タネから育った柿の木で今年、初めての花を咲かせる株が
あります。
カラスが食べた柿のタネが、自然発芽したもので、2年ほど
前に根元から相棒に切り倒されました。
柿の葉を摘み取り、柿の葉茶にすると言って残してもらうと、
今年は発芽後、初めての花が咲きそうです。
私の菜園には、タネから育った柿がいっぱい、大半は渋柿です
が、自然発芽から2本の甘柿も育っています。
不完全甘柿の「筆柿」は、もう咲いています。
大きな花は雌花、雄花は小さく集まって咲きます。
これは同じ木に雌花と、雄花が咲いていますが、雌花しか
咲かない木のため、自然発芽株は受粉木になります。
いろいろな形や大きさの柿がなる1本があり、それは雄花を
いっぱい咲かせます。
タネから育ったカリンは毎年、いっぱいの花を咲かせます。
でも現在、実がなっているのは、受粉昆虫が受粉してくれた
1枝だけです。
自然任せの受粉では、受粉昆虫がいなくなれば、その実を
収穫することもできなくなります。
無農薬栽培でも、受粉昆虫が来てくれるとは限らないの
です。
農薬を使えば害虫は簡単に消えてくれても、受粉昆虫などの
益虫も死んでしまうことを、忘れてはいけないと思います。