当レイアウトは、以前から運行ダイヤに沿って列車を走らせてきましたが、時刻を意識することはありませんでした。
それでも十分に楽しんでいたのですが、前回報告した高速時計を傍らに置いたところ、新たな楽しみを覚えたのです。今回は、その楽しみについて書くことにします。
その1:鉄道の役割を実感しました!
レイアウトの地域設定を具体的に創造すると、列車の利用者や積荷が明確になり、意味を持ったダイヤ編成ができます(川正線の地域設定の一端は前々回の記事に書きました)。その上で、時刻を意識して運転すると、自分でも不思議ですが、こんな感情が湧いてきました。
- 通勤、通学のみなさんを時間通りに送り届けなければならない。
- 地元で作られた品物を運ぶのも責任重大、安全に届けないと商売が成り立たない。
- 通勤、通学に限らず、大切な待ち合わせや、通院、観光など、乗客のみなさんには、それぞれ大事な用事がある。くれぐれも安全第一。
- 安全な定時運行は、みんなの暮らしを支える基盤のひとつかも!
こんなことを考えながらのスロットル操作は、ちょっとした緊張感を覚えます。それを「楽しい」と言ってしまうと語弊がありますが、趣味の世界の話なのでお許しください。
その2:手動のポイント操作も楽しくなった!
転轍機標識を可動にするため、川正線のポイント操作は全て現場扱いの手動です(過去記事参照)。
最近はこれを億劫に感じていたのですが、手動の転轍も「安全な定時運行」のために頑張る駅員さんの疑似体験だと思えば、楽しさを感じるようになりました。
動画は。転轍機標識が動く様子です。
その3:カプラーの手動解放も悪くない!
川正線は、ケーディーカプラーの自動連結・解放を楽しんでいますが、アンカプラーの設置が間に合っていません。このため、アンカプラーのない箇所での解放は、リックススティッカー(過去記事参照)を使っているのですが、これも億劫に感じていました。
でも、この作業だって、駅員さんや乗務員さんの疑似体験だと思えば、楽しくなるから不思議です。
この他にも、レールクリーニングは保線掛の仕事と言えますし、運転士は言うに及ばす、信号梃子を操作する信号掛など、安全な定時運行に関わる多くの職員さんの疑似体験ができます。
高速時計を導入しただけで、こんな楽しみを感じるとは自分でも驚きです。
連れ合いや娘にこの話をしたら、「暗い!」、「キモい!」と言われてしまいそうなので、レイアウトルームでほくそ笑むだけにしておきます。
高速時計をさらに改良しました。
ダイヤ運転の最中、ボタン操作を間違えてエラーを出してしまいました。
左側のボタン(コマドボタン1)で動作がスタートするのですが、動作中に間違ってこのボタンを押してしまうと、エラーが出るのです。
そこで、間違えてボタンを押しても動作が続くように改良しました。
同時に、真ん中のボタン(コマンドボタン2、時計の倍率変更)を間違って押しても、倍率を変更しない選択ができるようにしました。
さらに、右側のボタン(コマンドボタン3、終了)を押しても、終了しない選択をできるようにし、前回記事のVBAコードを書き直しておきました。
なお、書き直したのは、コマドボタン1に関連付けるVBAコードだけです。