取り、カードをスマホ認証してPCでも認証させるなど、手順がかなり煩わしくなっていた。

 

少し画面を進める度に繰り返しパスワード入力を求められ、カードリーダーからマイナンバーカードを抜いてスマホで認証して、またカードリーダーへ戻す等非常に煩わしい。
しかもパスワードを3回間違えると市役所へ出向かないとマイナンバーが使えなくなる危険を抱えている。
国家レベルで推進しているe-taxで、インストールも順調でなく、カード読み取りもできず、PCとスマホの併用を強要するとは、e-taxシステム開発者の設計センスを疑いたくなる。

ガラケーや古いスマホを使っている人がPCからWeb版e-taxを使う場合はどうしろというのだろうか?


Web版e-taxで推奨と指示されたソフトを一通り入れた後、e-taxソフトを起動したが、やはりマイナンバーカードの読み取りエラーが発生してしまう。

仕方なく、Web版e-taxから申請可否を試そうとしてみた。
昨年までは、農業簿記用ソフトからe-tax用出力したデータ(xtxファイル)の取り込み画面があったような気がしたのだが、全項目をキーボードから打ち込む画面しか見つからなかった。

入力データ拡張子".data" と指定されているところにe-tax用データ(拡張子 ".xtx")を指定してみたが、エラーになってしまった。
進展があったら追記予定。
 

[2022.2.10追記]

別のWindows11 PCを用意して失敗したのと同じカードリーダーを接続してe-taxソフトのセットアップをしたところ
"web_ntasetup.exe" の実行で互換性オプションを指定せず通常のダブルクリックでインストール成功した。

マイナンバーカードの認識は、 jpki利用者ソフトを入れるよう警告があり、入れたら素直に認識した。

 

 


元々e-tax用に準備したPCでは同じ手順でインストールしても マイナンバーカードの読取りエラーが解消しない。

仕方ないので、インストール成功した別のPCから申請することにする。


[2022.2.12追記]

昨日まで正常に使用できていたシャープのカードリーダーが今日試したら、Windows11のPC 2台でマイナンバーを認識しなくなった。

Windowsの更新が原因なのか、jpki等のソフトが悪影響しているのか不明。

このままではe-taxの申告ができなくなってしまうため、慌ててe-tax対応のカードリーダーをAmazonで注文した。
 

 

 

 

Amazonでe-tax対応カードリーダーを探すと、千円以下の中華品から、ソニーの4千円近い商品、1万円以上の物までいろいろあって迷った。
口コミサイトで大手銀行や行政機関で実績があって安心と書かれていたSCR3310v2を注文したが、Windows11で正常に使えるかどうかまだ分からないため、届いたら結果を追記予定。

ちなみに購入商品SCR3310v2 のサクラチェッカーとレビュー探偵のレビュー信用度は合格だったが、

 

 

 

 

 

 

 

 

多種カードに対応した中華ブランドのカードリーダーやAmazon評価が5点満点の安物商品のレビュー信用度は「非常に危険」と表示された。
 

 

 

 

 

 

 

 

[2022.1.13追記]

昨日Amazonで注文したカードリーダ scr3310 が届いたので、早速ドライバーを以下サイトからダウンロードして確認した。

 

 

 



2台のWin11 PCで試したが、
元々 e-tax用に準備したPCではWeb版e-taxで正常に読み取れたが、e-taxソフトの認証はエラーとなった。
2台目のPCでは正常にe-taxソフトの認証を通過した。


カード読み取りができなくなったシャープのカードリーダーを再確認してみた。
昨日チェックした2台のPCでは読取り不可だった。
リーダーのインジケーターはカードを差しても緑点滅だった。

3台目のWindows11 PCを準備してe-taxソフトを入れずに確認したところ、カードが正常読取りされるのを確認した。
リーダーのインジケーターはカードを差すと緑点灯した。


やはり、e-tax関係のソフト(jpki?)がシャープのカードリーダーに悪影響している気がする。


[2022.2.16追記]

2台目PCからのe-taxソフトからの申告(xtxファイル取り込み)で
所得税確定申告はうまくいったが、消費税の申告がエラーとなってしまった。

 

 

e-taxソフト起動時の警告によると2/15に消費税の項目が更新されたとある。

 

 


必要と思われる帳票は何度も上書きで取り込んだが、同じエラーが出るため、Web版e-taxから申告した。
数日前までxtxファイルの取り込み画面が存在しなかったが、本日(2/16)は取り込み画面があり、消費税申告が完了した。

PDFイメージの添付は、e-taxソフトからは何度か試行錯誤したが、結局エラーとなってしまうため、これもWeb版e-taxからPDF送信した。

認証にスマホとPCのカードリーダーの両方が必要と思い込んでいたが、インストールするJPKIソフトの選択を間違えたのが原因で、カードリーダーの使用だけでスマホ認証はせずに済んだ。

インストール時の不具合、帳票の選択の手間等、面倒の多いe-taxソフトを無理に使うよりも、Web版e-taxを使えば同等の機能が備わっており、PC版e-taxソフトの存在意義が今ひとつ理解できない。


e-taxパスワードは数字4桁で何度も認証を求められるのだが、電子署名のところで英数混在のパスワードを要求され、そこで間違えて数字4桁を入れてしまった。
3回間違えるとアウトで、市役所へマイナンバーを使用可能にする手続きに行かなくてはならないのだが、この罠に引っかかる人は結構いそうな気がする。


e-tax用に準備した2台目PCのSSDのデータが吹っ飛んでデータが認識しなくなった。
PCをスリープから復帰したら異常に動作が重くなり、タスクマネージャーで強制的にPC再起動したら、SSDがBIOSでも認識されなくなってしまった。
SSDが吹っ飛んだのとe-taxソフトが無関係かどうかは不明だが、e-taxのソフトはPCに負荷が掛かる気がする。

e-taxの申告は完了したので、安全のため1台目のPC(e-taxソフトからマイナンバーが認識できなかった方)をWindows11のクリーンインストールした。

SSDが吹っ飛んだ2台目PCの再セットアップは、SSDを購入して届いてからとなる。

 

[2022.4.10追記]

家族のマイナポイント応募のため、PCからカードリーダーで読ませようとしたが、マイキーID設定でエラーとなり、本記事記載の手順同様に "MKJSsetup.exe" を互換性オプション指定でインストールしたが、それでも認証に不十分だった。
公的個人認証サービス 利用者クライアントソフト "JPKIWin_Edge_Chrome_01-00.exe" をインストールしたらChromeからマイナポイントの手続きを進めることができたが、PC操作に不慣れな人には、この手順を完了させるのは無理かもしれない。

何度も書くが、国家レベルで推進しているマイナンバー関連ソフトのインストールで躓くようでは、本気で日本全国に普及させようとしているのか大いに疑問だ。
 

[2022.11.23追記]

 

たまたま無関係のソフトのインストール対策でいじっていた副産物だが、シャープのカードリーダー RW-5100は以下設定をオフにすればWindows11でも使えるようになった。

もちろん、Win11の標準ドライバーではなく、昔シャープのサイトからダウンロードしたWin8.1用の専用ドライバーをインストールした。

 

[設定]-[プライバシーとセキュリティ]-[Windowsセキュリティ]-[デバイスセキュリティ]-[コア分離]
の「コア分離の詳細」をクリックし、「メモリ整合性」をオフにすれば "sys" ファイルの
読み込みエラーだったものが読み込み可能となることを確認した。

 

<互換性のないドライバーにシャープの"RW51x64.sys"がリストアップされた>

 


この設定をオフにするとセキュリティレベルが下がってしまうので、試される方は自己責任でどうぞ。

 

 

[2023.2.16追記]

2022年度のe-tax申告は、PCにインストールするタイプのe-taxソフトは入れず、Web版e-taxで農業簿記ソフト出力の "xtx"ファイルを取り込み、別途添付の必要なPDFもWeb版から添付した。

 

これも数ヶ月前に依存ファイルのインストールして事前準備しておいたのだが、2/16に申告しようとしたらEdge版がエラーとなったため、Chromeから申告した。

 

依存ファイルもいろいろありすぎて何を入れたか忘れてしまったが、公式ページに必要なファイルの説明は書いてある。

 

e-Taxソフト(WEB版)を利用するに当たって | 【e-Tax】国税電子申告・納税システム(イータックス) (nta.go.jp) 

 

 

相変わらず素直に入らない物があり、PCに不慣れな人にはハードルの高い作業と思う。

 

 

 

[2023.2.24追記]

確定申告完了翌日に、mapfanのキャンペーン応募ページを開こうとして表示されたポップアップをうっかりマウスクリックしたところ画面がロックされ「ウィルスに感染しました」と定番の詐欺メッセージのアナウンスが流れた。
Ctrl+Alt+Del で強制終了させたが、心配だったためWindows11をクリーンインストールした。

その後数日して、確定申告の別紙資料を添付するのを忘れていたのに気づき、Web版e-taxでPDFの追加添付を行った。

"eTaxWEB_IEsetup.exe" の管理者権限でのインストールは予想通り途中で先へ進まなくなる現象が発生した。
本記事記載の互換性インストールの手順で無事入れられた。

ただし、Web版利用で Javaは入れてないし、Pathの設定もしていない。

 

e-taxのページで必要と警告表示されるプラグインを指示通り入れたが Edge でのe-tax login はエラーとなるため、Chromeから申請した。

カードリーダーは今回 シャープのカードリーダー RW-5100 を使ったが、Windows11でも無事認識されることを確認した。