カレー探偵、やみちゃん です。
2022年4月29日から5月6日にかけて北海道に行ってきました!
漁師&カレー遠征 2022 G.W.
北海道(函館・室蘭・札幌)編
【09】だるま本店と北海道開拓の村(札幌市)
YAMI STEP.22だるま本店でジンギスカン(札幌市)
だるま 本店(札幌市)
北海道グルメを語る上で「スープカレー」とともに必ず出てくるのが「ジンギスカン」です!
どうせ行くなら札幌でナンバーワンのお店で食べたいよねと思い、札幌出身の方に訊いたら昭和29年創業の「だるま」がイチオシとのこと。
なるほど、ネットで検索したら、たしかに他を圧倒して「だるま」が大人気の様子。
こりゃ行くしかないっしょ!
大行列の図
・・・てか、おーーーーーい!!
「だるま本店」前、約20名待ちの大行列!
はんかくさーい!
なまら、はんかくさーーい!
「これだと2時間待ちです! 近くにいくつか席数の多い支店があるから、そちらに行くのが良いと思います!」
店の行列誘導・整理員のお兄さんからアドバイスされました。
たしかに、ジンギスカンは酒も飲むし回転が悪いから、なかなか順番が来ないだろうなあ、、ぶわ。
できれば”本店”で、と思ったけれど、こうなったら仕方が無い。
5・5支店、4・4支店、6・4支店(※数字は交差点の場所)があったので、そちらで妥協(?)しよう!
・・・そう思ってそれぞれまわってみたけれど、全部同じぐらいの大行列でした。。ぶわぶわ。
結局もとの本店に戻ってきて、ひたすら並んで、、
83分待って、入店!!
ぐいーん!
(※予約には対応していないお店です)
ヒレ肉 1250円
うおおおお。
すっげえ綺麗な羊肉!
365日仕入れている、生肉だからこその品質!
上肉 1250円
じつは「だるま本店」にはタクシーで乗りつけたのですが、そのタクシーの運転手さん(タカユキ氏。推定65歳)がジンギスカンについていろいろ教えてくれたんですよ。
私らは若い頃から、さんざんジンギスカンを食べてきてますから。 いまの「だるま」だって、ほんとに小さな店舗で始まったころから知ってますよ
そう切り出すと、タカユキ氏の独自のジンギスカン論はさらに続きました。
羊の脂って、人間の体温では融けない、白い塊のままなんで、そのまま吸収されずに排出されるんです。 だからいくら食べても太りにくいんです
成吉思汗 980円
これが一般的な肉。
羊肉はヒレ肉、上肉、成吉思汗の3種があって、3種食べ比べたけれど、一番バランスが良かったのが成吉思汗だったので、あとはひたすら成吉思汗を追加オーダーしました!
空とぶジンギスカン。
ぐいーーん!
そうそう、昔、富山市内にも全国チェーンの「松尾ジンギスカン」(本社:北海道滝川市)があったこともあり、ジンギスカンというと、松尾式の”タレに漬け込んだ羊肉”のイメージをもつ人が富山には多いのですが、あれはあくまでも松尾式。
追加オーダーがススム君。
フレッシュな生肉のジンギスカンがこんなに美味しいとは。。しかも炭火だし。
臭みは皆無。
肉厚カットなのに、どこまでも柔らかい。
野菜も追加。
上から落ちてくる羊脂でおいしく焼けます。
昔は長ねぎだけだったんですが、長ねぎが高くなったもんだから、いまはタマネギも使ってるっしょ、昔を知ってる私からしたら、あれはどうかと思うけどなあ
へえ、そうなんだ、、
でも、今でもキャベツやモヤシは使ってないのがこだわりに思われますよ。
そういえばタカユキ氏、こんなことも言っていたっけ。
タレには、ニンニクをどばっと入れてください。唐辛子も韓国産の辛くないものだから、たくさん入れても大丈夫。 私らは昔からそうやって食べてます。 観光客はそんな食べ方を知らないから、入れずに食べてたりするけど、あれじゃダメです
道民代表(?)タカユキ氏直伝、
正しき”道産子流ジンギスカンダレ”
轟臨!!
おおおお、、、
たしかにさらにおいしくなったーー!!
タカユキ氏、あなたはすげえよ!!
周りをみると、G.W.中で観光客が多かったからなのか、だれもニンニク&唐辛子の”道産子流”で食べている人がいねえよ。。ぶわ。
こりゃタカユキ氏が嘆くのも分かるわー。
豪快に手喰い!
それにしても、数多いタクシー運転手の中からタカユキ氏にめぐり合えたのは幸運でした。
こうなると彼が語っていた”最後の奥義”も試してみるしかないっしょ。
皆さん知らない人も多いんだけど、ジンギスカンの〆は”お茶漬け”なんです。 かならずお茶が用意されているから、最後にごはんにお茶をかけてもらい、残ったタレを混ぜてお茶漬けにして食べるんです。 それが私らの昔からの食べ方なんです。
店内の誰一人としてそんな食べ方をしている客人はいなかったから、もし「お茶をかけてください」なんて言って全員から、
「ハア? お前、何わけわかんないこと言ってるの? 食べ終わったならもう帰れよ」
と責められたりしないかドキドキしつつ、えーい!と思って(タカユキ氏を信じて)、店のお姉さんに打診してみると、、
「おーー、あなた、分かってる、札幌の人?」
と、笑顔でお茶をかけてくれました。にゃはは。
〆のジンギスカンお茶漬け、きたーーーーー!!
これがまた美味いんだ!
最後までタカユキ氏のお世話になりました!
ほんと、ありがとうございました!
・・そういえば、タカユキ氏、ちょっと気になることも言っていたなあ。。
いまの”だるま”の人気はすごいですねえ。 私らは昔の店が小さかった頃から知ってるから驚きですね。 いまは観光客でいつも一杯だし、もう私らは行かなくなりましたねえ。。
たしかに、連休中とはいえ83分も行列に並ぶのはつらかったです。
もしかしたら、地元の人たちはいまはもっと空いている隠れ家みたいな店でジンギスカンを愉しんでいるのかも。。
タカユキ氏に、いまはどこの店で食べているのか訊いておけば良かったかな。。ぶわ。
YAMI STEP.23北海道開拓の村(札幌市)
北海道開拓の村(札幌市)
明治になってから、全国から多くの開拓者が北海道へ移住しました。
その1/4が北陸からの移住者だったといい、富山県からも多くの人たちが大志をもって海を渡りました。
いまでも北海道には北陸銀行の支店が数多くあるのは、そういった移住者たちの利便性を考えてのことなのです。
愛知県犬山市の「博物館 明治村」が大好きな私がここを訪問するのは必然ではあります。
てか、ここも明治村同様、めっちゃ広いです。。
馬車も走ってる!
さあ、どこからまわろうかな?
中に入れる建物も多いけれど、全部は調査できませんね。
古い教会です。
漁村エリアがあるのが珍しかった。
ゴールデンカムイに出てきそうなやつやー。
NHKの朝ドラのロケ地に使われたそうです。
当主の故・青山氏。
漁師の血が騒ぐ、やみ。
旧 北海中学校校舎
子供たちが学校ごっこをしていました。にゃはは。
やはり、学校には子供たちが似合いますね。
おまわりさん、お勤めごくろーさまです!
農具の資料館を抜けて、、
古い写真館も見学。
照明はこうやって自然光の強度を調節していたんですねえ。
最後に旧・札幌農学校の寄宿舎を見学。
当時の学生。
ボーイズ・ビ・アンビシャス!
後の北海道大学にもバンカラな気風が残っているのでしょうかね?
サッポロ・ラガーとウマ肉のコフタとポーク・ビリヤニ(?)。
いやー、実に興味深い。
ボリュームがありすぎて、見学に軽く半日は必要ですちゃ。(※明治村もそうだけど)
(第10話につづく / 全12話)
やみ「次のカレー活動は、あなたの街のあの店です」
***
だるま 本店 (ジンギスカン / すすきの駅(市営)、すすきの駅(市電)、資生館小学校前駅)
夜総合点★★★★☆ 4.3