バンジー体験記。 | 山崎あおいオフィシャルブログ「シュールイズビューティフォー」Powered by Ameba

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ハタチくらいの頃に「成人の儀式としてやっておかなくちゃね」と話していたのに、なかなか予約するところまで到達せず、大人になれないまま26才になってしまった私たち。

エドサリの萌ちゃん。

ひょんな、の「ひょん」って何だろうといつも思うけれど、本当にひょんな感じでチャンスが転がり込んできて、竜神大吊橋のバンジージャンプに挑戦してきました。はじめてのバンジーです。



竜神大吊橋は、茨城県の竜神峡にあります。


なんでも、日本で一番高いバンジージャンプらしいです。初っ端からラスボスに挑戦するウチは最強なのかもしれません、卍。


しかし怖い。萌ちゃんは前日にYouTuberの挑戦動画を見てイメトレをしたらしいですが。


係員さんによると、土日だと一日100人くらいが挑戦するみたいで、「そんなに多くの人が飛べてるんだから」と少しだけ勇気付けられました。ついでに、一人あたり16000円だから1日に160万円も売り上げるわけか、いいな、と羨ましい気持ちにもなりました。

なんかカッコいいハーネスをつけていざ出発。



吊橋を歩き始め、下を見てしまった瞬間、思わず「嘘でしょ」と笑ってしまいます。100メートル。なんで1万6000円も払って自ら進んで命を危険に晒そうとしているのか。

選んだ仕事が不安定だから、せめて他は安定志向!でここまできたのに。貯金をしっかりして、刺激的な遊びはスルーし、ときめきよりも安心感のある恋愛を心がけ

たしわ寄せが、今日なのでしょうか。
人間の、娯楽求める部分の脳、完全に構造がバグっていますね。



本当に大丈夫?

ダイジョブ!



係員さんは飛ぶ手順を「簡単です」と説明してくれたけれど、私は人が当たり前にできるようなことをミスするような人間です(飛行機を正しく予約できない、など)。不安が募ります。




張りに立たされて、あまりの恐怖から「本当に大丈夫?」と聞くも、外国人の係員は「ダイジョブ」しか言いません。足元にも胸元にも頑丈なハーネスがついているのに。死亡事故は起こっていないって、何度も確認しているのに。いざ下を見ると足がすくみます。飛べない気がしてきた。

5.4.3.2.1!!

強制的に始まった早すぎるカウントダウンと、はやく飛ばなくちゃ後ろがつかえてしまう的なプレッシャーで、気がつけば飛べていました。


橋で流れていたEDMと、飛ぶ順番を待っている人たちの歓声が一気に遠くなり、ゴムが伸びきった下ではただ風の音がするだけ。


人生で一番くらいの刺激的な遊びをしているのに、命まで危険に晒しているのに、到達点はこんなにも静かで孤独だなんて……深い……

(全く深くないですが、テンションが一周して、本気でこんなことを考えてしまいます)


飛んだら意外と爽快!みたいなこともなく、最初から最後まで、ただひたすらに怖いです。吊り上げて戻してもらうのも怖い。私という人間は、そういう、一山超えて油断したあたりで凄いミスをする節があるから。




完全に腰を抜かして帰ってきました。
無事飛べて良かったです。

でも、これは勇気とかじゃない。完全に飛ばなくちゃいけない空気に負けただけ。ハーネスがついていなかったとしても、あんな勢いでカウントダウンされたら、とりあえず飛んでしまう気がする。

悔しいので、また次に飛ぶ機会があったら係員さんのカウントダウンを制止し、ゆっくり自分のタイミングでかっこよく飛び込みたいです。

まあ、もう二度とやる機会はないんだろうけど。1万6000円だし。