ハナミズキ。 | 山崎あおいオフィシャルブログ「シュールイズビューティフォー」Powered by Ameba

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先日、今年はじめてのフェス参戦をしました。


5月とは思えぬ強い日射しでしたが、沢山の人が「鯖鯖」に耳を傾けて体を揺らしている光景を見ることができて、今まで感じたことのない気持ち(※)を得ることができました。

※「嬉しい!」と「何でこの人たち鯖の歌なんかで身体揺らしてるんだ?」の葛藤


同日出演にAKB48のチーム8もいまして、その中には私の推しメンの小田えりなちゃんもいまして、なんと初共演なんかしてしまいまして。


最後少しだけご挨拶できたのですが、私は「こんにちは…天使!」しか言えず、ぱるるの握手会に参加し「同い年です!」しか言えなかった頃から一歩も成長していないことを痛感いたしました。


成長なんかしなくていいよね。
天使は天使なんだもの。
天使の前で堂々と話すなんてむしろ不敬。


ライブを観に来てくれた母もチーム8のステージを楽しんだようで、おだえり可愛かったでしょ?と聞いたら「私もあの子が好き!」とのことでした。いつか握手会に連れて行こう。






ライブの最後は、作曲者本人であるマシコタツロウさんが歌う「ハナミズキ」。

この曲、最近ちょうど、改めて凄いなって思わされていたところだったのです。

リアルタイムでリリースされたときは私も幼かったので「君と好きな人が100年続くよう祈るなんて、一青窈さんは嫉妬とかしないタイプなのかな?寛大だ」くらいの考察しか出来ませんでした。それでも曲の底から溢れ出てくる凄みは何となく感じ取って、沢山聴いて、歌ってはいました。


だけど最近、色々な悲しいニュースを見て思うのです。一青窈さんが歌ったのは、ただの惚れた腫れたの恋愛のことではなくて、もっと深く、壮大な人間愛についてのことだったのでは、と。


僕の我慢がいつか実を結び、果てない波がちゃんと止まりますように。君と好きな人が100年続きますように。


小さな怒りや悲しみを、自分の強さと優しさでそっと打ち消すことの繰り返しで、到底どうしようもなかった悲しみの連鎖だっていつか止められるかもしれない。


この解釈が自分のなかでピンと来てしまってから(実際の意図は知らないけれど)、なんて素晴らしい曲なんだ、と改めて思っていたところだったのです。



世の中には、全く理解できないような思考で他人を傷つける人も多くいるし、優しく強い心を持った人でも、間違って誰かを傷つけてしまうことはあると思います。

悲しいことがない世の中なんてあり得ないかもしれないけれど、日々、少しだけ誰かを許す気持ちを持っていたいなと思った次第です。





朝方まで考え込んでいきなりこんな話を切り出しても笑わないで聞いてくれる誰かを大切に大切に、私も生きてゆきたいなと思います。



ハナミズキは名曲ですね、というお話でした。