イタリア・ワイン深淵(その15)カンパーニャ州「イルピニア・アリアニコ2020・カンティーネ・ディ・マルツォ」(イルピニア・アリアニコDOC)

 

 以前、「グレコ・ディ・トゥーフォ」(探求編第43回)を飲んでいるワイナリー「カンティーネ・ディ・マルツォ」の今度はアリアニコ100%の赤ワインです。

 

 ワイナリーはラベルにもあるように1647年創業。シピオーネ・ディ・マルツォ氏が創業者でカンパーニャ州でも最も古いカンティーナの一つとして知られています。

 かつてムッソリーニが表敬訪問したそうな。(今では黒歴史か?)

 2009年に現当主フィリッポ・ディ・ソンマ氏の母方のマルツォ家から父方のナポリ貴族ソンマ家の管理下に移っています。

 ワイナリーの面白い歴史や逸話は探求編第43回をご覧ください。

  さて本ワインは標高450mの粘土と石灰岩が混じった22haの広さのぶどう畑で栽培されたアリアニコを使用。

畑全体は、海抜200~500m南西向き傾斜地、寒暖差が大きい冷涼な乾燥気候。

可愛らしいラベルの絵は19世紀後半のフランス人アーティスト、アルベール・ロビダ氏がデザインしたものです。

 「過去と未来へのつながり」「更なるワイナリーの発展のために精進していく心」がテーマだそうですよ。

 タウラージを産み出すアリアニコ、さすがに結構濃いめの色彩にまあまあしっかりしたタンニン、それでいて滑らかな舌触りとエレガントを併せ持つワインに仕上がっていますね。

 イルピニアDOCはタウラージDOCGを包含する2066haにも及ぶ広大なエリアで、いろいろな土着系ブドウ(白はグレコ・ビアンコ、フィアーノ、ファランギーナなど、赤はアリアニコ、ピエディ・ロッソ、シャシノーゾなど)を使用したワインを造っています。

 本ワインはイルピニア・アリアニコDOC呼称でアリアニコ85%以上、その他黒品種は15%以下の使用が認められています。

 

★★★

 焼肉屋の激戦地、千林エリア。

 今回は久しぶりに「かんてき」さんに行ってきました。オーソドックスな焼肉屋でこれといった特長はないのですが、昔ながらのスタンダードなメニューである意味安心できます。

 もちろん炭火です。

 キムチから。

 タン。

 ハラミ、ロース、定番ですねえ。

 ホルモン系(丸腸だったかな・・)

 堪能致しました。

 

 続いてはスペイン・DOフミーリャからモナストレル種100%のしっかりした赤ワイン「コンデサ・ルナ2022」。

 造り手「ボデガス・ルソンS.L.」は1916年創業の家族経営のワイナリー。

 1990年代後半に新しいボデガを建設、伝統的でモダンなワイナリーへと進化。

 現在はでは食品など様々な商品を取い、20社を超える大グループ企業。

 本ワインは1900年代にコンデサ・ルナ(ルナ伯爵夫人)が所有していた土地から生まれています。「ルナ=月」を名称に冠するワインはあたりです。例外なく美味しいですね。

モナストレルはカベソーっぽいと思うのですが、そこまで重くなく、タンニンもいい感じで濃厚とまでもいかないですかね。

 ベルリン国際ワインコンクール2023で金賞受賞です。価格帯は2000円程度。

 来週あたりから傘マークばっかり、梅雨入りするのか!?