金沢湯涌江戸村(´Д` )。
金沢の奥座敷・湯涌温泉に存在する、江戸時代の建築物を保存展示する野外博物館です。
本日はこの金沢湯涌江戸村内にある旧高田家について紹介します。
金沢湯涌江戸村 旧高田家
こちらが旧高田家。
県指定有形文化財です。
高田家はここ金沢市湯涌よりもさらに山奥の炭焼きで盛んな湯涌河内町にあった家です。
十八世紀前半に建てられており、チョウナ仕上げの古い柱が残っています。
もとは肝煎をしていた川村家が住んでいましたが、昭和三年(1928)に高田家の所有となり、このときに前面などが大きく改造されました。
なお、石川県の山村農家では、冬の間馬を預かって肥育させて堆肥を取り、春夏には平野部の農家に農耕馬として貸すという田馬制度が盛んでした。
1967年に旧江戸村に移築され、2005年にこの地に再移築されました。
間取りは前に馬屋・台所のある土間ニワ、次に梁間いっぱいのヒロマ、そして後にオクノマとネドコを置くという加賀型の素朴な造りの家で、表構えは入母屋茅葺き妻入りです。
金沢湯涌江戸村 旧高田家
囲炉裏の前にお人形さんがいました。
囲炉裏いいなあ(´Д` )。
金沢湯涌江戸村 旧高田家
こちらは炭俵あみをしている様子です。
お人形さんががんばっています(´Д` )。
金沢湯涌江戸村 旧高田家
唐箕がありました。
脱穀したもみとゴミを風力を利用して分ける道具です。
金沢湯涌江戸村 旧高田家
左側は足踏み脱穀機です。
右側はこれまた脱穀用農具の千歯扱きです。
初めて実物見たかも(´Д` )。
金沢湯涌江戸村 旧高田家
こちらは耕すための道具類。
らちうち鍬や砕土機などがありました。
金沢湯涌江戸村 旧高田家
こちらには犂や斗枡・斗桶がありました。
犂は牛馬に繋いで田んぼを耕す道具で、斗枡・斗桶はお米を測るための道具です。
金沢湯涌江戸村 旧高田家
こんなところにもお人形さん。
風来坊みたいなお人形さんですね(´Д` )。
金沢湯涌江戸村 旧高田家
こちらにはウマヤがありました。
加賀の山村農家では、冬に馬を肥育して春夏に平野の農家に農耕馬として貸す田馬が盛んだったのだそうです。
金沢湯涌江戸村 旧高田家
こちらには「三枚のお札」の案内板がありました。
あまり知らない話でした(´Д` )。
以上、金沢湯涌江戸村の旧高田家について紹介しました。
唐箕を始めとした色々な農具を見ることができて、大変勉強になりました。
資料集でしか見たことなかったので、実物見れて良かったです(´Д` )。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
参考:金沢湯涌江戸村旧高田家案内板