46歳の夫は悪性脳腫瘍(膠芽腫)で手術をして約1年6ヶ月闘病後、2024年8月27日に旅立ちました。手術の後遺症で認知症を発症して寝たきりでした。
ここまでの経緯
夫が亡くなって、3ヶ月半が経ちました。
あっという間でした。
去年の今頃は、がんセンターで抗がん剤治療を受けていました。
病室でクリスマスソングを流しながら、あまり言葉を発しない夫に一方的に話しかけていたあの頃が懐かしいです。
私は昔から、1人で出かけたり食事に行くことが苦にならないタイプでした。
だけど、今は、1人でお出かけが全然楽しくないのです。
以前は、1人でお出かけしても帰ってくれば夫がいて、夫に今日あったことなどを話したり笑い合ったりできたけど、
今はそれを共有してくれる大人がいないので、全然楽しくないです。
夫の声が無性に聞きたくなる時があります。
携帯の中にたくさんの家族の動画があるけど、ほとんどは子どもを撮ったもの。
偶然夫が写っていても、なかなか声の記録はないものです。
何気ない日常の夫を、もっと撮っておけばよかったと後悔です。
リビングでくつろいでいて、コーヒーを淹れにいって、戻ってくる最中に私に話しかけて、みたいな。
そんな、今までに数えきれないほど繰り返されていたであろう場面の、
記録があればな〜と思います。
これから大切な人を看取るかもしれないという方、
ぜひ、日常の1コマと声の動画を残しておくことをお勧めします!
段々と、曖昧になってゆく夫の残像。
どうか私の記憶から無くならないで。。。
元気だった頃の夫が使っていた、洗顔料がお風呂の中にそのまま。
飲みかけのお酒が冷蔵庫の中にそのままです。
あえて片付けないわけではないけど、
日常に溶け込んでしまっている使い手がいないものたちは、
いつまでそこにあるんだろう。
そこだけ、時間が止まっているようです。