私が野球を嫌いになった理由 | マリアンヌのブログ

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忖度せず、正直にブログを書いています。
言葉は極力選んでおりますが、人によっては私のブログを見て不快に感じられることもあるかもしれません。
でも私は方針を変えるつもりは1ミリもありません。私の思うように、私の好きなように、このブログを書き続けていきます。

こんにちは!

 

私の人生を振り返りながら、昔の思い出をブログに書き残しています。

3回目の記事になる今回の思い出話は、私が野球を嫌いになってしまった理由に関する内容です。

 

しょっぱなから「野球を嫌い」というちょっと強めのワードが出てきてしまいましたが、決して野球というスポーツ自体を嫌っているわけではないんです。

たとえば野球のルールが気に入らないだとか、嫌いな野球選手がいるだとか、そういった理由ではないんです。

もっと別の間接的な出来事が原因で私は野球が嫌いになりましたネガティブ

 

今回はちょっと長い記事になります。

 

 

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私が小学校4年生だった頃、学校でクラブ活動というものがありました。

私の母校では、児童は4年生になったら全員なにかしらのクラブに必ず入部して、1週間に1度、放課後にそれぞれが所属するクラブで約1時間ほどの活動をするという決まりになっていました。

なお、クラブ活動と部活動は別扱いであり、クラブ自体は6年生まで続きますが、それとは別に陸上部とバスケ部が存在していました。

クラブ活動は全国大会などは目指さず、あくまで小学校のなかだけで楽しむ活動。

部活動は全国大会を目指して活動する、いわゆるガチ勢となっていました。

それはさておき、話に戻ります。

 

 

どのクラブに入部するかは、各児童がクラブの希望用紙に第1希望から第3希望までを記入して担任に提出し、後日、学校側から児童へ入部が決定したクラブ名が伝えられるというシステムになっていました。

 

ただ、この第1希望から第3希望までというのがクセモノでして…

 

 

私は小さい頃から大の運動音痴で、体を動かすことがとにかく苦手でした。

そのため、キャッチボールをしたこともなければ、友人達とサッカーや野球をするといったことも全くしませんでした(あくまでスポーツという趣味を共有する友人がいないというだけです。違う趣味を共有する友人はいました)

 

私はクラブの入部希望用紙に、

 

「第1希望:イラスト部

「第2希望:オセロ部

「第3希望:化学部

 

と記入しました。

イラスト部は絵を描くクラブで、オセロ部はオセロを楽しむクラブ、そして化学部はいろんな素材を使ってスライムなどの化学物質を作ることを楽しむクラブでした。

 

見てのとおり、私が希望したクラブは三つとも運動とは大きくかけ離れたものとなっていました。

誰が見ても、この希望用紙を書いた児童は運動が極度に苦手なんだなとわかることでしょう。

 

 

結果、私は…

 

 

野球部に入部することになりました驚き驚き驚き

 

 

はい。

 

え?

 

野球?

 

なんでいきなり野球が出てくるの?

 

意味不明ですよね。

 

そうです。

私は、なんと第1希望から第3希望までの全ての入部申請に外れてしまったのです。

 

 

そんなことがあるのか?って話ですよね驚き

っていうか、第3まで希望を聞いておいてそれすら外れるって、それもう希望用紙の意味がないじゃん!っていう話です。

しかも、イラスト部とオセロ部と化学部を希望している児童を、よりによって野球部に入部させるって、正直言って選考担当の教員の神経を疑います。あまりに常識が無いと思います。

 

 

入部するクラブは基本的に教室で全児童に伝えられるのですが、当日、私1人だけが担任(50代の女性教師)から「マリアンヌ君、ちょっとお話があるから放課後に職員室へ来てもらっていいかな?」と言われました。

そして職員室に行った際に、担任とクラブ選考担当の教員(40代の女性教師)の2名から信じがたいことを伝えられたのでした。

 

「マリアンヌ君。残念だけど、4年生のなかでマリアンヌ君だけが第1、第2、第3のすべての希望から外れてしまったんだよ。ごめんね。だから、今回は野球部に入るってことでいいよね?」と言われたのでした。

 

 

意味がわかりません。

 

 

当時、4年生は83人在籍していました。

その83人いる児童の中で、なんと私1人だけが第1から第3までのすべての希望に外れたというわけです。

 

 

いやいやいやいやいやいやいやいや………

 

どう考えてもおかしいでしょ(笑)

 

なんで私1人だけがすべての希望に外れるの?(笑)

それもう、選考システムそのものに欠陥があるんじゃないの?としか思えません驚き

しかも、明らかに運動が苦手とわかる希望内容にした児童を野球部に強制入部させるって……あんまりだと思いますえーん

 

選考担当の教員は「いいよね?」と聞いてきましたが、実際はもう私が野球部に入ることは決定事項になっており、私としては「はい」と言うほかありませんでした。

 

そして私は野球部に入部したのでした。

 

 

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野球部の活動初日。

私は、なんと…

 

生まれて初めて、人生で初めて野球ボールと野球グローブに触りました。

 

本当です。

小学校4年生、当時10歳にして私は野球ボールをこのクラブ活動で初めて手にしました。

野球ボールを初めて手にした際、

 

「(こんなに硬いんだ)」

「(結構重いな)」

「(当たると痛そう)」

 

と感じたものです。

なお、サッカーボールやバスケットボールは、それまでの学校の体育の授業で何度も蹴ったり触ったりしたことがありました。

 

 

そして、ここからが私が野球を嫌いになった出来事に関するお話になります。

 

 

活動初日は部員同士で軽いキャッチボールのようなことをしたのですが、私はボールの投げ方を全く知りませんでした。

グローブすら初めて手に付ける状態。

 

私は野球ボールを砲丸投げのような形で強引に投げました(投げ方を知らないので…)

すると私が投げたボールは私の目の前、距離にして1メートルほど前方の地面に叩き付けられて終わったのでした昇天

見ての通り、無様な光景です絶望

 

そして、その瞬間、野球部の部員の何人かが大爆笑しながら、

 

 

「なんだよそれ!」ポーン

「むしろ天才なんじゃね?」デレデレ

「やろうと思ってできることじゃないよね。すごすぎる」ニヤニヤ

「俺の妹でも、もっと遠くに投げるよ」笑い泣き

「1メートル!世界新記録!オリンピックに出れるよ!」ニヒヒ

 

 

と発言してきました。

他にもいろいろと言われていましたが、私がハッキリと覚えている部員達の言葉は上記の五つです。

私は悔しくて悲しくて、何より自分自身が情けなくて、その場で舌を噛み切りたい気分でした。

 

 

その後、なんとか形だけのキャッチボールをこなし、練習試合に入りました。

 

しかし…

 

試合もなにも、そもそも私は野球のルールを知りません。

野球ボールだってグローブだってその日初めて手にしたし、野球中継も野球漫画も全く見ない人生を送ってきた私には、”場外にボールを飛ばすとホームランになって1点入る”ということしか知りませんでした。

 

私は正直に「すみません。野球のルールを知らないんです」と野球部顧問の〇〇先生(30代の男性教師)に告げました。

顧問の〇〇先生は驚いた顔をして、「え?ルールを知らないの?そうなの?なんで?」と聞き返してきました。

”なんで?”と聞きたいのはこっちです。

そもそも私は野球部になんて1ミリも興味がなかったのに、その場にいるわけですから。

 

私はボール拾いを担当することになりましたが、そもそも運動音痴なのでボールを拾いに行く動作も鈍いし、ボールの投げ方を知らないので部員達に満足に投げ返すこともできない。

つまり早い話が、野球に関しては何もできないってことです。

 

そして私はついに部員のリーダー格の男子から「活動には参加しなくて良いから、荷物を片づけたりしてよ」と言われてしまいました。

荷物の片づけといいつつ、実態はただの見学でした。

顧問の〇〇先生もそれを許可。

正直、私はこの初日が終わった時点で野球が大嫌いになっていました。

 

 

その日から私は週に1回の野球部のクラブ活動中、ずっとグラウンドの端で見学をするという状態になりました。

 

もちろん私だって野球のルールを調べて覚えようとしたり、ボールの投げ方を練習したりもしました。

野球部になんて1ミリも興味はなかったけど、でもせっかく入部したのだから少しは野球を知ろうと努力をしました。

しかし、私が野球部の活動に参加すると部員達が露骨に迷惑そうな顔をし、ブツブツと文句を囁かれたりもしたため、これでは私自身の精神状態が持たないと判断。大人しく見学をするという選択をしました。

 

何度も言いますが、私は野球部になんて1ミリも入りたくありませんでした。

 

 

いつの日か、グラウンドの端で部活動を見学している私のもとに野球部の顧問の〇〇先生がやってきて、こう言ってくれたことがあります。

 

 

「マリアンヌ君。話は聞いたよ。第1から第3まで全部の希望に外れたんだってね。第3希望まで外れたのはマリアンヌ君1人だけというのも聞いた。ひどい話だと私も思う」

 

「私は野球が好きだから顧問をしているけど、仮に、いきなり新体操部に入って新体操をやれと言われたら私は今のマリアンヌ君のように何もできないと思う。今のマリアンヌ君にとっての野球部は、まさにそういう別世界なんだと思う」

 

「イラスト部が第1希望だったんだね。絵を描くのが好きなの?確かに絵を描くのと野球をするのはもう全く違う世界だよね。マリアンヌ君に野球部を楽しいと思わせることができなかったことに関しては、すまないと思っている」

 

 

実際はもっと長く、いろんな事を話してくれましたが、私が特に記憶に強くとどめている〇〇先生の言葉は上記の三つとなります。

ちなみに新体操部というのは〇〇先生が例え話で言っただけで、私の母校のクラブ活動に新体操部というものは存在しません。

 

 

私の母校のクラブ活動は、1学期ごとに変わりました。

そして同じ児童が同じクラブ活動を1学期以上続けて行うことも不可能という決まりになっていました。

当時、私の小学校は3学期制を採用していましたので、児童は1年間に3つの異なるクラブ活動を体験することになっていました。

ただし、それは学年を通してでの決まりであり、学年が変われば再び同じクラブに入ることも可能となります。

でも野球部だけは例外で、野球部に関しては1学期から3学期まで、希望して申請が許可されれば続けて入ることが可能でした(どうして野球部だけ例外なんだろう?はてなマーク

 


強引に入部させられた野球部の期間をなんとか終えた私は、2学期のクラブの希望用紙に、以前と全く同じ「第1希望:イラスト部、第2希望:オセロ部、第3希望:化学部」と記入しました。

 

そして夏休みが明けて2学期に入った際、担任の先生から「マリアンヌ君、今回は君が最優先で第1希望を認められたよ。イラスト部に入部が決まったよ」と告げられました。

 

私が最優先…

また運動関係のクラブに入れられるのではないかとビクビクしていましたが、なんとか第1希望のイラスト部に入ることができ、心から安堵したのを覚えていますニコニコ

 

ただ、担任の先生からそのあと続けて、信じられないことを教えてもらいました。

 

「マリアンヌ君が1学期に入部していた野球部の顧問の〇〇先生、知ってるでしょ?〇〇先生が、クラブの選考担当の□□先生にマリアンヌ君のクラブ希望申請を最優先で認めるようにと直接お願いしてくれたの。あとでお礼を言いに行ったほうがいいよ」と。

 

これには驚きましたね驚き

野球部顧問の〇〇先生が、2学期での私のクラブ申請に関して選考担当の教員に相談してくれてたんですよね。

 

私は放課後、野球部顧問の〇〇先生にお礼を言いに行きました。

〇〇先生は、「無事イラスト部に入れたんだってね。よかったね。マリアンヌ君がイラスト部で楽しい思い出を作れるように願ってるよ。楽しんでね照れと言ってくれました。

 

 

もう感謝しかなかったですね泣

 

 

ただ、〇〇先生に感謝の気持ちはありましたが、クラブ選考に関しては、1学期で私1人だけが全ての希望に外れるという理不尽な扱いを受けたわけですから、2学期の選考では私の希望が最優先されるのは当然のことだとも感じました。

決して、〇〇先生の厚意が当然だと言っているわけではありません!そうではないんです。

それとは別の話で、あくまで公平性に関することです。

 

 

こうして私は第1希望のイラスト部に入ることができ、〇〇先生の願い通り、とても楽しいクラブ活動の思い出を作ることができましたニコニコ

私の過去のブログ記事でも書きましたが、小学生だった当時の私の将来の夢は漫画家でした。

 

 

しかし、〇〇先生のことは好きでしたし感謝もしていますが、それでも野球だけは今でも好きになれません。

 

 

野球部の部員達から浴びせられた心ない言葉もそうですし、83人もいる4年生の児童のなかで私1人だけが第3希望まで全て外れるなんてどう考えてもおかしいとしか思えず、そういった体験が大人になった今でも心のしこりになってるんです汗

 

ちなみにその後、小学校時代を通していろんなクラブ活動を体験しました。

オセロ部、化学部にも入りましたし、動物飼育部(正式名は失念)、料理部などにも入りました。

運動関係のクラブに入ったのは、強引に入部させられた野球部だけでした。

 

 

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以上が、私が野球を嫌いになった理由に関するお話です。

野球は好きではありませんが、大谷翔平選手は好きですよ!人柄が凄く良いですからねニコニコ

 

最後に私から一言。

人には、向き不向きというものがあります。

確かに努力と気持ち次第で好きになれるものだってありますが、それにも限度というものがあります。

限度を超えた強制は、ただのストレスにしかならず、そのストレスが過ぎると今度はトラウマとなって、その人の心に影を落とします。

そのことだけは多くに人に知ってもらいたいと思っています。

 

長い記事となってしまいましたが、最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました!

では、また!にっこり