OECDのトリクルダウン否定の報告書を受けて | 反新自由主義・反グローバリズム コテヤン基地

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ヤン・ウェンリー命は2ちゃんねるのコテハンです。

反新自由主義・反グローバリズムコミュニティ【ブルーオーシャン】の管理人もやっています。

はいコテヤンです。えぇえぇ、だいぶ前のブログと時期が空きましたね。
まぁ仕事が忙しかったのと、ちょっと色々分析していくのが面倒くさくなって休んでたの両方あるんですけどねw

さてOECDがトリクルダウン否定の報告書をまとめました。
http://buzzap.jp/news/20141220-oecd-report/
OECD「トリクルダウンは起こらなかったし、所得格差は経済成長を損なう」という衝撃の報告について

んでね、ケインズ派の私としましてはやっぱりねぇという感想しかないのですが…
過去記事では新自由主義の優等生チリの例を上げて、新自由主義を批判したこともありましたっけ(記憶が定かではないし読み返そうとしない怠け者です)

つまりです、安倍内閣が推し進めようとしている新自由主義的な政策や増税は、確実に日本をまたデフレにし、また格差も広がることでしょう。
んで批判ばっかりしててもあれなんで、政策提言。

1)消費税ではなく法人税、所得税の累進制の強化及び消費税の減税
これは低所得者の税金軽くしろってことですね。要は中間層に厚みを持たせるための税制です。
「えっ?じゃぁ富裕層は逃げていくんじゃ?」
いやだってトリクルダウン起こらないんだよ?
「大企業が逃げていくんじゃ?」
中間層が復活すれば内需拡大、外国に工場持って日本に輸入するコスト考えたら大丈夫でしょ。
もう一個の方策も後述します。

2)公共事業による国土開発
国家強靭化計画しかり、港の大型化しかり、インフラのさらなる整備しかり。
インフラ整備による運送等の生産性の上昇、利便性の向上は累進的な法人税を課したその対価として十二分に企業の生産性を向上するでしょう。
なれば資本移動もおこらんでしょ。

3)軍事力の大幅強化
アメとロシアの対立を受けて、露中の接近待ったなし。誠にきな臭い世界情勢です。おおぅ…日本は地理的にきついねぇ。
ということでデフレのうちにさっさと軍事力どんどん強化しておこうと。
公共事業、失業率対策にもなるしね。

ん?
「公共事業するってことは国債発行するんでしょう?財政破綻大丈夫?」
いやいやいやいや。内債で財政破綻は起こりません。

中野剛志著書による「保守となんだろうか」に出てくるコールリッジ曰く
「内債は家に中で夫婦でポーカーをやっているようなもの」


ちゅーことで、本日は終了。ちゃんちゃんと。
あと近日中にロシア・クリミア情勢を受けての国際情勢の分析を発表したいなと。これ結構やばい。もうちょっと調べるのに時間がかかるのじゃ。しばしお待ちをちゃんちゃんと。



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