隋・唐以後の中国
隋・唐以後の中国の歴代王朝では、これら歴代皇帝の起居注などを材料として実録(天子一代の事蹟を編年体で記録したもの)が編纂され、さらに次の王朝の時に正史にまとめられた。日本でも、単に書物としての起居注ばかりでなく、律令制度その他様々な文物の移入とともに中国の歴史編纂の方法を学び、国家組織の整備に伴ない、国史の編纂にも着手し始めた。それとともに、文書行政を根幹とする国家機構の内部には、記録を専門とする官職・組織が設置されていったはずであり、それらの範となったのは 中国の史官の制度であっただろう。