12人産んだ助産師HISAKOさん、ふぃっしゅさんのまねブログです。
に続き、今回もふぃっしゅさんの複数ブログをまたぎ、2回にわけてまねされていました。
2つ分まとめて並べます。
HISAKOさんは、20数年前の産院勤務時にはなんの疑念もなくカンガルーケアを行ったそうです。
ご自身の12回の出産経験でも特に触れてこなかったことに突然問題意識が芽生えたのは、ふぃっしゅさんの言葉に出会ったからでしょう。
「長年お産の現場にいる助産師さん」だからこそ、肌感覚の気付き。
文献にあたる客観的な態度。
ご自分が持たないものを持っているかのようにまねしてしまう「12人産んだ助産師HISAKO」さんは、まさに「鵺のような」キャラクターに仕上がっている。
と思います。
2021-06-28
2021-06-29
元記事
ふぃっしゅさん
2012-01-18
青 元記事
勤務先に日本産婦人科医会からカンガルーケアーについての注意が送られてきました。
健康な新生児に対する出生直後の「カンガルーケア」は、母子相互関係、母乳育児、児の体や情緒の安定化などに効果があることが明らかになっています。
赤 12人産んだ助産師HISAKOさん
カンガルーケアは、
『健康な新生児においても母子の絆を深め
母乳育児が円滑になりやすく
赤ちゃんの体や情緒の安定に効果があることが
明らかになっています』
と、日本産婦人科医会は言ってます。
しかし、正常産であっても出生直後の新生児は呼吸循環ともに非常に不安定な時期にあることを認識し、「カンガルーケア」実施に関しては以下のような安全管理をお願い申しあげます。
ただ、医会は
『正常なお産であっても
生まれた直後の赤ちゃんは
呼吸循環ともにとても不安定な時期にあることを認識し、
安全管理をお願いします』
という注意勧告も同時に出していて
上記の産婦人科医会の注意文の中、「健康な新生児」と「正常産であっても出生直後の新生児は呼吸循環ともに不安定な時期」は矛盾を含んでいる可能性が感じられます。
・・・ん?
「効果はあるし、勧めるけど
危険やから気つけや」
正反対なことが書いてある?
正常なお産で生まれてきた新生児は
健康なんか?
不安定なんか?
どっちやねーん!
「健康な新生児」は容易に生命の危機に直面します。
なので、健康な新生児
正常なお産であっても
出生直後の赤ちゃんは
呼吸循環ともにとても不安定な時期にあって
突然に、生命の危機に直面することがある
ということですよね。
元記事
ふぃっしゅさん
2012-01-20
青 元記事
実際の事例としてあげられている内容をみると、
1)原因不明のチアノーゼ 9
2)羊水、肺水による気道閉塞 3例
3)体勢が崩れて気道閉塞 6例
児の体勢が崩れて顔が乳房間に埋もれた
(母は寝入っていた)
うつぶせになってしまい鼻が閉塞した
体勢が崩れて口を圧迫した
4)原因不明の窒息
5)無呼吸
6)呼吸器疾患 13例
(新生児一過性多呼吸TTNB、胎便吸引症候群MAS)
7)転落しそうになった 2例
8)低体温 2例
などがあげられています。
赤 12人産んだ助産師HISAKOさん
チアノーゼ、羊水や肺水による気道閉塞、
窒息、無呼吸、低体温、低血糖など
次回以降にカンガルーケアの「定義」などを詳しくみていきたいと思いますが、2010年度のカンガルーケア・ガイドラインでは「出生後30分以内から、出生後少なくとも最初の2時間、または最初の授乳が終わるまで、カンガルーケアーを続ける支援をすることが望まれる」と、できるだけ長くskin to skin contactを実施することを推奨しています。
カンガルーケアのガイドラインには
『出生後30分以内から、少なくとも最初の2時間、
または最初の授乳が終わるまでカンガルーケアを
続ける支援をすることが望まれる』
と書いてあります。
「カンガルーケアはできるだけ長く推奨」
長く実施すればするほど事例が多く発生していることが示された調査報告を読めば、「カンガルーケアのリスクは実施時間に比例して高くなる」と普通は考えるのではないかと思います。
反対に、
カンガルーケアの実施時間が長くなれば
なるほど事故や異常発生の頻度が上がる
という統計が出ている事実も知ってしまい、
どう解釈したらいいのか困惑しています。
カンガルーケアを勧める研究会が、安全のためのモニター装着を提案していますが、モニターまでつけて実施して得られる「自然な」あるいは「豊かな」母子関係の早期確立などは本当に必要なことなのか問い直す必要があるのではないでしょうか。
そして
安全なカンガルーケア実施のためには
『モニター装着を』
と。
モニターをつけてまで
自然なで豊かな母子関係の早期確立のための
カンガルーケアって・・・
本当に必要なんだろうか
と、思ってしまいます。
自然に生まれて問題のなかった赤ちゃんに、発見が遅れれば蘇生術が必要になるようなことは無意味以上のことのように思います。
自然に、正常なお産で
生まれてきた健康な赤ちゃんに
発見が遅れれば蘇生術が必要になるようなことを
あえて行う意味って?!
それにしても出産直後に母親の胸の上に生まれたばかりの赤ちゃんを載せて2時間も過ごすなんて、苦行に見えませんか?
産後2時間って
産んだママもヘロヘロです。
2時間も赤ちゃんを抱いて過ごすって
けっこうな苦行だけど
元記事
ふぃっしゅさん
2012-01-20
カンガルーケアを考える 3 <カンガルーケアの定義>
出生直後のカンガルーケア(skin to skin contact:肌と肌の接触と呼ばれることもありますが、本ガイドラインではこの「ケア」もカンガルーケアと称します)とは、生まれて間もない児を、母親の素肌に胸と胸を合わせるように抱かせ、その上から温かい掛け物で覆うことをいいます。
赤 12人産んだ助産師HISAKOさん
生まれた直後の赤ちゃんを
裸のままママの素肌に胸と胸を合わせるように抱かせ
その上から温かい掛け物で覆う介入を
skin to skin contact
『カンガルーケア』
といいます。
カンガルーケアというよりも、「母子の早期接触」「分娩直後の早期授乳」で起きた事故もカンガルーケアとして報道されていたりしますが、定義どおりに解釈すると、赤ちゃんとお母さんが「素肌」で触れ合うことを指すようです。
出生後すぐの肌と肌の接触こそが
定義上のカンガルーケアですが、
出生後5分の時点で一見元気でも、時間がたつにつれて呼吸や体温の異常が出てくることは珍しいことではありません。
新生児は、
生まれてから数分、元気だと思っても
そこから時間がたつにつれ、
呼吸や体温の異常が出てくることは
珍しいことではありません。
やはりどんなに問題のないお産で生まれた元気な赤ちゃんでも、「出生直後の新生児は呼吸・循環ともに非常に不安定な時期にある」としか表現の仕様がないと思うのです。
なので、健康な新生児
正常なお産であっても
出生直後の赤ちゃんは
呼吸循環ともにとても不安定な時期にあって
元記事
ふぃっしゅさん
2012-01-21
青 元記事
病院出産において、出生直後から児が母親より引き離されてケアされることが生後早期の母子相互関係に悪影響を及ぼすことが示されています。
赤 12人産んだ助産師HISAKOさん
病院での出産は
出生直後から赤ちゃんがママから引き離されることで
生後早期の母子相互関係に悪影響を及ぼす
「うちはカンガルーケアをしたから、・・・」というのは、「確証バイアス」つまり思い込みにすぎないのではないかと思います。
カンガルーケアをしたから
産後うつや育児ノイローゼにならないか?
というと、まったく無関係だと思います。
カンガルーケアをしたから
愛着形成は大丈夫!
カンガルーケアをしなかったから
子どもにイライラしてしまう
なんてのは、
ただの思い込みに過ぎないのでは
ないでしょうか。
カンガルーケアは「できるだけはやく、できるだけ長く」薦められています。
でもどうやら根拠はないとガイドラインには書かれています。
後々調べてみると
ガイドラインには
「できるだけ早く、できるだけ長く」と
書いてあるわりに
「効果がある科学的根拠はないけどね~」
って書いてあってビックリ!
なんやそれ!
なんやそれ~!
反対に、事故の報告書では長く実施するほど異常の発生率が高くなっています。
反対に、
カンガルーケアの実施時間が長くなれば
なるほど事故や異常発生の頻度が上がる
という統計が出ている事実も知ってしまい、
どう解釈したらいいのか困惑しています。
本当にお産は、力を使い切る作業でもあると思います。
お産に力を使い果たして
休みたい、そっとしておいて欲しいと内心思っても、「母子に有効性が認められたカンガルーケア」と言われたら断りにくいだろうなと心配になります。
休みたい、と思う産婦さんもたくさんいるはず
だと思うんですよね。
母たるもの、やるしかない!
みたいな気持ちになって断りにくい・・・。
経産婦さんについて言えば、やってもやらなくても赤ちゃんへの接し方や母乳育児には大差ないのではないかと思うのです。
今、多くのママたちと関わっていて思うのは
カンガルーケアをしてもしなくても
母乳育児率に差はないということです。
また大事なことですが、すべての母子が母乳育児をするわけではありません。事情により最初から完全にミルクの場合もあります。
そもそもミルクで育てたいママだって
たくさんいるし、
カンガルーケアの効果を「進化論的視点」とか「母乳育児に効果」と謳うことは、そこには「母乳で育てることはよいこと」という価値観の部分のメッセージを強く感じてしまうのです。
カンガルーケア=母乳育児成功=よい効果
という図式を堂々と掲げられたら
母乳育児はミルク育児より優ってる
ってことをさりげなく示唆してるようにしか
聞こえません。
元記事
ふぃっしゅさん
2012-01-23
青 元記事
赤ちゃんにとっては母親はかけがえのない大事な存在であることは、異論はありません。
赤 12人産んだ助産師HISAKOさん
赤ちゃんにとってママは
かけがえのない大事な存在であることは
言うまでもありません。
でも赤ちゃんが世の中に信頼関係を築くたのめ養育者というのは、周囲の世話をするすべての大人が含まれると思います。
でも、彼らが世の中に信頼関係を築くために
影響していくのは
決してママだけじゃないと思うのです。
そしてその信頼関係は何かをしたからすぐに得られるものではなく、繰り返し繰り返し関わっていく中で築かれるものではないでしょうか?
そして、その信頼は
カンガルーケアをしたから、
何かをしたから
すぐ得られるような単純なものではないです。
繰り返し繰り返し関わっていくことで
少しずつ築かれていくものでは
ないでしょうか。
それにいつでも聖母のような微笑をたたえてはいられず、あわただしい中いらいらすることもありますよね。
それに、24時間子どもに向かい合うママたちは
いつもいつも女神のような微笑みで
いられるわけではありません。
現実の子育ては
イライラすることだらけです。
でも黙々とおっぱい(あるいはミルク)とオムツの繰り返し、それも赤ちゃんにとってはとても大事な信頼関係だと思うのです。
「忍耐こそ愛」ですね。
そんななかでも、母子の絆はちゃんと育っていきます。
カンガルーケアをしてみたいと思うお母さんは安全に十分注意しながらしてみればよいと思います。
なので、
カンガルーケアは安全の配慮ができるのなら
短時間だけでしてもいいし
ふぃっしゅさん
2012-01-23
青 元記事
低出生体重児とくに超極小低体重児といわれるような妊娠中期ぐらいの早産で生まれた赤ちゃんは、退院までに数ヶ月や1年を要することがあります。
赤 12人産んだ助産師HISAKOさん
小さく生まれた赤ちゃんは
退院までに数ヶ月もかかることがあり、
また早く小さく生まれたことで抱える障害や成長へ、親は大きな不安を抱えています。
小さく生まれたことによる障害や
発達上の問題など、
パパママは大きな不安を抱えることになり
最初は頑張って面会に行っていたのに次第に足が遠のいたり、保育器で機械だらけのわが子を自分のこどもという実感が薄れてくることも、成長への大きな不安から目をそらしたくなることもあることでしょう。
一緒に生活することができない状況に
だんだんわが子である実感が薄れてきたり
目をそむけたくなったりするのは
しかたがないことだと思います・・・。
できるだけ早くからこうした赤ちゃんに肌を密着させることで、お母さんたちの気持ちをささえてきたことでしょう。NICUやGCUの赤ちゃんへのカンガルーケアの有効性はあると思います。
そんなパパママたちの
グラグラな気持ちを支えたくて
NICU、 GCUでの赤ちゃんとの肌の密着で
少しでも愛着が増しますように・・・
それが日本の周産期医療における
カンガルーケアの本来の目的なんです。
このような場合の「触れ合いの欠如」は、長期間にわたるものです。
親子の触れ合いの欠如は長期間にわたります。
元記事
ふぃっしゅさん
2012-01-26
青 元記事
ガイドラインの「機械を用いたモニタリング」というのは、経皮的動脈血酸素飽和度を測定する機械(サチュレーションモニター)のことです。新生児では手のひらや足の指に小さなセンサーを貼って、血中の酸素濃度をモニターします。
赤 12人産んだ助産師HISAKOさん
モニターっていうのは、
赤ちゃんの足の指に小さなセンサーを貼って
血中の酸素濃度をモニターする機械です。
出生直後の呼吸状態が不安定な時期に呼吸を止めたり、何らかの原因があって酸素濃度が下がるとアラーム音で知らせます。
出生直後で呼吸状態が不安定な時期に
急に無呼吸になったり
なんらかの原因で酸素濃度が下がると
アラームが鳴る仕組みになっています。
カンガルーケアをしていない施設であれば、このサチュレーションモニターを正期産児に装着するのは赤ちゃんの皮膚色が白っぽかったり、紫色だったり、あるいは異常呼吸が出ているとき、新生児仮死でしばらく厳重な観察が必要な時ぐらいだと思います。
通常、正期産の赤ちゃんで
モニター装着が必要になるのは
皮膚が白っぽいとか、呼吸障害が見られるとか
新生児仮死で生まれてきて
しばらく念入りな観察が必要なときぐらいでしょうか。
カンガルーケアを実施するには全員の赤ちゃんにこのサチュレーションモニターを装着する必要がある、というのは何か「ただならぬ」状況に感じるという感想しかありません。
なのに、カンガルーケアをする赤ちゃんには
例外なくモニターを装着する必要がある
というのは・・・・
どうとらえたらいいのでしょう。
また、カンガルーケアの事故調査報告にあるように、「転落しそうになった」という危険性もあります。
全身脱力
疲れ果てているママの胸の上に
ふにゃふにゃの赤ちゃんを
「はいどうぞ!」と手渡すのであれば
転落の危険にも配慮が必要です。
カンガルーケアをしていなくても抱っこだけでもそれは起き得るので、お母さん(あるいはお父さん)が抱っこをしている時にはスタッフはそばを離れないようにするというのは大事です。
カンガルーケアを実施するなら
スタッフは絶対にそばを離れてはいけません。
それでも分娩後の後片付けや入院中の他のお母さんや赤ちゃんのケアも同時にしなければならないし、分娩が重なる時もありますから、安全のためにはお母さんと赤ちゃんのそばを離れるときには温めたコットに赤ちゃんを寝かせて無呼吸センサーマットを使用しています。
でも、実際には
助産師は分娩後の片付けや
入院中のほかの患者さんたちのケアも
同時にしなければなりません。
お産が重なることだってあります。
カンガルーケアを安全に2時間実施するためにずっとそばで見守るスタッフが必要となるのであれば、たとえば私の勤務先のクリニックでは誰か一人スタッフを呼び出すしかありません。
カンガルーケアのためにスタッフが1人
つきっきりになるほどのマンパワーがある
産院ってどれだけ存在するんだろう。
おそらくどこの施設も、カンガルケアー以前に通常業務でさえもっと人手が欲しいし、そのための人件費が必要という回答になることでしょう。
たぶん、どこの施設も
カンガルーケア以前に、
通常業務でさえもっと人手がほしいぐらい
だと思います。
元記事
ふぃっしゅさん
2012-01-28
青 元記事
日本の周産期の医療において、カンガルーケアは、出生直後の不安定な時期を乗り越えた低出生体重児のディベロップメンタルケアの一環として普及してきた。
赤 12人産んだ助産師HISAKOさん
日本では、
NICUやGCUに入院中の
『全身状態が落ち着いている』
低出生体重児や
早産児を対象にして
親子のメンタルケア目的として行われていました。
つまりシステマティックレビューで科学的に分析された研究は、医療も不十分で保育器もない状況でいかに新生児死亡を少なくすることができるかという目的に対しては現時点では根拠があるとされたということです。
WHOの「カンガルーケアの手引き」でも、カンガルーケアをするのは母親だけではありません。常時、低出生体重児や早産児を保育器代わりに温めるためには父親や祖母が交替で「素肌と素肌を密着させて」温め続けています。
従来、カンガルーケアは
保育器のない途上国で生まれた早産児や未熟児たちが
劣悪な環境の中で
パパママじいじばあばの素肌に包まれることで保温され
失われる命を少しでも減らすことを
目的としたケアとして編み出されました。
元記事
ふぃっしゅさん
2012-01-29
青 元記事
また私の勤務先ではカンガルーケアはしていませんが、出産直後に赤ちゃんに服を着せてバスタオルで保温して母親に抱っこと直母を実施しています。産後2時間〜数時間ぐらいで赤ちゃんが起きれば母親のところに連れて行って、服を着せた状態で授乳を試みています。
赤 12人産んだ助産師HISAKOさん
生後2時間の不安定な時間を超えてから
服を着せてバスタオルで包んで
十分保温した状態で
ママの希望があれば抱いてもらったり
授乳してもらうのではダメなのかなぁ・・・。
このような方法は、「皮膚接触」(直接肌と肌を触れさせる)方法に比べて効果は減じるのでしょうか?
出生後すぐの肌と肌の接触こそが
定義上のカンガルーケアですが、
つまり「してもいいけれど、それをしなくても大丈夫ですよ」というメッセージもちゃんと伝えなければ、お母さんたちは「はやりの言説」に右往左往させられるだけになってしまいます。
なので、
カンガルーケアは安全の配慮ができるのなら
短時間だけでしてもいいし
しなくても
その後の親子関係に影響しないので大丈夫!
ということを
これからバースプランを立てる妊婦さんたちには
正しく伝えてあげないといけないと思います。

