まねブログ ”TOLAC/VBAC(帝王切開後の経膣分娩)” | 助産師さんの観察ブログ

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12人産んだ助産師HISAKOさんを観察しています。いつかいいね数を越えるのが夢 だったのに閉鎖されちゃった

12人産んだ助産師HISAKOさん、箕面レディースクリニック 小西光長院長先生、はだ産婦人科クリニックさん羽田さん通信、にしじまクリニック 石田先生のまねブログです。

 

はだ産婦人科クリニックさんからのまねは、

会陰裂傷の傷痕がずっと痛む理由

重度会陰裂傷の後遺症

12人目は計画分娩します!

に続いて4回目の発掘です。

 

元記事HISAKOさんブログの類似部分を、元記事の流れに沿って引用、並記しています。あくまでも一部抽出ですので、元記事の意図は十分に汲めません。興味を持たれた方はぜひリンク先をご一読ください。
※まねブログのリンクは記事作成時点で確認できたURLです。バナーはブログ、タイトルテキストは魚拓にリンクしています。
※同じ文章は、2023年3月までnoteとアメブロプロフェッショナルブログにも掲載されていた可能性がありますが、いずれもHISAKOさんブログ一本化を理由に閉鎖・削除されています。

 

12人産んだ助産師HISAKOさんブログ

2021-06-01

TOLAC/VBAC(帝王切開後の経膣分娩)

 

元記事 

箕面レディースクリニック

小西光長院長

2019-10-15

 

青 元記事

ですが、全国的にそして当院が緊急時搬送をお願いする大学病院や高次医療機関でも、通常は予定帝王切開です。

赤 12人産んだ助産師HISAKOさん

全国的どこの病院でも帝王切開後の次のお産は
予定帝王切開が選択される施設がほとんどです。

 

TOLAC自体に特殊な医療技術は必要ありません。むしろ陣痛促進剤や吸引分娩などの一般的な医療技術は通常経腟分娩時よりも制限されます。
子宮破裂のリスクを少しでも軽減させるために
TOLACでは陣痛誘発、促進剤は使用できません。


しかし高次医療機関でも予定帝王切開になる最大理由は、TOLACの1/100〜1/200(1〜0.5%)に発生し、

TOLACでの子宮破裂は0、5%~1%と言われていて

 

予測困難かつ母児の全てを無にしかねない子宮破裂という超緊急事態発生時に
ママの命、そして赤ちゃんの命。
すべてを無にしかねない
超緊急事態発生に備えて

 

迅速に大量輸血や子宮摘出も含めた高度な手術体制と母体と新生児の高度救急救命レベルの体制が整えることが困難です。

高度救命救急レベルの大量輸血や子宮摘出などの
一刻を争う手術に切り替える体制を
24時間整えておくことは物理的にも簡単ではありません。


今の日本では高次医療機関でも海外推奨レベルの15分以内での帝王切開と超緊急体制完備は時に困難であり、ましてクリニックの当院では海外の推奨体制はもちろん日本産婦人科学会で推奨される30分以内での超緊急医療体制も難しいことは事実です。

もしもTOLAC失敗になった場合の
15分以内のグレードA超緊急帝王切開は、
よほど大規模の周産期医療センターで
常にスタッフが常在し、チーム医療が確立された
施設でなければ叶わないでしょう。

 

その成功率は、母体年齢や肥満度・経腟分娩歴・前回帝王切開の理由(子宮口が開かなかったなどの場合は60%程度に低下)に左右されます。

TOLACの成功率は、
母体年齢、肥満度、経膣分娩歴、
前回帝王切開の理由などで変わります。

前回、子宮口が開かなかった、
などの場合は成功率は低下すると言われています。


TOLACにもメリットはありますが、それを上回るかもしれない大きなデメリットがあります。

それが最重篤な合併症である子宮破裂です。

その最大の理由は、子宮破裂のリスクです。

 

子宮破裂はTOLACの1%〜0.5%に発生するとされますが、事前予測は難しく、十分注意していても完全に発症予防はできません。

子宮破裂は予測困難であることが、まず大きなリスクです。
十分注意していても、発症予防できないことが
多々あります。

 

 

元記事 

はだ産婦人科クリニック

羽田さん通信

2020-12-26

 

青 元記事
TOLACを希望する人について、ネットで「赤ちゃんの命をどう思ってるんだ!?」とか「危険がありながらそこまでわがままを通したいのか」みたいな産婦人科当事者でもない(と思われる)人が、言いたい放題書いているのを目にしたことがあるけど、まったくネット暴力に近いんじゃ?

赤 12人産んだ助産師HISAKOさん

TOLACを希望する人に対して
ネットなどでは

「命をどう思ってるんだ!」
「危険があるってわかってて
エゴをつらぬく自分勝手さに呆れる」


当事者である産科医と患者さんが、慎重に慎重に慎重~~に方法を選んで、出来ると判断したなら希望をかなえてあげればいいだけだと思うのですよ

当事者である妊婦さんと産科医が
慎重に慎重に方法を選んで
この施設、この妊娠経過なら、
できるかもしれない!
よしやってみよう!
と判断したのなら、

その希望を叶えるために
一丸となってチャレンジしてみることには
価値があると思うんです。


TOLACをしたいという理由も、妊婦さんが「我がままだけ」でしたい!なんていう人は滅多にいないと思います。

彼女たちが命を軽視して、
ただのわがままで無責任に
下から産みたい~!って言ってるわけではない
ってことは、よく知ってます。


(個人的には、お母さんになるうえで「1度は下から産んでみたいから」でもいい理由だとは思いますけどね)

みんな理屈抜きに、
経膣分娩で産んでみたいんですよ。
自分で産んだ感覚を味わいたいんです。

 

それだって、立派な理由だと
わたしは思ってます。


患者さんも医者も、助産師さんも、それぞれにみんないろいろな考え方があって、みんな正しい

妊婦さんも、医師も助産師も
それぞれにみんないろんな考え方があって
みんな間違ってないと思います。


ただネットとかに登場する「外野」がちょっと集めた情報で、人の人生の方針に口出しするのはなぁ・・・( ^ω^)

医学知識のない外野が
ちょっと聞きかじった表面的な情報だけで
人の人生に口出しするのはどうかと思います。


今となっては忘れられた?かもしれませんが、2000年より前はTOLAC/BVACは当たり前に行われていて、全然珍しいことではなかった。

2000年以前は多くの病院が
当たり前にTOLACをやっていました。


僕からのアドバイスができるとしたなら、どんなお産には危険はあります。

どんなお産にもリスクはあります。

 

TOLACではそれが更に少し高くなる。
だからこそ、ちゃんと病院へ行って相談してください ってことですかね。
だからこそ、過去の分娩経過や帝王切開の方法、理由、
そして今回の妊娠経過をしっかりと評価した上で、


当院では、TOLACの場合は全例硬膜外麻酔挿入下に、計画分娩で緊急帝王切開にいつでも移行できる準備をする条件のもとトライします。

ダブルセットアップといって、
経膣分娩と並行して、すぐに帝王切開に
切り替えられるようにどちらも準備して
待たなければならないんです。


方針決定に大切なことは、過去の分娩経過や帝王切開の方法・理由と今回の妊娠経過のしっかりとした評価、
だからこそ、過去の分娩経過や帝王切開の方法、理由、
そして今回の妊娠経過をしっかりと評価した上で、

 

そして家族の思いが一致して病院と話し合って決めることです。

妊婦さんとその家族、病院の思いが一致したときには
それ以外の意見に惑わされることなく
堂々とTOLACに踏み切ってもいいのかな、と
思います。


おおの より:

帝王切開した時、子どもは真っ青で数秒間呼吸が止まり呼吸が苦しくてうんちもだいぶ吸ってしまったと聞き、またそんな事があったらと思うと怖いし申し訳ないんですが、自分の母が昔TOLACで後に3人産み、私も子沢山がいいし、産んだ後すぐに抱っこしたいです。

帝王切開を繰り返せば3人までしか産めないけど、
TOLACなら子だくさんの夢が叶います。

 

 

元記事 

にしじまクリニックさん

石田先生

2021-04-26

 

青 元記事

既往帝王切開後の経腟分娩(TOLAC / VBAC)をお考えの方へ

赤 12人産んだ助産師HISAKOさん

TOLAC/VBAC(帝王切開後の経膣分娩)

 

全国で毎日新しい命が誕生していますが、現在日本ではおよそ20%くらいの赤ちゃんが帝王切開で生まれてきます。

現在、日本では20%ぐらいの赤ちゃんが
帝王切開で生まれています。

 

TOLACとはTrial Of Labor After Cesareanの略で、帝王切開後の経腟分娩を試すことを指します。

帝王切開後の経膣分娩
チャレンジすることを、TOLAC

 

一方でVBACはVaginal Birth After Cesareanの略ですが、こちらは帝王切開後でも経腟分娩できましたってことですね。

成功したら、VBAC

と、いいます。

 

要はTOLACをやってみて成功したらVBACと呼ばれるということなんです。

要するに、
TOLACやってみて、成功したらVBACと呼びます。

 

紛らわしい。

なんで統一せんのやろ。
ややこしいですね・・・(⌒-⌒; )

 

一方でTOLACを行う際に最も心配されているのは子宮破裂です。

その最大の理由は、子宮破裂のリスクです。

 

一度帝王切開で切られた子宮は切開部が治るときに薄くなる傾向があるため、次の妊娠で陣痛などで刺激が加わるとそこが裂けてしまうことがあるんですね。

既往帝王切開によって
子宮の切開部が薄くなっていて
妊娠後期におなかが大きくなると
薄い部分がさらに薄くなり、
陣痛時に突然、何の前触れもなく
破れてしまう可能性があるんです。