ご縁結び師🌸大和こころです。
このブログは、あなたが自分と「ご縁結び」をすることで「望む未来」を引き寄せ、
さらに加速させる心・マインドについて、誰よりもわかりやすく発信しています。
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昨日、書初めをしてゆっくりお茶をいただいていたときに、能登半島地震のニュースを知りました。
読者の皆さまおお住まいのエリア、または大切な方は大丈夫でしたか？
関西でもかなりの時間揺れていて電線もしなっていたので、現地ではもっとすごかったのだと思います。
私自身も石川県を含む日本海側にいる身内親族、縁者に安否確認を取り、
あわただしく過ごした夜でした。
一夜明けて、現地のニュースや被害状況の報道がされていて、とても胸が痛みます。
一刻も早く全ての必要な皆さまに救助が届いて、
「安心」と「安全」の中で生活が取り戻されますよう心から祈っています。
このようなときは、あなたの中にある「不安」と「おそれ」も一緒に振動して揺れやすくなるかもしれません。
そんなときだからこそ、自分の気持ちを整えることをしてあげてくださいね。
その安定した状態があってこそ、何か支援を含め必要なものを助けることができるからです。
私はこのようなとき、いくつかのことをします。
まず物理的に気持ちを静めたいときには、ぐっと静かに集中できるものをします。
昨日はちょうど着物の襦袢の半襟を全部付け替える予定でしたので、
7着分の半襟を一枚ずつ順番に縫っていました。
針と糸だけのとても単純な作業ですけれども、
無事を願いながら、ひと針ひと針縫い留めました。
もうひとつは、筆。
ちょうど年末に京都の三十三間堂さまにお参りにいったときに、御写経の紙をいただいてきていました。
新年に書いて納経しようと思ったからです。
いただいてきたのは、「延命十句観音経」です。
たった42文字の短いお経ですが、ご縁があって７年前に出会いました。
とてもお世話になった人が急な事故で入院し、かけつけるもとても危ない状態。
じっとしていられなくて、京都のお寺に行き平癒を願って写経したのがきっかけです。
当時は気持ちが動揺していたので、書き始めは文字もがたがたで、なかなか書き進められなかったのですが、
不思議としばらくすると心の中に静寂が戻って来て、すっと最後は書くことができました。
その書き終わった後の何とも言えない安堵感。
それまで写経を何度もしたことがあったのですが、初めての体験でした。
その後も京都各所のお寺に足を運んで、定期的に好んで写経を行っていました。
仏画では展覧会に出品するために、延命十句観音経の観音様を描いたこともあります。(今日のブログの冒頭の絵がそうです)
今回、年末に三十三間堂さまをお参りしたときに、ふと「必要だ」思い立っていただいてきたものが手元にあります。
写経は最後の行に「願い事」を書きます。
今日はこれから、被災地の方たちのことを想ってお写経しようと思います。
「延命十句観音経」はこのようなお経です。
観世音（かんぜおん）
南無仏（なむぶつ）
与仏有因（よぶつういん）
与仏有縁（よぶつうえん）
仏法僧縁（ぶっぽうそうえん）
常楽我浄（じょうらくがじょう）
朝念観世音（ちょうねんかんぜおん）
暮念観世音（ぼねんかんぜおん）
念念従心起（ねんねんじゅうしんき）
念念不離心（ねんねんふりしん）
私の好きな口語訳はこちら。
観音様。
私は観音様を信じ観音様にすべてをおまかせします。
私は仏にさせていただく因と縁をいただいております。
仏の教えを信じまた教えをもとめていく人々とめぐりあえるおかげで、
常・楽・我・浄の観音様の四徳が私の身にいただけますように。
わたしは、朝な朝な、
夕べ夕べに観世音を念じます。
この一念は私の心からではなく
私の心中に秘められている
仏の心の願いでございます。
ちなみにここで言われている四徳はこちら。
常徳：無常の世の中を生きていくのに無常を大切にしていくと、やがては不安のなくなる平常心が具わる。（そなわる）
楽徳：苦の世の中を生きるには､苦をよく噛みしめていくと苦からいろいろ教わり、苦が苦痛でなくなる。
我徳：自分ひとりの力で生きるのではないさまざまな縁に助けられ支えられて生かされ、また他を生かしていくと言う自利他利のはたらき。
常徳：苦だ、楽だと分け隔てをしない。 浄だ不浄だと選り好みをしない平等の智慧と慈悲。
どうぞ皆さま、このとき心穏やかにお過ごしくださいますよう。
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