イタリア・ワイン深淵(その35) プーリア州「フィキモリ2025・トルマレスカ (アンティノリ)」(サレントIGT)

 

 今年の夏は熱い・・名古屋出張で初の40度体験など温暖化なのか恐ろしいことになってきました。

 そんな中「冷やして飲む赤ワイン」ということで購入したのが本「フィキモリ」です。

 造り手はスーパータスカンで名を馳せる「アンティノリ」がサレント半島と丘陵地ボッカ・ディ・ルポに所有する、「海」と「丘」のプーリアの多様性を体現するブランド「トルマレスカ」。

「ネグロ・アマーロとシラー」種で造るカジュアル・ラインで、やっぱり暑いプーリア州で、冷やして飲んでいた伝統をヒントに造られた赤ワインです。

また『ワイン王国148号』の「冷やして美味しい赤ワイン」特集では高評価4.5ツ星を獲得(2024Vtg)。

 種のようなイラストをあしらったちょっと変わったエチケットですが、透明感のあるチェリーレッドの色彩が美しいです。

 香りもチェリー、バラっぽく、冷やして飲んでみました。

ぶどうジュースって感じのフルーティさがありますね(甘くないです)。冷たい料理に合わせるのが良さそうですね。ちなみにワイン名の「フィキモリ」って意味が分からないです。

 トルマレスカは名門アンティノリが1998年にプーリア州に土地を購入したことから始まります。

 アンティノリ自体は1385年にトスカーナのフィレンツェでワインビジネスを始めたイタリアを代表する名門中の名門ワイナリーで。

 現在は26代目現当主、ピエロ・アンティノリ侯爵と3人の愛娘がオーナー。

ピエロ・アンティノリ侯爵はプーリア州の魅力について、「この地の太陽、土壌、大地、気候、恵み、歴史、文化、食事に可能性を感じただけでなく、この地にはたくさんのブドウ品種があり、 その数だけ挑戦できる。そして、プリミティーヴォ、ネグロ・アマーロ、アリアニコなどそれぞれにおいて最上級のワインを造り出せる可能性がある」と語っています。

 ちなみにアンティノリの名声を築いた彼らのフラッグシップワインとも言えるのが「ティニャネロ」と「ソライア」。

 イタリア・ワインの歴史を変えたスーパータスカンの先駆けですね。

 

 トルマレスカはテロワールの特徴がまったく異なる3つの畑とエステートからなり、カステル・デル・モンテに位置する海由来の土壌を持つ「ボッカ・ディ・ルポ」、アドリア海沿いに位置する粘土質土壌の「マッセリア・マイメ」、DOCマンドゥーリアにある「テヌータ・カッルーボ」で構成されています。

 

 おフランス「シャトー・グラン・ジャン・ボルドー・ルージュ2024」です。

 こちらも典型的なボルドー・ルージュで、250年以上続く生産者デュロン家を代表するワインです。

いつもの「ジルベール&ガイヤール・コンクール2025」金賞(21年連続)。

ブドウ品種は「メルロー60%、カベルネ・ソーヴィニヨ40%」のセパージュ。

2400円程度の価格帯で、お味も典型的ボルドースタイル、くすんだ感じの比較的飲みやすいボディですね。

 デュロン社は280年以上10世代続くファミリーワイナリーで、現在では140haのぶどう畑を所有。

 異なる特徴のある4つのぶどう畑を所有しており、ガロンヌ川の右岸にあるジロンド県に位置するぶどう畑の1つは、南向きで川に面している最高のロケーションだとか。

 他の2つは、アントゥル・ドゥ・メールの粘土石灰岩土壌にあり、日当たりの良いぶどう栽培に適した土地に所有しています。

 最後の畑は、有名なサンテミリオン・グラン・クリュのアペラシオン内のドルドーニュ川近くにあります。

 

★★★

 15時から開いているお店を探していたら肥後橋に「シチリア食堂」というこじんまりとしたお店が見つかった。(本店は近くにある「トラットリア・アリア」さん)

 店内は異国ムードたっぷり、昔からシチリア自体が交易の中心点で、ヨーロッパ風よりもイスラムの影響を受けているイメージですかね。

 

 最初はイタリアビール2種から。

 

 前菜8種盛り、こんなチマチマしたのが大好きです。

 

 以前飲んだことのある「ヤレ・シャルドネ・クスマノ」です。

 こいつは樽が効いている、まさに「樽ドネ」、ぜひ連れさんに飲んでもらいたかった。

 前菜残り3種、特に鰯フライが絶品。

 

 看板メニュー「ムール貝の海水蒸し」(塩、水、白ワインなど一切加えず、貝が抱えている海水のみを使用ということで当然ショッパイですね~)

 続いて「シチリア風ペペロン」。

 ムール貝の出汁を使ったリゾットもいただきます~。

 さすがに全部の料理の味付けが濃いですねえ~、年寄りにはきついかも(笑)

 

 ということで、泡と冷奴を求めてサラリーマン飲みの聖地「大阪第Xビル」に移動しますが、意外と冷奴を扱っている店がなく、仕方なく「マキシ亭」さんへ。

 焼き鳥2本とハイボール、チューハイで〆ましたとさ。

 

 さて迷走台風と秋雨前線のせいでずっと雨、こんな中、名古屋出張だ・・やだなあ・・