親戚宅でのauひかりDTIからauひかりSo-netへのプロバイダー変更が完了し、7/1-7/2の空白期間のみで7/3からインターネットが再利用できるようになった。その経緯を書いた前回までの記事は以下の通り。

・前々回記事:auひかりでプロバイダー変更
https://ameblo.jp/yao312jp/entry-12378269072.html

・前回記事:auひかりでプロバイダー変更(その2)
https://ameblo.jp/yao312jp/entry-12381328034.html

もうゴタゴタはないだろうと思っていたが、そうはいかなかった。
NTT工事業者さん(KDDIではなくNTTらしい)の訪問があり、工事を進めてもらうと「NTTとKDDIの間の切り替え手続きが済んでいないため、従来のauひかり回線を再利用することができない」とのこと。
「auひかりの古い契約(DTI)の問題があるのか?」と聞くと「NTTとKDDIとの間の問題で、DTIは関係ない。古い配線を使わずに、追加でもう1本引けば問題ない」という。
壁に穴を開けないために、ここまで時期を遅らせて調整したのに、追加で線を引くのが必要なら、最初からそうすればよかっただけのことだ。
KDDI開通センターに電話で状況を問い合わせると、「DTIの回線が廃止になっていないのではないか、解約申し込みをお客様自身でして下さい」という。6月末に既にDTIのインターネット契約は終了し、7/1からネットが使えない状態となっているが、以前のDTIとのやり取りで、契約終了から廃止まで1週間掛かるようなことを言っていた気がする。

「次回工事日は最短でいつにできるか?」と聞いても答えられないといい、「再調整して、また工事が進められなくても、お客様の自己責任です」とのこと。

施工業者さんは「次の家の工事予定があるので、延期するかもう1本回線を追加で引くか早く決めてくれ」と困った様子で急かしてきた。
古い回線の再利用可能となったのを確認する方法が不明で、工事日を再調整していてはいつになるかわからず、その間ネットの使えない空白期間が長引いてしまうので、追加配線工事を依頼した。

心配していた壁への穴あけや釘打ちはせずに済んだ。古い配線が細いパイプのような通路を通して配線されており、同じところを通すことで、光ケーブルの端子を差す壁ソケットの追加のみで済んだ。

So-net申し込みから開通まで、想定外のゴタゴタ続きだったが、無難なところに落ち着いたと思う。

(結果オーライともいう)

工事日が1日早ければ、麦刈りの農作業に追われて私が業者訪問に応対できなかったと思われ、工事が延期になっていた可能性が高い。
また、地区の役員行事に不参加の連絡をしていたため麦刈りが捗ったが、律儀に行事に参加していれば麦刈りが終わらず、まだ農作業の手が離せなかったと思われる。

久しぶりに親戚の屋内の様子を確認したら、Panasonic ドアモニ親機の電源が抜かれ、WiFi中継器は片づけられていた。
ドアモニはタコ足配線でアダプターが差してあるのが気に入らず、外したようだ。これでは、スマホ子機がチャイム連動されず、来客の写真の自動メール転送もされない。
WiFi中継器は、甥の部屋までWiFi電波が届くようにして欲しいとの依頼で設置したのだが、何も線が繋がっていない機械(中継器)がコンセントだけ繋がって置いてあるのを無駄と思い、片づけたらしい。

どちらも設置時に説明はしたのだが、関心のない人からすると、訳の分からない邪魔な物でしかないようだ。

 

業者さんが帰った後、ルーター等の電源を入れなおして、インターネットの利用可能となったのを確認したところで、auひかりの電話機が使えないと親戚から言われたが、説明書に一週間後から利用可能と書いてあると伝えた。

 


尚、6月下旬にスマートバリューの契約通知が届いたが、別居の家族がスマートバリュー対象リストに載っていなかったため、問い合わせた。
リストになかったので心配したが、今までスマートバリュー適用だった家族についてもそのまま継続されるとのこと。

 

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※ [2018.7.6追記]

auのスマートバリュー適用状態をWeb申し込みページから確認したところ、
6月の時点では適用中だったのが、7/6に確認したら適用が外れていた。

https://www.au.com/mobile/charge/charge-discount/smartvalue/

上記ページから改めてスマートバリュー申し込みを行ったが、適用は8月からと表示された。

 

スマートバリュー、古いauひかり配線の再利用の件では、オペレータはその場しのぎで適当なことを言ったのかもしれない。

オペレータの言葉を真に受けずに、時期が来たら自分で再確認が必要なようだ。

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また、スマートバリューについて記事を調べていたら、以下の記事が見つかった。

https://tokuhayanet.com/au%E3%81%B2%E3%81%8B%E3%82%8A/%E7%A2%BA%E8%AA%8D%E5%BF%85%E9%A0%88%EF%BC%81au%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%90%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%81%AB%E8%90%BD%E3%81%A8%E3%81%97%E7%A9%B4%E3%81%AE%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%AA/

なんと、スマートバリュー適用すると、初期費用免除の特典が対象外となってしまうらしい。もし、So-net申し込み時にスマートバリューのオプションを外していたら、初期費用約4万円は免除され、スマートバリューは継続となっていたのか気になる。
だが、済んだことを今さら問い合わせるのも面倒だし、オペレータから「何を言ってるのかわからない」とまた言われてしまうのも嫌なので、これ以上しつこく問い合わせるのはやめておいた。

尚、以下記事によると、au公式以外では工事費免除はないらしきことが書かれている。

http://yasashikunet.com/auhikari-syokikoujiwari/

 

また、auひかりの工事費用は実質的工事があってもなくても規定料金が請求されるようなので、屋内配線工事なし(古い配線を流用)でも同じ金額を請求されるのかもしれない。

https://www.hikari-au.net/au/cost

 

 

auひかりプロバイダー変更を進めるにあたり想定外のゴタゴタは多数発生したが、あらかじめどんな難題が起きるか分からない中で取った選択はベストに近い物を選び、妥当なところに落ち着いたと手前味噌で考えている。



[想定外のトラブル対処とトラブルを未然に防ぐため行った対策]


・KDDIとSo-netからはNTTアナログ戻しが必要と言われ、NTTからは不要と言われ混乱したが、結局アナログ戻しする以外の手段がないことを方々へ問い合わせて確認。

 

・NTTとKDDI工事日を月末や土日の手数料の余分に取られる日を案内されたが日程をずらして調整。

 

・So-net申し込みをキャンセルしたい衝動とBiglobeキャンペーンの誘惑を退けたが、方々へ問い合わせを行い納得の上So-netを推し進めた。

 

・キャッシュバックの通知を漏らさないようプロバイダーメール(ほとんど不使用)をYahooメール(普段利用)へ自動転送設定。

 

・So-net公式の通常キャンペーン以外に紹介キャンペーンを追加適用。

 

・DTIから古い屋内配線撤去は必須と言われたが、KDDIに再確認して配線再利用で問題ないことを確認してDTIと再交渉して了解を得た。

 

・工事日当日に、それまで計画していた古い回線の再利用が不可と判明し、新しく回線を引く決断をした。

ネット利用できない空白期間を最短とし、So-net開通遅れによる事務手続きの混乱発生を避けた。


当然だが、事が済んだ時点で判明するどうすれば理想的だったか、ということと、結果の見えない段階で乏しい情報の中で選ぶベストと思われる判断は異なる。

古い話だが、昔の会社の上司が以下のようなことを言っていたのを心に留めている。
「頼りになる判断材料が乏しい中でやる仕事だから失敗するのは仕方がない。ただし、後日なぜそういう判断をしたか、その時の状況の中ではベストな判断であったことを説明できるようにしておきなさい」
この上司は、今までに勤務した職場の中で数少ない尊敬できる人だった。
結果がわかる前から言い訳の準備をするようで、いかにも官僚的なセリフのようにも思えるかもしれない。
精神論や原則論に拘る人からすると、基本的な姿勢がおかしい、と言われかねないかもしれない。
だが、取っ掛かりの掴みにくい仕事に取り組む際に、建設的に物事を進めるには適した考え方だと思っている。闇雲にガムシャラに行動して空転するよりは、乏しい情報の中でその時点で最善と考えた根拠を明確にしておけば、結果がどうあろうと後悔はせずに済むと思っている。

予め宝くじの当選番号を知っていてそれを選ぶようなことは、不正でもしなければできないのだから。

 

ここで言う「ベスト」とは、他人が考えるベストと一致しなくてよい、自分が納得していればよいと考えている。また「納得」とは完全理解までは至らないが、他に手段がないことを問い合わせて確認した、という程度のことも含む。

 

自己判断で行動していれば、状況変化のあった時、もっとよい手段を思いついた時や問題点に気づいた時に臨機応変に対応を変えることができる。だが、人の指示に言うなりになって訳が分からないまま行動してると、問題に気づいても考えが縛られてしまい、深く考えず対処しない、ということになりかねない。

auひかりプロバイダー変更の件は、私からすると自己判断だが、親戚からすると丸投げとなる。

So-net申し込み前に、親戚のところにフレッツ光の代理店から電話による売り込みがあって申し込みを検討したらしいが、得意分野でなければ、得体の知れない業者に任せるよりも信頼のおける相手に任せた方が得策だろう。


専門家の意見を尊重するのは当然だが、自分の判断で取捨選択して決めることは大事と思う。他人の言うなりだと、前提と異なること、想定外のことが起きた時に、自己判断で対策が取れなくなる。

部分的に対策を取れば済むことを、状況理解が不十分で、やろうとした試みそのものを全否定して撤回してしまうのは粘りが足りない。

 

ホリエモンのロケット2号機の打ち上げが失敗したようだが、これも部分的に問題個所を見直せばよいだけのことかもしれない。

https://www.jiji.com/jc/movie?p=n001010

このまま撤退してしまえば、「欠陥だらけのロケットに、成金がムダ金を注ぎ込んだ無謀な試み」という評価で終わってしまうだろうし、再挑戦して成功すれば「偉大な試み」という正反対の評価が付くだろう。
いずれにしも、資産家にしかできない一般人に縁のない試みではあるが。

 

[2018.7.7追記]
自己判断が大事だと書いたが、会社勤めしていると自己判断、臨機応変な対応はしばしば批判を受ける。そんな窮屈さが嫌なのも自営業となった理由の一つだ。自己判断、臨機応変な対応も、それが許容される環境でないと難しいかもしれない。

ちょっとした思い付きを一々ホウレンソウするのは、話し掛ける側も聞く側も互いに煩わしい。聞く側が不機嫌だったりすると、それだけで余計なことを言うのは止そう、と提案も打ち消しになったものである。こういう考え方自体が、組織での協調性に欠けるといえなくもないが。