アル・カウサール / デリー ■ 北印度&ネパール [34] 再びデリー!ムガライ!カコリカバブ | カレー探偵やみちゃん 世界食べ歩き

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富山県射水市在住のカレー研究家、ブロガー。ブログは15年継続中。カレーの聖地「イミズスタン」の命名者として、各種新聞・雑誌、テレビ、カレーイベントでイミズスタンをPRしています!「イミズスタン・カレーサークル(ROTI)」を主宰。

 

カレー探偵、やみちゃんです。

 

 

ナマステー!!

 

2020年1月2日から14日までの約2週間、北インドとネパールへカレー遠征(ひとり旅)をしてきました。

 

◆◆ カレー遠征 2020 新春

 『北インド&ネパール遠征』 編

 

 

第5部 デリー 編 (Part.2)
 [34] AL-Kauser Restaurant
  再びデリーへ! ムガライ料理!カコリカバブ!マトンビリヤニ!

 

 

大気汚染がやべいデリー

 

 

バラナシから再び首都デリーへ。

 

この地を舞台にお届けする「第5部 デリー編 (Part.2)」(全5回)をもってこの遠征記も幕を閉じることになります。

最後までもう少しお付き合いください。

 

 

 

 

 

車の流れが速い

 

 

さて、あたりはすっかり暗くなっており、街灯で照らし出された夜空は砂埃と排気ガス、加えてPM2.5のために真っ白なのでした!

 

 

とりあえずタクシーの運転手に降ろしてもらったのはアジアハンター小林さんに勧められていた郊外のムガライ料理店。

 

 

 

 

 

Al-kauser 外観

 

 

あったあった、あそこだ!

 

私は、空気中の粉塵を吸い込まないよう息を止めながら急いでお店へ。

 

 

小林さんによると、

「”ムガライ料理”はそもそもその料理自体の成り立ちに諸説あり、現在流通している”ムガライ料理と称される料理”と、かつての”ムガル皇帝の宮廷料理”とは、実は全くつながりがありません!」

 

とのことではありますが。

 

 

↓そのあたりのインド料理史はこの本が詳しいです。

 

 

 

 

 

看板

 

 

それでもデリーで”ムガライ料理”と称している店のうち、この店の名物である「カコリ・カバーブ」がいかにもムガライといった印象でおすすめなのだとか。たしかに”看板メニュー”のようです。

 

また、土製の壺に入ってダムされた「ビリヤーニー」は必食とのこと。

 

こりゃ楽しみだ!

 

 

 

 

 

店内風景

 

 

先客は西洋人が1組。

 

 

 

 

 

生演奏

 

 

私が着席してしばらくすると、「よし、そろそろ客も増えてきたから始めるかな」、といったていで専属のマンドリン(?)奏者が登場。

 

 

 

 

 

 

↑ インド音楽を動画で聴いてみよう

 

 

 

 

 

マンドリン? マンドラ? それとも違う何か?

さすがにシタールでは無いでしょう。あんなにでかくないし。

 

すみません、楽器にはまったく無知なので違っていたらごめんなさい。にゃはは。

 

 

 

 

 

生タマネギとグリーンチャトニー

 

 

まずはオートでこれが来て、、

 

 

 

 

 

グリーンチャトニー拡大図

 

 

グリーンチャトニーをストレート喰いでチェック。

 

うん、青唐辛子がぐいーーーん!

ミントがぐいーーーん!

ダニヤがぐいーーーん!

 

 

「こりゃグリーンチャトニーなんかじゃねえ、

ぐいーーんチャトニー©だよ!」

 

 

誰がうまいこと言えと!

 

 

 

 

 

カコリ・カバーブ/KAKORI KABAB

 

 

店の看板メニューがきたーー!

 

 

 

 

 

拡大図

 

 

一見、普通のシークカバブに見えるのですが、、

 

 

 

 

 

断面図

 

 

なんじゃこれ!?

極限までやわらかいやん!

 

歯に何のひっかかりもない、まるでマッシュポテトのような異常な柔らかさなんです。

 

口腔内で溶けてしまうので、「カコリカバブは飲みものです!」ってデリーの夜空に叫んでも良いぐらい。

 

ぐいーーんチャトニー©との相性もイイネ!

 

 

 

 

 

ダム・マトン・ビリヤニDUM MUTTON BIRYANI 

 

 

続いてもう1つの名物、おすすめがきたーー!!

 

 

 

 

 

開封之儀

 

 

DUM(ダム)とはナーンの生地のようなもので蓋を封印し、弱火で長時間かけて蒸しあげる調理法のこと。

 

 

この壺はマティキハンディといいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

開封して覗き込む瞬間がたまりませんよね!

 

 

 

 

 

上空より

 

 

 

 

 

マトンがごろごろ!

 

 

 

 

 

 

↑ 動画で臨場感を味わおう

 

 

 

 

 

肉が大量!

でもぜんぜん脂っこくないよ!

 

 

 

 

 

肉が空を飛ぶ!

 

 

炊きたて最高!

お米はしっとり。

 

 

 

 

 

手喰い証明図

 

 

辛くもない。

意外にシンプルな味付け。

 

肉の旨みで勝負。

米の香りと食感で勝負。

 

 

 

 

 

諸行無常

 

 

ガチなフレッシュマトン(ヤギ肉)が鬼のように。

 

こりゃうまいわけだよ!

 

 

 

 

 

マライティッカ/MALAI TIKKA

 

 

図に乗った私は、何を思ったかマライ鉄火を追加オーダー。

 

実はすでに腹パン830%だったので、通常時の私なら「食べきれずに無駄にすること」を恐れてこんな無茶なオーダーはしないのですが、、どうしても食べてみたかったんです。

 

 

で、2Pぐらいを食べてみたかっただけなのに、、

 

 

 

 

 

拡大図

 

 

・・これ、8.3Pあるよね?

 

やべいよね?

ボク、ここで憤死するの?

 

 

 

 

 

 

↑ この異常なやわらかさを動画で確認しよう

 

 

 

 

 

まあ、量の多さにはショックを受けたものの、それ以上にショックを受けたのがこの”柔らかさ”でした。

 

なんですか、これ!!

 

 

 

 

 

切断の図

 

 

いったいどうやったらこんなに柔らかい鉄火になるのか知りませんが、なんと、爪楊枝で簡単に切れちゃうほどの柔肉だったんです!

 

 

これは好き好きでしょう。

肉肉しい弾力性を求める人も多いので。

 

しかしながら、これこそがまさに”ムガライ料理らしさ”なのかもしれません。

じつに興味深いものでした。

 

味に関しては、チーズスキーさんにはたまらないものですね、きっと。

 

 

***

 

 

その後、郊外すぎてなかなか来てもらえないタクシーを何とか捕まえ、パハールガンジ(メインバザール)の宿舎へチェックインしたにゃ

 

 

 

 

■ 次回予告(Next Yummy)

[35] クリシュナ・ルーフトップ・カフェ

 デリーの朝ターリー! リシケシから来た男との会話!

 

 

***

 

 

北インド&ネパール遠征編 2020年 新春 もくじ(リンク)
 ↓↓↓
https://ameblo.jp/yamikomon/entry-12567318192.html

 

 

北インド&ネパール遠征編 2020年 新春 テーマ曲


「Wind Climbing~風にあそばれて」

 

 

■ おすすめ書籍

 

 

※ネパール、およびネパール料理好きにとっては待望の本が出ました!必読の書。

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※京都タルカ、大阪ダルバート食堂、神戸カラピンチャ。日本を代表する料理人の本!必読の書。

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※アジアハンター代表・小林さんの著書です。(イミズスタンの解説もあり!)必読の書。

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※富山県のカレー界について22ページも取り上げられています。(やみちゃんも登場!)必読の書。

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「次のカレー活動は、あなたの街のあの店です」

 

 

 

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