カレー探偵、やみちゃん です。
インド・タイ王国 遠征 2024 新春
第2章 ムンバイ 編
#019 インド門とタージマハル・ホテル
インド門(Gateway of India)
1911年に英国王ジョージ五世が上陸したことを記念して作られたインド門。
その昔、船でムンバイに到着する旅行者が最初に目にする建造物がこのインド門でした。
※日本語で同じ「インド門」の名を持つ建造物が首都デリーにもありますが、あちらは英語で "India Gate" と呼ばれ、戦争の慰霊碑です。
インド門の前には多くのインド人観光客がいました。
せっかくなので門をくぐろうとしたところ、前にバリケードがあり、「修復中のため通り抜けできません」との掲示が。。ぶわ。
とりあえず、天井を見上げるだけで我慢しよう。
タージマハル・ホテル
インド門の前に、インドでも最も有名なホテルの1つ「タージマハル・ホテル」があります。
ムンバイ同時多発テロ(2008年11月26~29日)では、このホテルもイスラーム過激派と見られる勢力に襲撃されました。
ホテルに閉じ込められ、人質となった500人以上の宿泊客と、プロとしての誇りをかけて彼らを救おうとしたホテルマンたちの姿を描いた映画「ホテル・ムンバイ」(2018)、おすすめです。
このホテルですが、パレス棟(旧館)とタワー棟(新館)があり、サクッと調べたら新しいタワー棟(安価)で1泊3~5万円ぐらいしました。
ムンバイに来た記念に宿泊するのも良いかもしれませんね。
このホテルはムンバイに本社があるインド最大の自動車メーカー「タタ・グループ」が経営しています。
タタ・モーターズのトラック
タタは現在、イギリスのジャガー、ランドローバーなどを傘下に擁するインド二大財閥の1つになりましたが、創始者でもあるジャムシェトジー・タタはイラン系のゾロアスター教徒、いわゆるパールシーです。
それもあってムンバイにはゾロアスター教の本拠地として、パールシー料理やイラーニーカフェが数多く点在しています。
#020 Britannia & Company
ブリタニア&カンパニー
というわけで、パールシー料理の名店へ。
客層は富裕層中心。
接客もファイブスターホテルのそれと同等の洗練されたものでした。
やはりパールシー料理店に来たからには、パールシー料理の代表的なものを食べるしかなかろうもん。
探偵の食卓
マトンダンサク 750ルピー(1350円)
イミズスタンの価格と同等です。
まさかのブラウンライス別皿。
ダンサクは肉と野菜、豆をどろっどろに煮込んだもので、ハリームの原形みたいな料理。
骨なしマトンの肉片が4個。
これがとんでもなくやわらかいのはフレッシュマトンだからでしょう。
ダンサクをブラウンライスにぶっかけていただきます。
スパイス感は弱く、優しい上品な味わい。
QUEENのヴォーカルだった故フレディ・マーキュリーもパールシーですが、彼の大好物もこのダンサクでした。
プローンベリープラウ 950ルピー(1700円)
そしてイラン風のプラウには当然、赤いバーベリー(ゼレシュク)とナッツ類がたっぷりトッピングされてました。
ベリー、ナッツの歯応えが素晴らしく良いんです。
米にスパイスはほとんど感じず、それでいてじわじわとうまい系。
ゴロゴロ入ったブラックタイガー海老には旨味がたっぷりで、弾力もブルンブルンでした。
洗練されたボーイさんにドリンクを頼む。
ライムソーダ 120ルピー(216円)
いやー、こんな落ち着いた店でゆったりと洗練されたパールシー料理がいただけるなんて、ムンバイだけでしょうね。
やみ「次のカレー活動は、あなたの街のあの店です」
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※今回の遠征記(ムンバイ、ゴア、バンコク)のもくじはこちら
※アムリトサル、ラホール、グジュランワーラー、ペシャワールの遠征記2023はこちら
※デリー、カトマンズ、コルカタ、バラナシの遠征記2020はこちら
※シンガポール、チェンナイ、マドゥライ、コーチの遠征記2019はこちら
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