はいコテヤンです。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120929-OYT1T00784.htm?from=ylist
石破幹事長、特例公債法案への協力条件引き上げ
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120930/stt12093010550004-n1.htm
「民主過半数割れなら不信任案」 離党者続出で自民・石破幹事長
このところ石破氏の与党への対決姿勢が明確に総裁選前よりきつくなっています。
勿論新聞の解説するように安倍総裁との歩調を合わせた、というのもひとつの見方ですが…軍オタであり軍事にかなり詳しいだけに、尖閣諸島での事態を憂慮して…という事ももしかしたらあるのかな?と。
で、尖閣諸島ですが本質的には太平洋を賭けた日米と中国のパワーゲームであり、歴史認識や領土認識などは表面上の理由にすぎないと、先に結論を申し上げます。
鄧小平の時代から中国は「第一次列島線」「第二次列島線」と言った軍事上の戦略を明らかに進めており、これは海軍増強により太平洋の覇権を取りに行こうというものです。
その証拠としましては下記地図を御覧下さい。
ご覧いただけば分かる通り、尖閣諸島までの中国の近海は浅瀬で音のやかましい原子力潜水艦は意味をなしません。
(原子力潜水艦は基本的に静音性に問題があります)
では何故こんな役に立たない装備を中国が2000年初頭から準備しているかというと、明確に尖閣諸島を支配下に入れ、そこから太平洋へ抜けることを目的としているからです。
広大な太平洋にさえ抜けてしまえばやかましい中国の原子力潜水艦といえど、アメリカ側が捕捉するのは容易ではありません。
従ってアメリカの太平洋における軍事的プレゼンスは大幅に低下し、また日本は安全なシーレーンを脅かされる事態になります。
尖閣諸島は台湾問題を見ても、太平洋を見ても中国に打ち込まれた大きな楔であり、これを中国に支配されるということは、日中、日米の軍事バランスの大きな変化をもたらすことになります。
そうなれば米国が将来的に退くことも考えられ、日本は安全保障上も外交上も更に苦しい立場に追い込まれかねません。
石破幹事長はここらへんの事情も含めて、対民主強硬派に転じたのではないのかなぁ?と推測したりするわけです。
日本がやるべきことは、海洋国家として安全なシーレーンの確保であり、そのためにはなんとしても米中の軍事バランスが大幅に崩れる尖閣諸島の中国支配を防がねばなりません。
実効支配を着々と進め、「ここは我が国の領土なのだ」と明確に示さねばなりません。それが安全保障上、最も平和的な方向に進める方法なのです。
もう一度書いておきます。
尖閣諸島は日米と中国の太平洋を賭けたパワーゲームであり、歴史認識、領土認識などは表面上の理由、後付けの理由に過ぎません。このことを強く日本国民は認識をする必要があります。
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