サールナート / バラナシ ■ 北印度&ネパール [29] 釈迦の”初転法輪”の地、鹿野苑にて! | ☆やみちゃんの世界食べ歩き☆

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富山県射水市在住のカレー研究家、ブロガー。ブログは14年継続中。カレーの聖地イミズスタンの命名者として、各種新聞・雑誌、テレビ、カレーイベントでイミズスタンをPRしています!イミズスタンのzineも出版!「ROTI circle」を主宰。

 

カレー探偵、やみちゃんです。

 

 

ナマステー!!

 

2020年1月2日から14日までの約2週間、北インドとネパールへカレー遠征(ひとり旅)をしてきました。

 

◆◆ カレー遠征 2020 新春

 『北インド&ネパール遠征』 編

 

 

第4部 バラナシ編
 [29] Sarnath Budha Temple
  仏教の4大聖地の1つ、寺院のテーマパーク的な!?

 

 

バラナシの路地

 

 

バラナシをぶらぶらしていると、たくさんの妖しいインド人に日本語で声をかけられます。

 

彼らは言葉巧みに高級なシルク製品を売る店などへ客を連れて行き、店から紹介料をもらうのに必死なのです。

 

 

私は彼らにイジワルで、

 

「どうせ店から高い紹介料もらっとるがやろ? 何割もらっとるがけ?

 

と訊いたのですが、そんなときは全く悪びれもせずに、

 

「そうだけど、それが何か? 私は良い店を紹介する。他は高い、悪い店が多い。日本人はそういう店にだまされてしまう。だから私が本物を売る安心できる店に連れて行くんです。そのほうがトータルで良くないですか?」

 

と返してくる始末。

 

結局は、シルク製品の相場とかが分かっていないと法外な価格で買わされてしまいそうですちゃね。

 

 

 

 

 

オートリクシャー

 

 

さて、そういったシルク店への誘導の他に多いのが、「サールナートへのガイドは要らないか?」という誘いでした。

 

サールナートはバラナシ中心部から北へ10km離れた郊外にある、仏教の四大聖地のひとつです。

 

そこへバイクで送迎するので500-1000ルピーちょうだい、って話。

 

 

・・とはいえ、普通にオートリクシャーでもそれぐらいで行けるので私はオートにしました。

 

「往復の送迎と、サールナートの散策時間の待機料込みで500ルピーね」

 

交渉成立!!

 

 

 

 

 

ウシさん(近影)

 

 

てか、道はこの状況につき、なかなか進みませんねえ。

 

 

 

 

 

ウシさん(近影)その2

 

 

ウシさんたちも、車が多くなってきたこのご時世、大変だあ。。

 

 

 

 

 

相席あたんまえの図

 

 

オートのおやじが相客を乗せまくり。

 

車内、キツキツ。

 

 

 

 

 

バラナシの少女(近影)

 

 

少女が、やみ猫先生をガン見。

 

一時も目を離さず。

 

 

 

 

 

同乗者

 

 

「私も乗っていい?」

 

 

 

 

 

同乗者増える

 

 

僕も!

俺も!

 

オートリクシャーで、ドライバーの両サイドにまで同乗するのは始めてかも。

定員がやべい。

 

 

そして、こんなノリなのでなかなかサールナートに着きません。

まあ、いいけど。

 

 

 

 

 

キツキツトラックの図

 

 

前を見ると、もっとキツキツな車がいましたちゃ。ぶわ。

 

 

 

 

 

サールナート到着

 

 

”菩提樹の下でさとりを開いた釈迦は、その後7日間、足を組んだままの姿勢で「解脱の安楽」を味わった。

 

出家のときにいだいた目標を達成した満足感にひたっていた。


 しかし釈迦は、自分のさとった縁起の理法を世間の人々に説くのをためらった”

 

 

 

 

 

MAP

 

 

”釈迦は、ひとり隠れて、静かに瞑想に耽っていたが、心のうちにこのような考えがおこった”

 

 

 

 

 

レンガの遺跡群

 

 

”「私のさとったこの真理は深遠で、見がたく、難解であり、しずまり、絶妙であり、思考の域を超え、微妙であり、賢者のみよく知るところである。

 

ところがこの世の人々は執著のこだわりを楽しみ、執著のこだわりに耽り、執著のこだわりを嬉しがっている。

 

……だからわたくしが理法(教え)を説いたとしても、もしも他の人々がわたくしのいうことを理解してくれなければ、私には疲労が残るだけだ。わたくしには憂慮があるだけだ」と。(パーリ律蔵、マハーヴァッガより)”

 

 

 

 

 

ダーメーク・ストゥーパ

 

 

”沈黙への誘惑が釈迦の心に起こったとき、梵天(ぼんてん)が法を説くように三度にわたって彼に願い求めた。

 

ようやく説法を決意した釈迦は、古来宗教上の聖地と見なされていたバラナシに向かった。ブッダガヤーから300kmを歩いた。

 

 郊外のサールナートには「鹿の園」(鹿野苑ろくやおん)と呼ばれる園があって、そこにかつて苦行をともにした5人の修行者たちがいた。

 

 彼らに対して、釈迦は「中道」のあり方などを説いた。

 

 この最初の説法を、初めて法の車輪が回ったということで、「初転法輪しょてんぽうりん」という。

 

 宗教としての仏教が成立した瞬間である”

 

 

 

 

 

ストゥーパを見上げる

 

 

 

 

 

チベット系(?)の皆さん

 

 

例によってストゥーパの周りをぐるぐると歩いておられましたよ。

 

 

 

 

ストゥーパの見学中もオートリクシャーは外で待機しているので、なんだか落ち着いて見学できませんでした。

 

(あーあ、こんなことなら片道だけの契約にして、帰りは別のオートを拾えばよかったな、、)

 

そう後悔しましたが、ドライバーから「サールナートにはオートはほとんど居ない。俺を逃したら、もう帰られなくなるぞ」と脅されて(?)いたんですよねえ。ぶわ。

 

 

***

 

 

日本寺

 

 

さて、サールナートには巨大なストゥーパがあるだけではありません。

 

世界各国の仏教寺院があって、参拝客を受け入れているんです。

 

あたかも、町全体が仏教のテーマパークかよ、的な感じ。

 

 

 

 

 

中国の寺院

 

 

中国の寺院も表敬訪問。

 

 

 

 

 

チベットの寺院

 

 

インドでうまれた仏教はインドでは衰退しましたが、チベットほか東アジアで広く信仰されています。もちろん、日本でも。

 

 

***

 

 

てか、他にもタイの寺院とかサールナート博物館とか、見どころがいっぱいあって1時間で見学なんて無理すぎやし!!

(※ 3.8時間は必要かと)

 

 

オートのドライバーに、まだ待てるか訊いたところ、

 

「はい~! 今のところ1時間を超過しているから料金2倍ね」

 

と言い放ち、めっちゃいやらしく「グヒヒ・・・」と笑っているじゃありませんか。

 

 

ぐぬぬぬぬ!

やらかした!!

 

 

このパターン、何回目だよ。

 

もうこういうのには引っかからないよう、うまく立ち回ってきたつもりだったのに、失敗したーー!

 

(そうか、どうりで、ちんたら、ちんたら、ゆっくり巡回していたし、マイナーな施設から順に見学させていたのね)

 

もうこのドライバーに案内してもらうのが嫌になったので、

 

「帰る!」

 

少しゴネたら料金も安くなったので、まあいいか。

 

 

 

 

 

わんこの図

 

 

さあ、聖地でありがたい気分になったことだし、次は”あの店”に昼メシを食べにいくにゃ。

 

 

 

 

■ 次回予告(Next Yummy)

[30] バッティチョーカー・レストラン

 炭焼きバッティ! ラジャスタン名物を豪快に手喰い!

 

 

***

 

 

北インド&ネパール遠征編 2020年 新春 もくじ(リンク)
 ↓↓↓
https://ameblo.jp/yamikomon/entry-12567318192.html

 

 

北インド&ネパール遠征編 2020年 新春 テーマ曲


「Wind Climbing~風にあそばれて」

 

 

■ おすすめ書籍

 

※このカレー遠征に際し、貴重なアドバイスをたくさんいただいたアジアハンター代表・小林さんの著書です。必読の書。

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※富山県のカレー界について22ページも取り上げられています。

 (やみちゃんも登場!) 必読の書。

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「次のカレー活動は、あなたの街のあの店です」

 

 

 

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