菜園のあちこちに、自然発芽の柿の木が育っているのですが、今年
初めて実をつけたきがあります。
今年は、柿を落果させるヘタムシの発生が多く、無農薬栽培では
収穫のころは落果する柿が多く、収穫は無理だろうと思っていました。
ところが、色付いた柿が目立ち始めました。
どうやらこれは渋柿で、しかも小粒です。
発芽から8年くらいで、放置柿だから無肥料です。
干し柿を作るとしても、早く熟すと高温すぎて作れず、またカラスたちの
貢ぎ柿になるかもしれません。
菜園で誕生した自然発芽柿で、もっとも古木は発芽から15年ほど
やはり渋柿で、菜園で休憩するときの日影になるかと切り倒さず
放置栽培を続けています。
期待通りの大きさに育ち、夏は日陰で休憩しています。
面白いことに、いろいろな大きさ、形の柿が生ります。
今年はヘタムシの発生で落果した柿が多く、丸い柿は無かったの
ですが、私の親指より細い柿も生ります。
菜園のあちこちに、まだ実をつけていない柿の苗もあり、実がなるまで
柿の葉茶の材料に収穫します。
もう25年ほど前、園芸店の閉店セールで衝動買いした筆柿は、
今年は早くから色付き始めました。
鉢植え栽培で店頭に並べられていたもので、そのころからほとんど
大きくならず今も樹高2メートルほど、盆栽風に育っています。
こちらも無農薬栽培ですが、今年は生りすぎです。
不完全甘柿で、同じ木に甘柿と渋柿がなります。
いまでは柿の形を見れば甘柿かどうか見分けられますが、
カラスやヒヨドリも見分けられ食べられ始めています。
渋柿は干し柿に加工しますが、気温の高い年は間に合わず
野鳥に貢ぐ柿になります。