最近、ADHDの治療には、依存性が高いリタリンは使用されていません。その代わりになる
コンサータも18歳未満という制限があります。
リタリンはむしろナルコレプシーの治療に使われているそうです。
Dさんのお話しです。
「私はいつも何かを考えています。”何か”といっても、いつも同じことを考えているんじゃなく、
何か別のことをです。先日みんなで金沢に行ったのですが、兼六園を眺めていても、なぜか
アメリカやカナダの風景が浮かんできて止まりませんo(TωT ) 」
「いつものことなので、みんなは気にも留めていないようでしたが、私としては本当に困って
しまいます。約束は(すぐ忘れるので)すべてスマホに任せきりだし、かといって必要なときに
不要な考えばかり浮かんできます。いったいどうすれば良いのでしょう・・・」
このような方は、いってみれば「行先不明の翼」がついているようなものです。行先が「東京」
でも翼は持ち主の意思に関係なく「ニューヨーク」へ飛んで行こうとするのですから。
この状態ではカウンセリングは効果がありません。有効で副作用の少ないクスリの開発が
待ち遠しいです。