Panasonic ドアモニVL-SDM310のチャイム連動・スマホ連携機能を試したいと思って数年経過し、手頃な価格で出品されたのを見つけてやっと入手した。1台購入して予想していた機能がほぼ期待通りで充足感に浸っていたら、もっと安い出品があったため、迷った末に2台目も購入した。
最近出費するつもりのないことに手違いで大金を使ってしまう失敗があり、それに比べれば役に立つ買い物ならいいか、飲み会に数回参加して無駄遣いすればこれ以上の金額になるし、と自分に言い聞かせた。
最初に買った方は親戚用、後の方は自家用とした。

楽天オークションがまだあったころ、VL-SDM310の即落1万円の新品特価品が出品されたことがあり、盗品じゃないだろうか、と入札を迷い、設置予定の親戚の了解を待っていたら、ライバルに先を越されてしまった。
その後、楽オクは閉鎖となり、ヤフオクやメルカリ等で探しつつ、同じ位の価格の出物に拘って買う機会が得られずにいた。
似たような型番ならいいだろうと、数年前に旧型のVL-SDM300を買ったら、スマホ非対応で、チャイム連動機能もなかった。

以下は現行VL-SDM310と旧型VL-SDM300を並べた写真である。

 



<左:現行VL-SDM310、右:旧型VL-SDM300>

外観はそっくりなのに、チャイム連動、スマホを子機にできるかどうかで、かなり使い勝手が異なる。
VL-SDM310の方はチャイムが鳴った時にメール転送機能を使って自動で写真を送れるので、写真をPC保存でき、WiFi電波の届く範囲でスマホが最大4台まで子機として使用できる。
VL-SDM300はチャイム連動もなく、親機にしか画像を保存できず画像の取り出しもできない、自動でできることがない。


親戚の家では別棟にいるとチャイムが聞こえないため、来客が分からないことが度々あった。長距離の無線電波を謳ったチャイムを追加で買って設置してあるが、別棟まで電波が届かず、目的を果たせなかった。


自家では、玄関チャイムを鳴らしても、家族が部屋の戸を閉めてしまうと来客に気付かないのでドアモニを活用することにした。

PanasonicのQ&Aページでは、カメラの設置場所が引き戸には対応していないと明記されているが、説明を杓子定規に捉える必要はない。


http://jpn.faq.panasonic.com/app/answers/detail/a_id/8508/~/%E5%8F%96%E3%82%8A%E4%BB%98%E3%81%91%E5%8F%AF%E8%83%BD%E3%81%AA%E3%83%89%E3%82%A2%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6


http://jpn.faq.panasonic.com/app/answers/detail/a_id/20808/hb_cd/VL-SDM310/session/L2F2LzEvdGltZS8xNTExMTIyNjY4L3NpZC9mVWZsRTdSdDhWd2QlN0UyY2NUaTc3VFNiVzd2VmdnOFBSMiU3RUk1UExmRkxkbURnM1puUmptQkxPJTdFJTdFQlJqVGYxOTFPOWJXM29zbGRfd2EwbEZLQU1MYk1HTiU3RWtSOGg1TlBXNjZTT0s4YVNsRXhZUFZGbEM3eXMwdFlRJTIxJTIx

玄関に釘でも柱でも引っかけられるところさえあれば、結束バンド等を使って固定すればよいだけの話だ。



予想と違ったのは、チャイム音の検出はカメラ側ではなく、親機をチャイムのスピーカー近くに置いて行うところだ。
最初は説明書を見ずにカメラ側を持ち歩いてチャイム音のスピーカーから離れたところで設定しようとして無駄なことをしてしまった。
チャイム音認識の初期設定時は、カメラ側を玄関に取り付け後、親機をチャイム音のスピーカーの近くに置いて設定ボタンを押して玄関まで行くと、チャイムを押すよう案内の音声がカメラ側から流れる。

VL-SDM310のWiFi接続、チャイム連動、スマホ通知はほぼ期待通りの機能だった。
惜しむらくは、カメラに映った画像が頭上からとなるため顔が判別できないのとチャイム認識の誤反応だ。
チャイム音に反応しなかったり、逆に電話のベル音や犬の鳴き声に反応することが頻繁にある。
犬が鳴いた時なら誰か来た時なので丁度いいだろう、と思うかもしれないが、人が食事をしていると分け前を催促して鳴くので、食事時にスマホ子機からピンポンと鳴ることになる。結果として、本当の来客時以外に、毎日の食事時や散歩の催促等で犬が鳴く時はピンポンと反応してしまう。
尚、スマホ子機に通知が来るタイミングが、客がチャイムを押してから3秒ほど経ってからとなるが、それだけの間があると、訪問者がその場を動いてしまいカメラに映らないことが度々ある。

また、スマホ子機をWiFi圏外に持ち出して戻ると、親機との接続が切れてしまい、通知が届かなくなることがある。

 

 

<スマホ子機接続エラー画面>

(画面が割れているのは中古ジャンク品のためでエラーとは無関係)

 

VL-SDM310の通信設定では、メール転送機能の登録で手こずった。
SMTPサーバーはgmailやYahooメール等のフリーのものを利用すればよいと思ったのだが、gmail、YahooメールのSMTP設定の解説ページ通り正しくSMTPサーバー、ポート番号、ユーザ名、パスワード等を設定している筈なのにTSL/SSLのどちらを選択してもエラーになってしまう。

gmailの方に以下メールが届いていたが、セキュリティが厳しくて対応できないということだろうか。

 

<gmailに届いた警告メール>


色々試行錯誤して最終的に設定できたのは以下Yahooメール設定だ。

[SMTPサーバー] smtp.mail.yahoo.co.jp
[ポート番号] 465
[セキュリティの種類] SSL
[SMTP認証] する

 

 

<YahooメールでうまくいったSMTP設定>


YahooメールのSMTP設定の説明ページを見るとポート番号"587"を指定するよう書いてあるが、SSL/TSLのどちらにしてもドアモニは認証エラーで通らず、ポート番号"465"、認証をSSLにすると通った。

https://www.yahoo-help.jp/app/answers/detail/p/622/a_id/80689


ポート番号465はYahooのSMTPの解説ページには記載がないがダメ元で試したら使えた。
尚、ユーザ名の後ろに "@yahoo.co.jp" は付いても付かなくてもどちらでも使えた。



尚、以前から所有の旧型VL-SDM300は別棟に家族がいる時の連絡用に使用することにした。
別棟には電話子機が置いてあるので、通常はそれを使って連絡しているが、家族が電話子機の操作を間違えて、通話不可状態となっていることが時々あった。
旧型VL-SDM300もカメラが付いているので、姿を映すこともできるし、相手が受話器を取らなくても会話ができるので、電話の親子通話よりお手軽だろう。ただし、呼び出しはこちらからの一方通行ではあるが。


VL-SDM310のチャイム連動、スマホ子機、WiFi電波活用を試したくて数年待って実現したのだが、来客や防犯対策には、チャイムやネットワークカメラよりも、飼い犬の鳴き声が一番分かりやすくて役立っている。
 

 

[2017.12.10追記]

犬の鳴き声に誤反応する件は、感度を一番低くしたら誤反応が減った。

感度が 高~やや低い の範囲ではダメだった。

しばらく様子見したが、肝心のチャイムへの反応が悪くなり、犬の声への反応も時々あるので、設定を元に戻そうか迷っている。

メルカリ等のサイトをチェックしたら、VL-SDM310のさらに安値の出品を見つけた。

さすがに3台目は見送り、しばらくしたら売り切れた。

やはり人気商品なのだろう。

 

 

[2018.3.13追記]

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ドアモニと本記事に関するアンケート:
https://questant.jp/q/BCBHAQWQ



[2018.7.31追記]
参考までに、親戚の家でのドアモニ活用状況については以下で触れた。

 

2018.7投稿:「auひかりでプロバイダー変更 (その3)」
https://ameblo.jp/yao312jp/entry-12385998369.html


ちなみに飼い犬の写真は以下に掲載した。

2018.10投稿:「お散歩グッズ

https://ameblo.jp/yao312jp/entry-12410758153.html

 

 

[2022.4.1追記]

VL-DM310後継のドアモニ VS-HC400を試したので記事にした。