バラナシの路地をブラヤミ / バラナシ ■ 北印度&ネパール [31] 冬の名物”マライヨ” ! | ☆やみちゃんの世界食べ歩き☆

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富山県射水市在住のカレー研究家、ブロガー。ブログは14年継続中。カレーの聖地イミズスタンの命名者として、各種新聞・雑誌、テレビ、カレーイベントでイミズスタンをPRしています!イミズスタンのzineも出版!「ROTI circle」を主宰。

 

カレー探偵、やみちゃんです。

 

 

ナマステー!!

 

2020年1月2日から14日までの約2週間、北インドとネパールへカレー遠征(ひとり旅)をしてきました。

 

◆◆ カレー遠征 2020 新春

 『北インド&ネパール遠征』 編

 

 

第4部 バラナシ編
 [31] Varanasi Yami Walking
  冬の名物”マライヨ”、ミルクワーラーで”ダヒ”と”ギー”

 

 

バラナシの裏路地

 

 

昼飯を終え、一旦宿舎に戻った私は、荷物をまとめて別の宿舎に引っ越すことにしました。

 

なぜそんな面倒くさいことをするのかといえば、2つの理由がありました。

 

 

 

 

 

ゴミをあさるヤギさん(近影)

 

 

ほんと、ダンジョンのような路地です。

 

Google MAPも役に立ちませんから、本能で進むのみ。

 

まあ、私には漁師の血が流れているので、太陽や風の方向でだいたいは分かりましたが。。やみGPS© ですちゃ。にゃはは。

 

 

 

 

 

チェックイン

 

 

さて、無事にチェックインを済ませました。

 

価格帯は同じぐらいなのに、こちらの方がずっと快適!

やっぱり宿舎はよく調べて取らないとね。

 

 

そうそう、なぜ宿舎を移ったか、ですが、

1つは、前の宿舎のホットシャワーが死んでいたこと。

 

もう1つは、街をうろつく妖しい輩たちに宿舎を覚えられてしまったからです。

 

彼らはよっぽど暇なのか、宿舎の前に見張り役を配置して、私が外に出ると同時に後を付いてくるようになりました。

 

また、彼らは複数人で連絡を取り合い、街角ごとに仲間を立たせるので、1人振り切ってもすぐに別のメンバーに捕捉されてしまう感じ。

要は、集団で監視し、ストーカーしてくるわけです。

 

 

 

 

 

「地球の歩き方」にも出た店

 

 

何が目的でそこまでしてくるのかといえば、自分たちの提携している店(土産店、シルクの店など)に誘導して、紹介料をもらうため。

 

或るとき振り切れずについて行ったら「地球の歩き方」の239ページに出たことが自慢だという某シルク店でした。

 

この店に関しては「地球の歩き方」に載るぐらいだから悪質な店ではないのかもしれませんが。。

 

 

また別の或るときは、いかにも悪そうなヤンキー風の兄貴の土産店にも連れて行かれました。

 

 

兄貴「俺、20年前に大沢たかおの「深夜特急」に子役で出演したんだぜ! ・・ところで、ガンジャ(マリファナ)いる?」

 

 

日本語がうますぎて怖いです。ぶわ。

 

あまり関わりあいにならないよう転進しました。

 

 

***

 

 

この路地のヌシさま(近影)

 

 

さて、私は冬のバラナシの名物、「マライヨ」を求めてブラヤミ。

 

 

 

 

 

雑貨店にあったスイッチパネル

 

 

うーむ、「マライヨ」はどこだーー!?

 

 

 

 

 

バングルの店

 

 

だめだ、ここにもないな。

 

 

 

 

 

名称不明の店

 

 

・・おや?

 

 

 

 

 

大量のマライヨ

 

 

やみ「これ、マライヨですか?」

 

おじさん「そうだよ!」

 

 

きたーーーー!!

 

 

 

 

 

マライヨがいっぱい

 

 

マライヨ(Malaiyo)は、バラナシの季節限定(11月から3月)名物菓子。

 

見た目はふわふわのメレンゲなのですが、実は卵の白身を泡立てて作る洋菓子のメレンゲとは異なり、こちらは牛乳の泡からできています。

 

 

 

 

 

拡大図

 


生乳を夜露にさらしておくことで、翌朝その夜露と共に生乳をへらでかき回すと濃厚な泡が立ちます。

 

これをサフランで色づけし、香料を加えて香り付けしたものがこのお菓子なんです。

 

 

 

 

 

溶けやすい

 

 

ほんのり甘く、口の中で溶けていく不思議なデザートですね。

 

食べられて良かった!

 

 

 

 

 

ミルクワーラー

 

 

もう一軒、別の場所で似たような店を見つけたので立ち寄ってみました。

 

 

 

 

 

ティファンやミターイ、乳製品を扱う

 

 

マライヨはなかったけど、いろいろありますね。

 

南インドのティファンもありました。

 

 

 

 

 

Rabri

 

 

これは甘そうだな。

 

 

 

 

 

Malai

 

 

マライだ!

これ、トーストに乗せたら激ウマなやつー!

 

 

 

 

 

Dahi

 

 

やみ「おじさん、これ、なに?」

 

おじさん「ダヒ(ヨーグルト)だよ」

 

 

 

 

 

食べてみた

 

 

私はヨーグルトスキー。

 

どれどれ?

 

おおっ、正統派ガチヨーグルトだよ!

うめい!

 

 

 

 

 

おじさんが何かを作る図

 

 

やみ「ところで、今、それは何を作ってるの?」

 

おじさん「これかい? これはギーだよ」

 

 

 

 

 

出来たてのGhee

 

 

そういうと、おじさんは私の手のひらに一かけらのギーを乗せてくれました。

 

体温でスーッと溶けていく ピュアギー(ガチギー©)です。

 

それはあまく香り、何ともいえない優しさで私に癒しを与えてくれました。

 

(※市販のギー製品には2種類あって、ガチギーと、コンパウンドギーがあります。甘い香りのするガチギーはミルク由来で高価ですが、香り、味が格別。一方のコンパウンドギーは安価ですがパームヤシ油などを原料とするマーガリンであり、もはや別物です)

 

 

***

 

 

メインガートの夕暮れ

 

 

さて、そんな風に街をブラヤミっていたらあっという間に夕暮れ時になりました。

 

私は昨夜も見たメインガートのプージャーをもう一度見ようと思い、会場へ。

 

 

 

 

 

花をちぎる女性

 

 

少し早い時間に付くと、準備風景が見学できました。

 

これは僧侶が儀式に使う花びらを手でちぎっている風景。

 

 

 

 

 

ボートに乗った観光客

 

 

ボートも祭壇近くに集まってきました。

 

 

 

 

 

プージャー

 

 

あの花びらはこうして絨毯のように敷き詰められていました。

 

2日目ともなると、いろいろ細かいところにも気がまわりましたちゃ。

 

 

 

 

 

プージャーは続く

 

 

やはりプージャーは良いものです。

 

 

さあ、腹も減ったので、晩飯に出かけるとするにゃ

 

 

 

 

■ 次回予告(Next Yummy)

[32] ケサリ・レストラン

 街の中心部で豪華マルワリ・ターリーを豪快に手喰い!

 

 

***

 

 

北インド&ネパール遠征編 2020年 新春 もくじ(リンク)
 ↓↓↓
https://ameblo.jp/yamikomon/entry-12567318192.html

 

 

北インド&ネパール遠征編 2020年 新春 テーマ曲


「Wind Climbing~風にあそばれて」

 

 

■ おすすめ書籍

 

※このカレー遠征に際し、貴重なアドバイスをたくさんいただいたアジアハンター代表・小林さんの著書です。必読の書。

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※富山県のカレー界について22ページも取り上げられています。

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「次のカレー活動は、あなたの街のあの店です」

 

 

 

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