先日の動画についてお話させてください。
12人産んじゃった助産師さん、先日の毒親動画に関する語りです。
記念すべき新築助産院兼動画撮影スタジオ兼住居からの初配信がこのような形になって、なんというか、おつかれさまでした。
影響力のある発信者の責任とは。
いろいろ書きかけたら既視感がすごい。
もう書いてました。
先月、ぜんぶこちらに書いてました。のでご一読いただけると幸いです。
一年少し前、YouTubeを始めてひと月の助産師さんブログ
そしてこの先、もしもわたしの言葉足りずが原因で
不快な思いをされることがあったら
ごめんなさい・・・先に謝っとく〜。
毒親動画の反響を受けての涙の動画
これからもねきっとね言ってはいけない一言
配慮が足りない言葉
言っちゃうと思う
変わらないな!
ではツッコミます。
この動画、わたしは謝罪だとは受け止めていません。
タイトル「先日の動画についてお話させてください。」の通り、「先日の動画の反響を受けた助産師さんの反射」を編集なしで見せられてるなと思いました。
実録!助産師さん。
謝罪に必要なのは、あなたの感情ではなく、「繰り返さないためにどうするか」です。
これは謝罪動画ではない。
誰のための、なんのための動画でしょう?
助産師さんが抑えきれない感情をぶち撒け、視聴者に優しく拭きあげてもらい、助産師さん自身が救済を得るための、メンタルケア動画です。
コメント欄に殺到する、優しいふわふわのタオルで、きれいきれいしてもらえて。
よかった。
そんな感情のゴミは受け取れないよ?
というコメントが時に消えるのがその証左です。
汚物感情を拭けない言葉、いやこんななってますよと差し出される鏡は、処分。
無自覚にやっちゃってるのはいただけないけど、助産師さんのメンタルケアのためには、これもひとつの方法だなあと感心します。
助産師さんが何もかもさらけ出して泣けて、良かった良かった。
でも、謝罪にはなっていません。
感情は要らない。
謝罪はアドリブで行えるものではありません。
悔しさと悲しさと憤怒と混乱を露わにするこの動画よりも先に、練り上げた言葉で語られるべき、もしくは書かれるべきでした。
なぜ起きたか。←理解不足だったから
どこが問題か。←相手の気持ちがわからなかった
これからどうするか←どうしよう
わからないものはどうしたってわかれない、どうしよう、また言ってしまうと助産師さんは頭を抱えます。
わかる必要はない。
わからないと自覚する必要がある。
専門家=経験者 ではないし、
経験者=専門家 でもありません。
経験しなくても専門家にはなれます。
世代も人種も国境も超えた「経験」の集合知=「学問」を軽んじることなく、そのへんの読みやすい本などではなく、しかるべきところで学び、研鑽し、知見を積み直し続ければ。
助産師会の研修とか、受けてるのかな?
それでもうっかり発言はあるでしょう。
台本を使えない、心の赴くままにしか語れないのなら、語ったあと世に出す前に、編集と監修で他者の目を入れましょう。
産婦人科でも待合室を分けた方が良いくらい、助産領域に関わる人の悩みは深く繊細です。
「この動画はこの人向きです」
わかるように、サムネイルやタイトルにターゲットを明記しましょう。
もう千本も撮りました。
新しい情報を出すより先に、過去の動画、ブログを緻密に見直し、手直しをしましょう。
千本記念動画で語った、
出しっぱなしにしないという課題。
助産師さん辞典という野望。
それは、これまでの発信を洗うところからしか始まりません。
その過程で、消すべき情報は削除して、
謝るべき相手には謝って。
よりよいコンテンツ作りをしていただきたいと思います。
第三者目線を手っ取り早く得るには、ぜひ、この観察を活用してください。
目標が達成されたら、この目障りなブログも消えますよ。