それほど低スペックでない筈のPCが異常に重い現象に悩まされていた。

 

〇 PC: Panasonic Let's note CF-MX4のスペック

・発売年: 2015年
・CPU: Core i5 5300U 2.3GHz
・メモリ: 4GB (オンボードのみ)
・ストレージ: M.2 SSD 1TB(標準の128GBから交換)
 

結論に達するまでの試行錯誤した経緯が長いため、最初に結果を書くと、データ置き場としてD:ドライブのパーティションを設けていたのを削除し、C:ドライブのみにしたら改善した。

 

以下、経緯と試したことを書く。

中古購入したPanasonic Let's note CF-MX4のM.2 SSDを1TBに交換したのだが、動作が異常に重く、フォルダを開くのも、Webを開くのも数十秒待たされる状況だった。

 

前回の記事: パナ Let's note CF-MX4のSSD交換

https://ameblo.jp/yao312jp/entry-12607047749.html

 


 

SSD交換前のオリジナル状態でベンチマークを取らなかったが、元々の状態でも重かったのか気になり、元々付いていた128GB SSDのPanasonicリカバリー領域から復帰させたらどうか、と考えた。
 

だが、前回のM.2 SSD交換の際、分解で大量のねじの付け外しで手間取り、SSDにへばりついた粘着シートを破いてしまったため、分解して128GBに戻してバックアップ後、再度1TBに付け替える作業の気力がわかなかった。

USB-M.2 変換器をAmazonで探すと、2000円以下で100円引きクーポンもあったため購入した。

 

 

 

 

 

ちなみに、上記商品のレビュー信用度を確認すると、サクラチェッカーとレビュー探偵の評価は「非常に危険」と表示された。

 

サクラチェッカー結果:
https://sakura-checker.jp/search/B07THYTWHC

 

レビュー探偵結果:
https://review-tantei.com/detail/B07THYTWHC/

 

だが、クーポンにつられたのと、Amazon商品ページのQ&Aや低い評価レビューに対してもメーカーから丁寧な回答をしており、安価な製品群の中ではサポートもよさそうだったため注文確定した。
レビューがサクラであっても、商品がまともに使えれば大したことではないし、安心を求めて倍近い価格の商品の購入意欲は湧かない。

 


Acronis TrueImage 2020を使って128GB SSDのリカバリー領域と元々のアップグレード版Win10領域をバックアップし、Acronis TrueImageの起動DVDを作成して1TB SSDに領域コピーしたが、元々入っていたWin10 (アップグレード)は起動領域エラー警告が出て起動しなかった。


尚、1TB SSDは直前までWin10を入れていたため、Win10インストーラから起動してdiskpartコマンドで cleanにして領域解放後、Acronis TrueImageの起動ディスクからリカバリー領域コピーを行った。

 

diskpartコマンドの使用例については、以下記事で触れた。

2018.8投稿:PC作業メモ:3TB HDD認識不具合と1600MHz動作PCに1333MHzメモリ装着結果

https://ameblo.jp/yao312jp/entry-12398624687.html

 

 

 

Bios設定を色々見直したが未解決でリカバリーは断念したが、ちょうど出たばかりのWin10 2004バージョンのインストーラでクリーンインストールを試した。

最初にリカバリー領域以外を解放してできた領域をC:に全て割り当てて設定したところ、Win10の体感速度が軽快に感じられた。

その後、C:ドライブの領域を縮小してデータ用にD:ドライブを作成したところ、動作が重くなった。
尚、D:ドライブを作るのは、もしシステムに不具合があった場合もD:ドライブに置いたユーザデータを保護するためだ。

 

本当に軽快さが違うのか気になったため、D:ドライブの存在する状態と、再度クリーンインストールしてC:ドライブのみとした場合でCrystalMarkのベンチマークを取ってみた。

 

<D:ドライブの存在する場合のベンチマーク結果>

 

<C:ドライブのみの場合のベンチマーク結果>

 

ベンチマークの結果は数字が大きいほど処理能力が高いことを示す。

総合評価の結果がD:ドライブ付きの方が高いが、数値の差が僅かなので、ベンチマークの結果の差は誤差の範囲内でほぼ同じともいえる。

ベンチマークの結果で性能変化は見られなかったが、何か操作をした時の体感速度がまるで違う。

 

フォルダーを開くのも、Webページを開くのもイライラが軽減され、Youtubeのページを開くのに数分待たされていたのが許容範囲の動作速度となった。

 

尚、他の原因でWin10が重いのを解消した記事は以下に書いた。

 

2018.7投稿の関連記事: PC作業メモ: Win10が異常に重い(その2)
https://ameblo.jp/yao312jp/entry-12394003821.html