イタリア・ワイン探訪(その7)ロンバルディア州「クロアティーナ・イル・ジガンテ2018・マルティルデ」(プロヴィンチャ・ディ・パヴィアIGT)

 

 西暦1100年頃からブドウ栽培とワイン造りが行われていた歴史ある地域に拠を構える動物ラベルでお馴染みのマルティルデが、ロンバルディアの土着品種クロアティーナ(ボナルダ)100%で造る赤ワインです。

 このワイナリーに住むいろいろな動物がラベルに描かれており、今回はワンちゃん。

マスチフ犬「グリッロ」(わずか2歳ですでに体重80Kgに成長した巨大犬)を重ね、「イル・ジガンテ(巨人)」と名付けられました。

 クロアティーナ種は以前にも同じワイナリーの動物ラベルで紹介済みです。

縦走編第99回ボナルダ種のネコちゃん。

散策編第58回クロアティーナ種のウマにゃん。

 

ワイナリーのサイトはこちらです。

 https://www.martilde.it/it/

 

 今回も例によって金剛山キャンプ場で飲もうということで、同じワイナリーのクロネコちゃん(白ワイン)とワンコちゃん(赤ワイン)のどちらにするか、連れさんに提示したところ、ワンコちゃんとのこと。

 食材も赤ワインの合うように牛タン、豚コマ肉、ウナギ、ビーフジャーキーなどをそろえ決行いたしました。

 

 本ワインもひろーい、キャンプ場で抜栓した瞬間、あまーく広がる、フルーティーな香りが充満、デキャンタージュと称して、ただの計量カップに移し替え空気を注入します。

 

 色合いが漆黒というか、濃いクリムゾン、お値段は3500円程度とリーズナブルです。

 過去飲んだクロアティーナ(ボナルダ)種同様、ほんとうにぶどうの感じが凄いです。

 甘いというと失礼ですが、果実感たっぷりで最高でした。

アルコール度数も14度なので、泊りキャンプで飲みたかった~(笑)

 

 本ワインはワイナリーの畑で最も標高が高く、最高の区画である畑「ズッカレロ」という、粘土質主体で少量の石灰質が混じる土壌のぶどうを使用。

 2022年も記録的な暑さの夏で、非常に糖度の上がったクロアティーナを9月下旬に収穫、豊かな芳香とほのかな甘さを得るために1か月以上マセラシオン、天然酵母を用いて発酵後、果皮を取り除いて密閉タンクに移し、翌年春まで熟成。そりゃ、美味しいわ!

 

 で、明日から熊本出張、大雨らしいが生きてたどり着けるのか・・出張の多いサラリーマンの宿命というか、天候だけはどないもなりまへん。お客様との約束の時間に辿り着けない場合は実際、自己責任って、なんとかならんのか!

 会社っておもろいのが、結果論が好きなのか「前日移動するという判断はなかったのですか」だし、そう考えて前日移動すると「当日移動できると思うのですが、なぜ前日移動したのですか」とか、やっとれんですわ。