札幌岳豊滝コースから北海道を去る日 | 降っても晴れても

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山に登ったり走ったり、東へ西へ・・・

2023年の我が家の北海道遠征は実働七日間、今日がその最終日です。

とにかく全日行動で無事に登れたことが何より。天候も気温も、まあ恵まれたほうでしょうか。最後まで躓かないように、札幌岳に登ってから帰途につきます。

 

遥か遠くに羊蹄山が見えた

 

【2023年7月22日(土)】 札幌岳 豊滝コース

林道ゲート5:20~557m林道寸断地点6:00-05~643m林道終点・登山口6:20~908mがんばる坂7:05-15~縦走路分岐7:40~札幌岳8:05-25~林道ゲート10:15

行動時間:4時間55分

電子地形図25000(国土地理院)を加工して作成した。(令和元年手続改正により申請適用外)

注:この地形図のスケールは編集されています。距離を参照される場合は元のスケールで確認してください。

 

札幌市街地から定山渓へ向かう途中、国道230号の南側に札幌岳がある。普通は定山渓寄りの冷水コースから登られるが、これはあまり面白くないらしい。

今日も人が少なくて静かなほうの、豊滝コースから登ってみます。

舗装路から林道に入るとすぐにゲートがある。ここに駐車スペースあり。

 

ゲートの先も問題なく車で走れる道が続くが、ここは歩きのみとなる。40分ほど歩いていくと唐突に林道は山道同然の状態となり、テープで塞がれていた。

道はしっかりしているが、ササの被りが微妙に気になった。

道幅の広さを見ると、ここがかつては林道だったことがわかります。

 

643m地点が登山口になっていた。左手のヤブの中に林道終点という古い標識があった。ここから山頂まで、ひたすら登るのみです。

 

少し先の700m地点で広い河原になって、右岸に渡ったら本格的な登りになった。

「山頂」という単純な標識あり。今日も黙々と登っていきます。

 

稜線までの半分くらい登った所に休憩スポットがあった。ここで若者が一人、先行していった。

登りはまだまだ続きますが、今日も順調に高度をかせいでいく。七日目にしては上出来だった。

 

河原横断からちょうど1時間で稜線分岐に到着。この標識の右手が空沼岳への縦走路であるが、テープで塞いである。覗いてみるとフミアトすら見分けられないようなヤブと化していた。その先はどうなっているのか分からない。3年前に遭難騒ぎがあった縦走路だ。

 

分岐の先もまだけっこうな登りがあった。そして登頂です。視界もばっちり。

 

恵庭岳や樽前山方面。

これはどちら方面だったか。

 

山頂の先にも広場があって、そこからも羊蹄山が望まれた。

北海道の山旅の最後は、いつもこんなふうにしんみりと終わっていきます。

 

ゲートまで降りてくると、また若者が一人登っていくところだった。

ここで全てが終了です。

 

苫小牧港発18:45。今年も海天丸で調達した寿司でお祝いです。着ているのは清岳荘で買った斜里岳Tシャツ。もちろん私も着てます。

今回は北海道としては一つの節目になるかもしれない。次はまた少しスタイルと方法を変えて来ることになるかもしれない。

ひとまず大きな仕事を終えた気分で、船に揺られて体を休めて。

また次なる山を巡っていきます。

 

ありがとうございました。