
こんにちは。ライター&おへやニストの芝垣茜です。
(初めましての方はこちら!)
今月、ありがたいことに多用な毎日です なのでたまーーにオフの日は、歯医者行ったり、なかなか普段会えない人と会ったり、ついつい予定を詰め込んでしまいます。
なんて、前置きをしましたが……
昨日は横浜まで足を伸ばしておりました
横浜そごう美術館の 『手塚治虫 ブラック・ジャック展』 に行ってまいりました。
東京開催時にはすっかり失念し、行く機会を逃してしまいました。次こそは絶対!と意気込み、関東での開催を今か今かと待っておりました

※以下の画像はすべて撮影可能エリアのものになります。無断転載はお控えください。
う、この日も強風だったため、髪が若干ぼさぼさだけど気にしない。
手塚先生の作品はいくつか読んでいますが、「どれが好き?」と聞かれれば、私は間違いなくこのブラック・ジャックを挙げます!
アニメ「ブラック・ジャック21」も大好きでした


本展は、多くの名作を残した手塚治虫先生のブラック・ジャックに焦点を当て、500点以上の原稿の展示とと200以上のエピソードを紐解く、過去最大規模の展示です。
入ってすぐ、手塚先生のお仕事場再現コーナー
あの小ささのブラウン管テレビがよい味出してます。小さな子はきっと知らないでしょう。

こうした、古い時代のものを現代で再現するというのはとても難しいものです。今では手に入らないものを集めたり、そっくりなクオリティで作成するのはハードルが高いですよね

今年より、私はマンガの聖地トキワ荘のボランティアに関わっています。(こちら!) 巨匠、手塚治虫先生も1~2年ほどトキワ荘にご入居されていたのは有名なお話です。
(トキワ荘ミュージアムも当時の木造アパートを再現するため、古い調度品や水道などを持ってきて、建築により階段のきしみ音まで再現するこだわりです)
こうした展示は客層を見るのも好きです。意外にも若い世代や女性の方、外国人の方も多く、こうした方々が同じ作品を愛しているのだなと思うと、こちらも嬉しくなるものです。
オンラインが普及する今ですが、会場に足を運ぶのはこうした楽しさもあります

手塚治虫先生ご自身も医師であったことが知られていますが、展示にはなんと、手塚先生の医師免許や医学論文も展示されていました。見てもちんぷんかんぷんでしたけど(笑) 本当にお医者様だったんだなあと今さら実感しました
いや、疑っていたわけじゃないんですが、どこか伝説ぽくて。

ブラック・ジャックの医師としての卓越した技術、倫理観や信念は、医療従事者に多くの影響を与えたと言われています。もしかしたら、来場者の中に医師や看護師の方もいらしたかもしれませんね。
激動の手塚先生の生涯で、虫プロが一度は倒産の危機に瀕したこと、「手塚は古い」 「手塚は終わった」 という世論の嵐についても触れられていました
しかしブラック・ジャックは、そんな逆境の果てに生まれた名作です。

個人的に私が好きなのはドクター・キリコ。(写真右端)
あの時代に漫画の中で「安楽死」というテーマに触れていた手塚先生には頭が下がります
ジャックとキリコは人を救いたいという点で同じ信念を持っており、そのベクトルが「生かすこと」 「死なせること」と対極にあるのです。

展示の中には、私の大好きなエピソード「死への1時間」の原稿もありました。
1時間で死ぬというキリコの安楽死の薬を誤って服用してしまった患者を、ジャックとキリコのふたりが阿吽の呼吸でオペをして救うというお話です。(キリジャ好きな腐女子で知らない人はいない1話ですよ・笑)
ラストシーン 「人を生かすのと、人を死なせるのはどちらが気分がいいか」 というジャックの問いに、応えたキリコの台詞が本当に好きでした
ぜひ読んでみてほしい1作です。

こちらはもしかすると、横浜ならではのコーナーかもしれません。
かつてブラック・ジャックが愛した女性、如月恵(めぐみ/けい)さんとのエピソードには、なんと横浜の港の見える丘公園が登場します
作品を読んで公園を散策するのも一興ですね


ちなみに横浜そごうでは10階にあるカフェ『イー・エー・グラン』にてブラック・ジャック展とのコラボメニューがいただけます
私はあとの予定があったため断念しましたが、行きたかった~!

(カフェ『イー・エー・グラン』 公式サイトより画像をお借りしています。詳細はこちらへお問い合わせください)
物販もついついほしいグッズが多く、散在して帰途につきました。
余談ですが・・・
6年ほど前、ロンドンにひとり旅をした際に訪れた大英博物館にて、ちょうどマンガの企画展が開催されていました。その中でも手塚治虫先生の登場が大きく取り上げられており、日本人として誇らしいものでした。
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