8月16日朝3時孫娘に天の川を見せるので少し早起き。雲の間に天の川も見えたがうす曇りで星の数もまばら。剱岳の上はガスがうっすらとかかりかなり冷え込んでいる。気温5℃
だが里は熱帯夜だろうな。
小屋に戻りそのまま支度して剱御前から別山の近くまで登って日の出を期待した。朝焼けはなかったがガスにかすんだ剱岳もよいものだ。
6時の朝食に間に合うように小屋に戻り今日から3000mの稜線歩きが始まる。山ガールは歩きとおせるのか少しばかり心配だ。
左側に剱岳を眺めながら思いのほか山ガールは元気。はるか下に剱沢小屋が見えるが足を滑らせば大変。ロープで安全確保。
ようやく別山の南峰・社に到着。無事安全を祈願。別山は立山三山の一つで社には帝釈天像が祀られており、すぐ北側に硯ヶ池がある。例年ですとスプーンカットされた雪渓が残っているのだが、今年の暑さが異常で残雪はない。
此処でひとまずコーヒータイム。コーヒーを沸かしてカンパーイ! 贅沢なな縦走である。
別山の北峰・前方の頂上までもう一息のところで突然ハプニングが発生。あまりの嬉しさについつい石の上に乗り転倒。左足の脛に深い切り傷を作り手当。傷口に消毒薬がしみて泣きたいのを我慢。山ガールは笑って痛みをごまかした。
消毒の後、幸い大判傷バンソコウを持っていたのでそれを貼り、上から持ち合わせていた包帯でぐるぐる巻きにして緊急手当てした。
暫く歩き中腹まで登ったところでおっとっと??・・・今度は突然、右足の靴底が剥がれ取れてしまった。、とうとう左右の靴がばくばく。
本来筋肉痛や捻挫のために用意しておいたテーピングを靴に巻き付け補修完了。
常に山頂には一番乗りでないと気が済まない山ガールが先頭を歩く。今度はしっかり足元に注意だよ。
ついに別山北峰に登頂。やったーの掛け声が響く。此処には誰も居なかったので我がパーティーが独り占め。
数々数々のアクシデントを乗り越え別山北峰の剱岳最短距離でのんびりとトランプ・山ガール得意のババヌキを楽しむ。ただ今の気温15℃でーす。涼しくて最高‼!
ゆっくり剱岳を楽しみ、是より別山の社まで戻り、内蔵助山荘を目指す。
剱岳を後にこれより真砂岳手前稜線を左折し本日の宿泊小屋の内蔵助山荘を目指す。此処から前方稜線の登山道を登り、正面稜線の左側に小さく内蔵助山荘が見える。
痛いのをよく我慢して頑張ったね。ぱっくり口開けた深い傷で痛そう。でも手当てが良く化膿はしてない。再度消毒して傷バンを貼り直し上から包帯。残コースあと二日間出縦走終わりです。
でもこの後、・・その3・・ では明日は真砂岳から富士の折立2999m、大汝山3015mの立山で最も高い所に登ります。頑張る山ガール見てね!!