大阪都構想と橋下徹の抗争 | 反新自由主義・反グローバリズム コテヤン基地

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ヤン・ウェンリー命は2ちゃんねるのコテハンです。

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はいコテヤンです。
前回世界情勢についての分析とか言ってましたが、興味が他の方に言ってしまいほぼ進んでおりません。
いつものことですwwww

んで今日は藤井聡先生と橋下徹市長の一連のこと、また維新が推し進めたい大阪都構想について考察していきますです。はい。

ep1 事の発端~危うし大阪都構想7つの事実~

来年5月に迫る大阪市住民投票。維新が進める大阪都構想は2014年、多くの市民にとっては
「なんかええんちゃう?なぁそうちゃう?」
「ええんちゃうかな?ちゃうか?」
と一部を除いては割りと肯定的であったような気がする。
もちろん一部には否定的な意見もあったが、その大半は橋下市長の新自由主義的な部分、人間性の部分が信頼出来ないという事に論拠を発するものだとされていた。

・・・・・少なくとも大阪都構想肯定派はそう見ていた。2つの事件が起こるまでは。

ひとつは在日特権を許さない会、いわゆる在特会の代表である桜井誠氏と橋下市長の対談である。
以下がその一部始終。とくとご覧いただこう。



断っておくがこの対談は橋下市長が呼びかけたものであり、桜井誠氏は応じただけである。
・・・・・が
時間に遅れたことを悪びれる様子もなく、呼び出しておいて最後には帰れとのことである。
あとの内容の評価は諸氏にお任せするとしよう。


さてとは言ってもまだ大阪市民は大阪都構想について、明確な反対の世論が盛り上がるわけでもなければ、明確な論拠を持って否定をするものでもなかった。
いや、情報が少ない、もしくは印象操作をされていた。そういうことかもしれない。

こんな微妙な空気のなか第2の事件が起こったのだった。

2015年1月27日
-京大の藤井聡教授による大阪都構想を破壊するに十分な威力の不都合な7つの事実の公開-

詳細は以下をご覧いただこう。
【藤井聡】大阪都構想:知っていてほしい7つの事実

要約を抜粋する。
【事実1】今回の住民投票で決まっても,「大阪都」にはなりません
【事実2】今の「都構想」は,要するに「大阪市を解体して五つの特別区に分割する」ことです
【事実3】年間2200億円の大阪市民の税金が市外に「流出」します
【事実4】流出した2200億円の多くが,大阪市「外」に使われます
【事実5】特別区の人口比は東京は「7割」,でも大阪では「たった3割」
【事実6】東京23区の人々は,「東京市」が無いせいで「損」をしています
【事実7】東京の繁栄は「都」という仕組みのせいでなく,「一極集中」の賜(たまもの)です


藤井聡教授と言えば国土強靭化計画の立案者であり、現内閣参与として政府にも係る人物である。
第一報を聞いた橋下市長は相当に慌てただろうことは言うまでもない。

「・・・・前回選挙で議席を伸ばせなかった・・・何としても都構想を実現せねば支持は離れていくだろう」
「・・・・っておい!この記事、しかもあの藤井かよ!」
「・・・・くそっったくっ!あの野郎!そっちがその気なら!潰してやる!」
「・・・・維新の…いや俺の邪魔をしやがって!」
「すぐさま反撃に出ないと!俺の維新の生命線が断ち切られかねん!」

長年橋下市長をウォッチし続けてきた者からすると、こういう心境でも不思議ではない。

橋下市長の行動は早かった。

2015年1月29日
-橋下市長の記事に対する会見-



ここから橋下市長は反撃の狼煙を上げていくこととなる!



ep2 反撃の狼煙~手段は問わない!言論を弾圧せよ!~

・・・議論とは何なのだろうか?議論とは喧嘩ではない。では議論とは?お互いの立場を明確にし、論拠を出し尽くし、議題に対してより正しい結論を導く共同作業のようなものだ。

・・・競争とは何だ?競争に敗れたものはどうなる?惨めに暮らしていくしかない。俺が、俺が豊かになるために、俺が満たされるために勝つしかない。勝ち続けるしかない。たとえどんな手段を使っても。



反撃の狼煙は上がった。
「・・・・な~に、いつもの常套手段さ。いつもどおりやれば大丈夫。」
「・・・・なんせ相手は喧嘩もできない学者だからな」
「・・・・メディアの前に引き釣りだして、とびっきりの赤っ恥をかかせてやる」
「・・・・まぁその前にTwitterだな。メディアに引き釣りだすために煽ってやれ」

1月末、橋下市長によるTwitterでの藤井聡教授への誹謗中傷始まる。

「・・・・そうだな、公開討論回答の期限の2月10日まで煽れるだけ煽ってやるさ」
「・・・・メディアの前に出せばこっちのもの。」
「・・・・煽る理由は2年2ヶ月前の藤井の動画でいいだろ」
「・・・・負けたら全て終わる。勝たなければ!」
「・・・・そうだ、京都大学の学長にチクってやろう!おたくの教授はどうなっているんだ!」


公権力を持つものがこれをやっていいのだろうか?
橋下市長の過去の言い分はこうである。
「大学教授も税金で給与をもらっているので、一緒の立場」

私の中に明確な形の疑問が湧いてくる。
・・・・えっ?市長と教授じゃ権力の適用範囲が違いすぎるだろ?



ep3 明けない夜はない~屈することは民主主義の死を意味する~

2015年2月7日
私は日々の激務で疲れた体を起こし、今日もいつもの日課のニュースサイトはさっと見て、RSSに登録してある各記事で興味深そうなものを見る。

・・・・そ~いえば藤井聡先生への公開討論の申し込み、どうなったんだろ?

あった…!

権力による言論封殺には屈しません




どうも公開討論は回答しないことにしたようだ。

・・・・そりゃそうだ。喧嘩しようとしている相手と議論なんてできるわけがない。
・・・・九条教でも無理だろww
・・・・市民投票まで100日?ってことは4月の統一地方選までは80日くらいか?これはひとつのターニングポイントだな
・・・・って討論するとか言っといて、事実と違う箇所の指摘ねーのかよ。やっぱ喧嘩じゃん。

ひとしきり読み終えたあとで、まだ頭がボーっとしている。そんな頭のなかでこの言葉が浮かぶ。


・・・議論とは何なのだろうか?議論とは喧嘩ではない。では議論とは?お互いの立場を明確にし、論拠を出し尽くし、議題に対してより正しい結論を導く共同作業のようなものだ。

・・・競争とは何だ?競争に敗れたものはどうなる?惨めに暮らしていくしかない。俺が、俺が豊かになるために、俺が満たされるために勝つしかない。勝ち続けるしかない。たとえどんな手段を使っても。


・・・自営業の(俺)には後述の言葉もわかる。でもそれは権力を持った人間のやるべき振る舞いではない。
私は私でいたいのだ。権力を持ったものが品性下劣になれば人は離れていく。身を持ってそのことを知っているじゃないか。


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ep4はこれからどうなるのか。
ちなみに私は藤井聡先生を強く支持しておりますので、文中に偏った表現がありますことはご承知いただきたく存じます。
また私見を述べるならば要約すると以下となります。

・橋下市長はドロドロの政局が得意な人。つまりヘドロチックな政治家である。
・橋下市長は手段は違法でない限り選ばない。
・この手の人間性は一時期隆盛するものの、人が離れるのも早いもの
・維新の命脈は長くて10年、短くて2年ほどと大予言。もう旋風は起こせない。100%。




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