白山市 千代女の里俳句館 | 金沢徒然日記

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日々金沢中を徘徊している暇人ぱんだが、つれづれなるままに加賀百万石の文化都市、金沢のことを書き綴ったブログ。金沢の観光スポット、神社仏閣、文化施設を深く深く掘り下げて紹介していきます。

加賀千代女(´Д` )

江戸時代の女流俳人です。

「朝顔や釣瓶とられてもらひ水」

は特に有名な句です。

本日ご紹介するのは、この加賀千代女の名を冠した施設です。



​千代女の里俳句館

こちらが千代女の里俳句館です。

石川県白山市殿町にあります。

松任駅の目の前にあるので行きやすいです。

この俳句館は、加賀千代女を始めとする多くの俳人たちによって培われた豊かな文化的土壌を継承するため、俳句を中心とした市民交流の機会を提供し、新たな文化の創造を支援する施設として開館したそうです。


ここでは、千代女を始め多くの俳人たちについて映像や作品・句集などを活用しながら紹介しています。

すごいですよ(´Д` )

映像展示ブースで、見て聞いて俳句の世界を楽しめるようになっています。

季語についても分かりやすく学べますし、千代女以外の江戸時代の俳人に関しても詳しく紹介されていました。



​加賀千代女像

俳句館前に加賀千代女像がありました。

加賀千代女は江戸時代を代表する女流俳人の一人で、江戸時代の元禄十六年(1703)に加賀国松任町の表具師・福増屋六兵衛の娘として生まれました。

幼い頃から俳句に親しみ、湊町・本吉の俳人たちに学んだと言われています。

十七歳の時、松尾芭蕉の弟子の一人であった美濃の各務支考にその才能を認められ、家族の不幸が続く中でも俳諧への強い思いを持ち続け、非凡な才能を示しました。

五十二歳で尼になって後は目覚ましい活躍を見せ、宝暦十三年(1763)には朝鮮通信使への贈り物として二十一句の俳句をしたためた掛物と扇子を加賀藩に献上するなど、国際交流の先駆けを果たしました。


以上、千代女の里俳句館と江戸時代の女流俳人・加賀千代女について紹介しました。

俳句の世界と季語を体感出来る映像展示ブースは結構感動します(´Д` )

俳句好きならぜひ立ち寄ってみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

参考:千代女の里俳句館パンフレット