前回に続き、12人産んだ助産師HISAKOさん、ふぃっしゅさんのまねブログです。
今回、同じ方の複数ブログをまたぎ、かなり行きつ戻りつする形でまねされています。
読み込んで彼女なりに自分の中に落としてから再出力した印象。
だからこそ生じる違和感。
なぜその現場の人を「わたしたち」とひとくくりにして、ご自分がそこにいるかのように装うんだろう。
助産師さんのお仕事はお産の現場に限ったものではありません。
活動意義は、出産現場経験だけで測れるものではない。
それなのに、経験豊富と装ってしまうのは、ご自分の「助産師としての活動意義」を、ご自分で認められていないからではないかと、思います。
2020-05-27
元記事
ふぃっしゅさんブログ
2017-05-03
青 元記事
「無痛分娩」という言葉は、かなり人の心をざわつかせる言葉なのかもしれません。
赤 12人産んだ助産師HISAKOさん
無痛分娩という言葉は、
人の心を混乱させ惑わす言葉なのかもしれません。
その方法が好きか嫌いか、その方法を導入することが正しいか間違っているかなど、なにかと気持ちが前面に出てしまって、現実には何をどうしたらよいかということが見えにくい話題になりがちの印象があります。
その方法が好きか嫌いか、
その方法を導入することが正しいか間違っているか、
なにかと世間的な風潮に影響され
『こうあるべき』に影響されたり、
『産みの苦しみを耐え抜いてこそ』という
よくわからない理論が顔を出してしまうことで
後ろめたい気持ちになってしまうのかな・・・。
元記事
ふぃっしゅさんブログ
2012-12-27
青 元記事
たとえ「医学的適応」があっても、無痛分娩は自費です。
赤 12人産んだ助産師HISAKOさん
無痛分娩は現時点、自費なんですよね・・・。
また無痛分娩を最初から選択する産婦さんが多く通院するような施設では、あまりこうした経済的な問題というのはないでしょうし、見えにくいのではないかと思います。
ある程度経済的に安定した人が選択しているからです。
経済的な余裕がある産婦は、
お金を出せば自由に無痛分娩を選ぶことができるけど
ところが、ぎりぎりの生活の中で出産を選択する方もたくさんいらっしゃると思います。
麻酔分娩という経済的負担の大きい分娩方法は全く選択肢になく、自分で頑張るしかない、頑張って力尽きるまえに帝王切開で出産するしかない人たちがいるのです。
経済的ゆとりがない産婦は
お産が怖くても、陣痛を取り除いてほしくても
無痛分娩は選択肢外になってしまいます。
本邦で無痛分娩が実施しない理由として「お腹を痛めた赤ちゃん」や「産みの苦しみ」などの慣用句からも伺えるように陣痛に耐えることを美徳とする文化的土壌があることが指摘されている。
その反面で
『おなかを痛めた赤ちゃん』『産みの苦しみ』
などの言葉があるように
日本には陣痛に耐えることを美徳とする
文化的歴史が今もなお根強く残っています。
※歴史はあるもので残るものではないんだ
元記事
ふぃっしゅさんブログ
2012-12-28
青 元記事
硬膜外麻酔の適応とは何か、同書から引用します。
適応
1.産婦のリクエスト
2.医学的適応
1)産科的要因(妊娠高血圧症、VBAC、CPDなど*)
2)母体の合併症(精神科疾患、循環器疾患、呼吸器疾患など)
3.気道確保困難が予想される産婦
(*VBACーVaginal birth after cesarian section、前回帝王切開後の試験的経膣分娩、CPD-cephaloplevia disproportion 児頭骨盤不均衡)
赤 12人産んだ助産師HISAKOさん
硬膜外麻酔の適応は
(1)医学的適応ー妊娠高血圧・前回帝王切開後の試験的経膣分娩
児頭骨盤不均衡、回旋異常など
(2)母体の合併症ー精神疾患・循環器疾患・呼吸器疾患など
(3)産婦の希望
おそらく多くの助産師は必要があれば促進剤や吸引分娩・帝王切開などの医療介入の判断を医師と相談しながら決めていますし、どのような方法であれ、お母さんと赤ちゃんが無事に出産を終えることを喜んでいると思います。
必要があれば
促進剤や吸引分娩、帝王切開などの
医療介入の判断を医師とともに決めていきますが
どのような方法であれ
ママと赤ちゃんが無事に出産を終えることを
重視してきたつもりでした。
青 元記事※コメント欄より
順調に進行している陣痛は、ひとつひとつの波を乗り越えてだんだんランナーズハイになっていくような感じ・・・の場合もあるということです。
赤 12人産んだ助産師HISAKOさん
実際、陣痛は苦痛と感じられず、
お産の途中からランナーズハイのような感覚になって
快感さえ得られます。
中にはほとんど痛みを感じなかった人も、少ないですがいらっしゃいます。
このような少数派変人も存在します。
元記事
ふぃっしゅさんブログ
2013-01-03
青 元記事
※左古かず子氏(あゆみ助産院院長)の発言引用
私自身は助産師として、産婦さんに常に「あなたは、必ずお産を乗り越えられますよ」と伝えることに取り組んできました。
赤 12人産んだ助産師HISAKOさん
昔、わたしは産婦さんたちに
「一緒に陣痛を乗り越えましょうね!」
と伝えてきました。
私は、お薬をいろいろと使わなければならないということは、ケアが足りない代わりに使うことが多いような気がしてならないのです。
いろんなお薬を使わなければいけなくなるのは
妊婦の産む力を引き出すことができなかった
わたしたち助産師の力量不足やと
思っていました。(ナニ様やねん)
※左古氏をナニ様よばわりしているのだろうか
女性の産む力は私たちが一生懸命ケアを尽くせば出てくるものだと確信しています。
産む力というものは、
助産師の腕次第で引き出せるものだと
思い込んでいたんです。
※左古氏の確信を思い込みと表現してみたのだろうか
元記事
ふぃっしゅさんブログ
2013-01-04
青 元記事
ある学会で、無痛分娩に関する発表をした助産師に対して、多くの助産師から「無痛分娩をすることは助産師として負けではないか」という意見が多数出されたことがありました。
赤 12人産んだ助産師HISAKOさん
無痛分娩を選択させる=敗北
(とんでもない価値観やな)
最初から無痛分娩を希望される方に「いい顔をしない」のは、あきらかに相手の選択あるいはそれこそ主体性を認めていないわけですから、どうしてそういう気持ちになるのかその助産師は胸に手を当てて考えたほうがよいと思います。
無痛分娩に関しては
(1)(2)以外の理由、(3)を希望される妊婦さんには
よかれと思って自然なお産を半強制的に勧めていた
ように思います。
それって、明らかに
相手の選択、主体性を認めていないわけで
ただの価値観の押し売りですよね。
ただ途中で、「無痛分娩に切りかえたほうがよい経過かどうか」「産婦さんの思いはどうか」ということは、やはり助産師の観察とそれを客観的に伝える表現力にかかっているといえるでしょう。
助産師は、
自分の価値観を押し付けるのではなく
産婦さんの想いはどうかということを
客観的に観察する能力が必須です。
「いいお産」という表現にも通じますが、助産師側のうまく表現しきれない気持ちを掘り下げて考えずに、助産師自ら「勝ち負け」とか「いい悪い」という評価や感情が込められやすい表現を使いやすいと感じています。
『いいお産』という表現にも通じますが、
助産師が「勝ち負け」「良い悪い」という評価や感情を
前に出すこと自体、
産婦さんにとってのいいお産を支援することなど
できないんだよな〜。
「痛みをとるのがよい」「陣痛の痛みは不要」という価値観や信念の部分で無痛分娩を広げるよりは、回旋異常や遷延分娩などで発揮される硬膜外麻酔の医学的な効果が注目されるようになれば、助産師も合併症などのリスクと対応を受け入れやすくなるのではないかと思います。
これからの時代には、
痛みをとってほしい
陣痛の痛みは不要
という価値観や信念の部分で
無痛分娩はもっと広がっていくのだろうと思うし、
それは悪いことではないと今は思っています。
回旋異常や遷延分娩などで発揮される
硬膜外麻酔の医学的な効果が注目されるだけではなく
※景山直子氏引用
そして、私たち助産師は知識、技術はもちろんのこと、無痛分娩を選択した産婦の話をよく聴き、想いを受け止め、ともに出産へ臨む姿勢が大切だと思います。
わたしたち助産師は
無痛分娩を選択した産婦の話をよく聴き、
思いを受け止め、ともに出産に挑む姿勢が大切です。
元記事
ふぃっしゅさんブログ
2017-08-27
青 元記事
「産科診療所」というのは、周産期ネットワークシステムで紹介したように、ローリスク分娩を対象にした19床未満の分娩施設です。
赤 12人産んだ助産師HISAKOさん
日本ではローリスク分娩を対象にした
小規模な医療機関、19床未満の分娩施設(クリニック)で
分娩施設に勤務する私でも、今まで日本国内でどれくらいの無痛分娩がどこで実施されているのか情報がなかったのですが、「無痛分娩 6割が診療所、16年度調査・・・欧米は大病院主流」(2017年7月21日、読売新聞)で初めて、全体像を知りました。
行われる無痛分娩が
実は全体の6割以上を占めます。
無痛分娩が普及する欧米では、産科医、麻酔科医、新生児科医がそろった大病院で行うのが主流だが、国内では小規模な医療機関に広がっていた。
麻酔科医、新生児科医、産科医が揃った
大病院で行われるのが主流ですが
小規模の産科診療所へ、無痛分娩を強く希望されて受診される方の中には、おおざっぱな把握ですが半数近い方が、うつやパニック障害などの既往があります。
無痛分娩を強く希望される妊婦さんのなかには
うつやパニック障害など、メンタル面での問題を抱えている
ことも多いです。
「大きな病院は怖い」という恐怖心の裏には、「自分のことをよく理解して欲しい」「ひとつひとつ丁寧に説明して欲しい」という気持ちが強くあって、小規模な施設を選択する理由の印象です。
無痛分娩を希望する気持ちの奥底には
お産という大仕事を
果たして冷静に乗り越えられるのかどうかという
大きな不安と恐怖心があると思います。
「無痛分娩」を選択される方は、「お産の痛みをとって欲しい」だけではないことも忘れてはいけないのではないかと思います。
「無痛分娩で痛みを取ってほしい」
それは彼女たちが痛みからただ逃げようとしているのではなく
自分のメンタルを考慮したリスク管理としての
主体的な気持ちがあってこそなんじゃないかと
思うのです。
無痛分娩を選択される妊婦さんは
決して単純に、
お産の痛みをとってほしいだけではない。
その心の奥にある何か深いものを
感じ取る感性を磨いていきたいと思います!
