先月購入して、そのまま石井スポーツ経由で白馬のMTSでチューンしてもらった新しい板二本
まだ雪も薄いってこともありますので、すぐに使うことは無いんですが
雪の様子次第ではあるものの、使えるなら年末あたりには使いたいなぁということで
いわゆるベース作り作業をぼちぼち
戻ってきた時に塗られていたワックスを剥いでブラシまでかけたところ
左がフォルクルのSL
右がロシニョールのGS
どちらも深さはほどほど(浅くもなく深くもなく)なクロスですが
なんとなく、SLの方が少しピッチ細かめ、深さも浅いような
狙ってそうなってるなら、SLの方は回転性を高める(逆に言えば、GSの方は直進性を高める)ということかなとも思いますが
たまたまそうなっただけかもしれず
あるいは、そもそもピッチや深さが違うように見えるのは気のせいなのか
まあ、どちらにしても、トラディショナルなストラクチャーですね
で、剥いだらワックスです
最初は去年買ったハヤシワックスのNF-00という低い温度で融ける柔らかいワックス
パッケージに「超浸透ファーストインパクト」とある通り、コンセプト的には新しい板もしくはチューンから上がってきた板に最初にかける浸透性に優れたワックスというもの
去年使い始めたときの記事
で、この記事の中でも触れていますが
昨シーズンについては、この柔らかいのを2、3回(実際には2回だったと思います)塗った後、ホルメンコールの中くらいのと硬いの(REDとBLUE)を1回づつ塗る予定と言っていて、実際にたぶんこの通りにやったように記憶してます
なので、昨シーズンは
都合4回ワックスを柔らかい→硬いの順にかけていって、いわゆるベース作り完了→滑ってOK
ということにしていました
で、今シーズンはこの柔らかいの塗った後に何塗るかというと
硬いのを1回塗って終わりってことにして、さらに手抜きしてしまおうかなと
硬い(=低温・乾燥雪用)のは手元にもいくつかあるんですが、まず選択肢となるのは
だいぶ前に買ったし、ちょいちょい塗ってはいるんですが
まだ使い切れずにいるホルメンコール
それの一番硬いBLUE
ところで、よく言われる
ベースワックスでベース作って、滑る時は(だいたいの場合はフッ素を含んだものを指してることが多いですが)滑走ワックスをそれに塗り重ねなさいよという話
僕の場合は、大会の時はともかく、通常の滑走(ポールトレーニングも含む)の場合は、ベースワックスと滑走ワックスって違うもの使っているわけでは無くて(テスト的に本番向けのを試してみることはありますが)、ほぼベース作りに使うのと同じパラフィンのみのワックスを塗り続けてます
ってことで、そのベース作り+いわゆる「滑走ワックス」ってことはしないので
今シーズンについては極端に柔らかいの1回+硬いの1回で滑り始めてみることになります
かつては(といっても20年くらい前の話ですが)、ベース作りと称して10回以上(多いときは20回くらいやってたような…)は夏から秋にかけて塗っていたことを考えれば、大幅に省力化
ここ10年くらいは4~5回くらいになっていたのから比べても、見ようによっては手抜きという感じですね
そういう形でやってみようかと思ったのは、ちょいちょいこのブログでも話題にしているICETUNENの小林さん(および、その小林さんが出演している動画)の影響が結構あるかな
興味ある方はぜひ動画も見てもらえればと思いますが、
要はシーズン前に多くの回数のワックスを塗る必要性あるの?ってところで
3:20~あたりで語ってますけれど
まあ、回数かけることは無意味ではないけれど、ワックスの浸透というよりはスクレーピングしてブラッシングしてというところが重要で
というあたりは結構、自身の経験則とかと照らしてもわかるなぁと
そもそも、どのみちシーズン中は(最近はリキッドワックスとかで済ましてしまうこともありますが)ホットワックス+スクレーピング・ブラッシングというプロセスを繰り返すので、シーズン前にあんまり頑張らなくても良いのかなと思ってはいたんですよね
なので、シーズンイン前(というか雪上で使い始める前)のホットワックスは最低限で🆗、しっかり滑走面になじませることができるなら1回で良いのかなというところに至りました
じゃあ、なんで硬いのの前に1回柔らかいの入れるの?って話ではあるんですが
だって、柔らかいのが手元にあったから(何かで使わないといつまでも減らない)ってのが最大の理由
まあ、なんとなくプライマー的に硬いの塗る前に一発入れておくのは滑走面への馴染み?定着?的な面で良い影響ありそうな「気がする」ってのもありますが(;´∀`)
でまあ、とりあえずホルメンコールの一番硬いBLUEはベース作り用として使うワックスの候補ですよと
ところで、このオフ期間に買ったもので
硬いワックスというとこれもあり
この記事で書いているアールゼロのエメラルド
この記事の中でも書いてますが、実際問題1シーズン滑るたびにホットワックスしたとしても使い切れないくらいワックスがあるんですけどね
アールゼロも含めて、つい最近までの在庫状況はこんな感じ
ほとんどは使いさしのものなので、残ってるのは半分くらいとか、ほぼほぼ使い終わりかけみたいなものもありますが、パッケージ単位ではこれだけあり
残ってる分だけでも、重さで言えば1kgくらいはあると思います
昔のようにベース作りで10数回とか塗り込むというのならともかく、今シーズンのようにベース作りには回数かけないということなら、間違いなく1シーズンかけても使い終わらない量です
なんですけどね
件のICETUNEの小林さんがね
アイスチューンでお勧めしてるベースはコレ。
— ICEtune Kobayashi (@IcetuneK) November 2, 2021
アールゼロWaxのすんごい硬いエメラルド。
と
それよりちょっと塗るの簡単なガリウムのブルー。
あれSLABは?となるかもですが僕の使用実績がまだ浅く、使ってないものは勧めようがないので、これからです😁
SLABさんにはこれから色々お頼みするかも。 pic.twitter.com/qA6k0b8tlI
こんなことツイートしてました
こういうの読んじゃうとアレですよ、「ガリウムのブルー」使ってみたくなってしまったんです
ところで、
今、メインで使っているワックスはハヤシワックスなんですが、そういう風になったのは2019‐2020シーズンから
特に使っていて問題があると感じていたわけではないんですが、この記事でも書いているんですが硬めのワックスだというNF-03もいう程硬くないよねぇと(その後日の記事でさらに硬いというHBというのも使いましたが、これもそんなに……という感じ)
いや、むしろ硬すぎというか、高温でないと融けないワックスをこの当時は忌避していたので、当時としてはそれはそれでいいという感じだったんですけどね
ガリウム買ってみた
あれ、ブルー使いたいだけなのになんでいくつも……(。´・ω・)?
例によって、○○円以上購入で送料無料のパターンで、やむなく?合わせ買い
まあ、思う壺ですが……
一応ね
ピンクはこのエクストラベースというラインで一番柔らかいワックスなので、クリーニングワックス的に使えるかどうかのテストのため
あと、D-CONTROLってのは黄砂用をうたったワックスで、フッ素とグラファイト系の何かを添加してあるワックス
これ、ちょっと気になってたんですよね
まあ、当面使う場面は無いと思いますが、春先になって雪が汚れたら使ってみようかなということでの購入
という理由はあるんですけどね
なんにせよ、ワックスばっかり貯めてもしょうがないので
「ホットワックス」については、もう今シーズンは買わないぞと(決意)……
いや、たぶん買わないだろうとおもいます(予想)……
買わずに済めば良いなぁ(願望)……
ともあれ、硬めのワックスをベースとして使っていくってことの中で
選択肢は広がりましたが、ちょっとまあ使い勝手的なところを比較したいところもあるので、板ごとにベースワックスとしてはこれ使うってのを決めてみようかなということで
今シーズンチューンに出したor購入+チューンした4本の板それぞれについて以下の通り決めてみました
カルパーニ GS ホルメンコール ブルー
カルパーニ SL アールゼロ エメラルド
ロシニョール GS ガリウム ブルー
フォルクル SL ホルメンコール ブルー
どの板に何塗るってのに特に根拠は無いんですが、
ホルメンコール使うのが2本あるのは、とっとと使い切りたいから
カルパーニのSLはICETUNEでチューンしてもらった板ですが、その際にアールゼロ塗ってあるので、それはそのまま塗り続けてみようかなと
GS、SLのそれぞれ2本の板で違うブランドのワックスにしているのは
カルパーニのGSとSL(これは去年までメインで履いてた板)とロシニョール(GS)・フォルクル(SL)とはシーズンの前半は並行して履いていこうかなと思っているので、同じ日に2本履き比べることができるタイミングもあるでしょうし、そうなれば体感ベースではあるけれど滑りの比較もできるかなという魂胆です
もっとも、年末年始終わったあたりからになるかなぁ……リキッドワックスメインに切り替えていく予定ですし、
ホットワックスする場合でもワックスの残りの状況なんかで何を塗るかとかは変えていくことになるので、どの板に何を塗るかってのはあくまでシーズン前半だけの縛りになります
そのあとは、年末年始あたりまでは
ここでいうベース作りに使うことにした硬めのワックスメインで塗って(泊りの時とかはリキッドも使いますが)
以降はリキッドメインでその都度状況判断してホットワックスもしていくという感じになると思います
ワックス塗る環境もちょっと変えようかなと思っていまして
ワックス塗る際の部屋と板の温度ですね
昨シーズンまでは(実際には昨シーズンはほとんどいけませんでしたが)平日にナイターを滑りに行くことを前提に
週末にせよ、平日のナイターにせよ、滑ったその日にワックス塗るのを原則としていました
(ワックス塗ったあと剥がすまでいくらか時間を置きたい→夜の作業ですからさすがにその日に剥がすのはキツイ→例えば火曜日に行くとすると月曜の夜に剥がすので必然的に日曜のうちに塗っておきたい、というような感じ)
そうするとですね
帰ってきてからそれほど時間をかけずにホットワックスすることになり、室温はそこそこまで(10℃台後半程度)まで上げたとしても板がまだそれほど温まっていない状態でワクシングしがちでした
ただ、今シーズンはナイターのシーズン券も買ってませんし、行くとしてもおそらくは2~3回行くかどうかという感じ
であれば、かならずしも滑ったその日に塗る必要もなくなり
室温しっかり上げて、板も室温まで上がった状態で塗った方が良かろうという感じで、
週末帰ってきてからすぐにワックス塗るのではなく、帰ってきたら水分は拭き取ったうえでその日は放置
平日の夜に時間取れるときにしっかり部屋を暖めてからワクシングという感じにしています
特にホットワックスについては、冷たい板に対してアイロンで急激に熱を加えるのは悪影響があるというのはよく言われることですし、たぶんあるよねぇという話ではありますし
リキッドワックスにしても、おそらくは板の温度は低いよりは高い方がワクシングの効果は高いのかなとも思いますしね
そんな感じでやっていこうかなと
さて、最後
ワクシングの作業についてではなく、再びワックスというブツ、そのものについての話
我が家の趣味部屋入ると壁一面に板がずらっと並んでいるわけですが
当然のこととして、ガチで滑るための板=気合入れてワックス塗る板とそうでない板があります
古くてシーズン序盤や最終盤の板が傷つきやすい時期に履くいわゆる捨て板とか
今では大雪渓でのコブやカムイのハーフパイプで使っているツインチップとか(これ、もともとは前十字靭帯再建して半年後くらいに雪上復帰した際のリハビリ用で購入した板)
あと、今は無きスノーヴァ羽島で滑ったり、シーズン中でも目先を変える練習用に使っているショートスキーとか
そういうのに塗るワックスは安いので良いよねぇということで買ったコレ↓
2019年の春に購入して使ってきましたが、ここにきてやっと減ってきた感がありまして
残り100gくらいかなぁ……
そろそろ捨て板で滑る時期も終わりますから、今シーズンで使いきれるかどうかはわかりませんが
まあ、遅くとも来オフには無くなると思います
それでですね、これ使い終わったら、こういう安いワックスはもう買わないでおこうかなと思っています
いや、なんでもいいから塗ってあれば🆗という板になら安いワックス塗った方が経済的
ということは間違いなく正論なんですけどね
(そもそも論として、ショートスキーとか今使っているフォルクルのツインチップとかは滑走面はエクストリュードなんでホットワックスする意味はあんまりないっちゃないんですけど、何も塗らないのもアレですし、そのために安いスプレーワックスとかペーストとか買うのはさらにアレですし、まあクリーニング兼ねてホットワックスかけているという程度なんですが)
実際問題として、そういった板に対してワクシングするのは年に(オフシーズンの室内とか大雪渓も含めて)10~15回あるかどうか
そのためだけに専用の安いワックスを(しかもそういうワックスはだいたい500gとか1kgとかで販売されているので必然的に大量に)買う必要もないかなと
むしろ、この記事の前半で書いたベースワックスと共通化してしまえば、そのワックスを大きなパッケージで購入できるから割安になる
例えば、定価ベースの金額ですが
今回購入したガリウムのブルーは100gで1100円+taxですが
200gのパッケージなら2100円+tax、500gの場合なら5000円+tax
となるので500gまとめれば1割弱安くなります(まあ大したことないっちゃ大したことは無いんですが)
ベースワックスとして使うワックスであれば、500gくらいならまとめても良いかなぁというところもあるのでそういう方向性にしていこうかなと
(もっとも、ベースワックスとして使うのをガリウムブルーに決めたわけでもないので、そこらの兼ね合いでまた違うこと言い出すかもですが)
ということで、ホットワックス絡みのところで、今シーズン変えていこうと思うところを書いてきたら
また、えらい長文になってしまい、書いてる自分がドン引きです^^;
(いるのかどうかわかりませんが)ここまでお付き合いいただいた方ありがとうございました(*- -)(*_ _)ペコリ