はいコテヤンです。
どうも我々の本当のお隣の国、台湾で異変が起きているようです。
事の起こりは馬政権で中国との貿易などの協定を結ぶ法案が出されたのが発端だそうです。
んでたちが悪いのがこの法案、中身がブラックボックス。いえね、単純に公開されていないんだそうなのですよ。
ネットでしか情報収集が出来ないので、確たることは言えないのですが台湾国民が怒っているのは以下2点かと。
1)民主主義で情報も後悔しないブラックボックスの法案とは何事か!
2)ブラックボックスの中身は中国への併合が前提なんじゃないか?!
※馬総統は親中国の筆頭みたいなもんです。
さてまず1)ですがこれは怒って当然ですね。少なくとも中身もわからない法案を議会で強行採決するなど民主主義の根本を揺るがします。
では立法院占拠は正しいのか?についてまず考察しましょう。
議会は三権の一角を占め、立法する場所でありこれには国民であれば従わねばなりません。
あくまで「正当な手続きによって法案が通過したなら」という前提ですが。
で、法案の中身自体が情報公開もされないような法案が強行採決されたとあらば、これは完全に政府が「正当な手続きを欠いた」独裁者の如き振る舞いと言われて当然です。
つまりこの時点で「政府が民主主義をないがしろにしている」わけでして、それに対抗するには国民も「正当な民主主義的手続き」は踏めないのですね。
というか力には力で対抗せざるを得ないのです。
こ~言うことを言うと頓珍漢な輩が「日本の秘密保護法はどうなんだ!情報公開が民主主義の鉄則だろ!」とか反論してきますが…
民主主義的な手続きによって秘密保護法は成立しておりますのでね。おっと話がそれた。
んで2)。
これは国際情勢を鑑みても十分に有り得る話です。
ウクライナでのアメリカの失態における世界情勢の推移。
そもそも論から始めますが、パックス・アメリカーナは2008年に終わりました。この認識を多くの日本人、そして台湾人に持っていただきたい。以下が原因。
1)行き過ぎたグローバリズム(アメリカ主導)における、アメリカ政府の力の低下
グローバル企業やらのロビー活動やらがみのり、もはや民主主義は企業に支配されようとしているのだと思います。
グローバリズム=政府権限(民主主義、国民)の権限低下&グローバル企業の政治力強化
2)リーマン・ショックでのアメリカの経済的行き詰まりからの軍事プレゼンスの低下
3)中国の台頭におけるアメリカ一国支配の終焉&世界の勢力の多極化
以上はロシア・ウクライナ情勢及びシリア情勢ではっきりと見て取れます。
シリア情勢ではオバマ大統領が「レッドラインを越えた」といいつつ軍事介入できず。
ウクライナ情勢ではロシアに先手先手をうたれ、ショボくれた経済制裁しか出来ない。
もはや「強いアメリカ」「世界の警察」はどこにもいなくなったのです。これはオバマ大統領から別の大統領に変わっても同じことかと思います。
(オバマ大統領はちょっとひどすぎるけど…ねぇ…)
更にそもそも論になりますが、アメリカという国は基本的に孤立主義です。ほんの第二次世界大戦以前まではずーっと「他の国なんてどうでもいい、俺は関わらない」的なスタンスだったのですよ。
今まさにその内向きなアメリカになろうとしているのではないでしょうか?
さて、皆様ご存知のとおり中国は覇権国家です。完全に。
んでアメリカはウクライナ情勢におても「軍事介入はしない」と明言しておるわけです。
私が中国の主席だったらこれ幸いと台湾に移民を流入させて同化政策を図り、何年後かはわかりませんが「ウクライナと一緒じゃないか、だから併合するんだ!」とやりますね、確実に。
だってこれだとアメリカ動かないってわかったんだもん。
で、これは非常に怖い。
尖閣諸島が万が一、中国に奪取されると中国に太平洋への出口を与えてしまうという記事を前に書きました。
最近石破氏が対与党で強硬姿勢に転じてるのは尖閣諸島問題の影響か?
んでね、台湾が抜かれても同様なのですよ。
さて総論としまして、台湾は民主主義および独立を守るためにも是非とも台湾の方たちには頑張っていただきたい。
台湾人にはその気概と誇りがあると私は信じてやみません。
また金銭的援助であればやりようもあるのですが、ことは台湾国民の主権に関わることですので私にはブログに書くしか今のところできることがないのです。
大変に申し訳がない。日本人は東北大震災において多くの援助をして頂いた台湾への大きな大きな恩を忘れてはおりません。
私は台湾の民主主義を心から応援しております。
そして私達日本人も同様に頑張らねばなりません。
我々は9条を改正し、集団的自衛権を行使できるようにしなければなりません。
またパックス・アメリカーナは終焉を迎えたのですから、我々は我々の日本を我々自身で守らねばなりません。
また同様に我々と価値観を同じくする民主主義国、公正と平和を愛する国々を我々自身のためにも支援し、団結せねばなりません。
今まさに新たな国際秩序が生まれる過渡期に世界はあるのだと思います。
我が国は先の大戦で敗戦、隷従ほど惨めなものはないと、重く重く学んだはずです。
我々は如何なる国にも隷従はもうしない。我々の主権は我々日本国民にこそあり、それを守り貫き通すためにも我々自身が気を引き締めて頑張らねばならない。そう思う次第です。
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