「身口意」一致して責任を尽くす
「身口意」(しんくい)とは、
行いと言葉と心づかいのことです。
私たちは自分の言動に責任を負うことができているでしょうか。
依頼されたことや約束したことを正確に守るなどの
言行一致をさせることは道徳的に大切なことです。
それが形式的であったり、動機が不純であるなど、
心づかいが伴っていないことが少なくありません。
たとえば、他人から依頼された仕事や用事を行う場合、
自分をよく見せようとか、相手に嫌われたくないとか、
恩を着せようというような心づかいにもとづいていることが多いものです。
また、自分が日ごろ道徳に関心をもち、
社会奉仕活動を実行している場合でも、
ひとりよがりの正義感にもとづいていることがあります。
このような行為は言行が一致して形の上では善いことを
行っているように見えますが、
それは自負心や高慢心などの利己的な心づかいに
もとづいているといえます。
よって、言行一致だけにかぎらず、
心づかいも一致することが必要です。
円満な人間関係を築くために覚えていきたいことだと思います。
(参考:『最高道徳の格言』モラロジ―研究所)
志・夢あるところには「ハッタリ」あり??
自分の言い放った言葉に責任を感じながら
日々実績を積み重ねていく。
たとえきっかけはハッタリであったとしても、
その後の責任ある行動によってキャッチアップしていけば
いい結果を生み出すことができると思います。
そのとき「身口意」一致して責任を尽くせばいいのですよね。
それくらいの気概をもって行動していきたいです。
ただそのような行動は
誰かにライバル視されている場合、
批判の対象にもなりますので
辛いこともあるかもしれませんが、
信頼されるような結果を出すことで乗り越えていきたいですね。
自分で責任を持てない「ハッタリ」は
ただの妄言でおわる可能性もありますので、
言葉に責任をもてる範囲を自分やまわりの言うことにも
耳を傾けながら、見極めないといけませんね。
それでは、今日も皆様が健康で幸せに過ごせますように。