長い時間の流れの中で【115】 1・17 別離 | ぴかるんのブログ

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ピンクのポンポン

ピンクのポンポン★80(80-115)



※阪神・淡路大震災を源とする物語(フィクション)です

 尚、ピンクのポンポンの時計は、今も去年の夏の代々木体育館で止まったままなので、登場人物が過去の出来事を考える時、1年の時差が生じますので、ご了承下さい。


§☆§★§☆ V⌒⊥⌒V ☆§ ★§☆§

 祖父母の家に帰宅すると、温かい夕飯が用意されていた。
 明るい室内で、温かい夕飯、お風呂も用意されていて、静かな部屋で周囲を気にせずにゆっくりと眠ることができる。当たり前の日常がとても贅沢なことだと感じられた夜だった。
 前夜と同様に、母の布団を真ん中に、三人で並んで布団が敷かれている布団を見て、いつかはこの部屋に父の布団も敷かれることを期待した。

 電気が消されてからも、デパートで見た光景に興奮したせいか、寝つくことができないでいると、母が静かに起き上がり、部屋を出て行った。
 妹が寝返りを打ったので、
 「起きたん?」と訊くと、
 「うん」と返事があったけど、寝ぼけていたので、それ以上、話しかけずに居た。
 どれくらい時間がたったのか、母が静かに部屋へ戻ってきた。目を開くと、布団に座り、私と妹を見ている様子だった。

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<(_`_)>
{ 今更ですが、
Theyの一時期の別名って、
何でしたっけ

アハハ……
凄い記憶力

でも、
TheyはThey
これからも頑張って
 ]