イタリア・ワイン探策(その93)ロンバルディア州「マルヴァジア・ピウメ2021・マルティルデ」(プロヴィンチャ・ディ・パヴィアIGT)
春の恒例、二上山チーズフォンデュ宴会のワイン、連れさんにどれが良い?と聞いたところ、「ネコがいい~」とのことで決まりました。
動物ラベルでお馴染みのマルティルデから可愛らしい白ネコちゃん行ってみましょう。
このワイナリーは大好きでもう4回目ですね。
今回はマルヴァジア種、ラベルは2019Vtg以来、ワイナリーの新たな家族の一員となったシャム猫だそうです。
ワイナリーについては過去記事を参照いただくことして、自社畑の中でもとりわけ古い区画(拓かれて50年以上)を含む畑のマルヴァジア(マルヴァジア・ディ・カンディアというアロマの強い品種)100%で造る白ワインです。
手摘み収穫後、房ごとプレスし、果汁は12時間静置。ろ過を行ってステンレス・タンクに移して低温で発酵後。軽くろ過し、再びタンクで約6ヶ月熟成の後瓶詰されています。
SO2は最小限に留め自然なアロマを損なわないようにしています。
今日は28度の夏日手前、いつもの二上山雌岳山頂にて。可憐なギンラン。
チーズフォンデュの素に追いチーズ。
もちろんチーズに合うし、冷えた白ワインは最高です。
色彩は干し草イエロー、アロマはマスカット風でとてもフレッシュです。(価格帯は3200円ほど)
今日の具材はDONQのパテ・ド・カンパーニュ、下町のトンカツ、エビ団子、軟骨から揚げ、砂ズリ、ぼんじり、ハンバーグ(チーズが入っているやつ)
お野菜はブロッコリー(高い!)、じゃがいもなど。
飲んだくれ編はこれまた大阪福島の新規開拓店「猪の居(ししのい)」さん。
名前のとおり猪メインに鯨メニューもあります。
初めて訪問する場合、無難にコースにすることが多く、今回も「おまかせコース」に飲み放題付けました。
鯨の小鉢から。これはさっぱり!
鯨赤身のお刺身、しょうが醤油でこれまたさっぱり、全く臭みはありません。
このあたりは日本酒「楯野側 純米大吟醸」で合わせます。
猪煮玉子も濃い味付けですが、これはスパイスジントニックで。
ここから猪焼肉5種盛り、最初焼き方を教えてもらってからは自分で焼きます。
食べ方もいろいろ、タレにつけてもよし、各種薬味をアクセントにしてもよし、とっても美味しく、全く臭みもなく、脂身もヘルシーで胃もたれしません。
揚げ物は猪肉のメンチカツ。
〆は猪肉とタケノコの炊き込みご飯。多めに作っているそうで、残った分はおにぎりにして持ち帰れます。
飲み足りず(笑)ジン専門のバーによって、タンカレーのジントニックを頂きました。(これ、オレンジピールが効いててむっちゃ美味しかった)
この日も近鉄は人身事故で遅れており、駅から歩いて帰る間に、お土産のおにぎりを頂きましたとさ(笑)