駿台・代ゼミ・河合塾の数学テキスト勉強法① | 山本先生

駿台・代ゼミ・河合塾の数学テキスト勉強法①

山本の塾には

毎年駿台・代ゼミ・河合塾,

それに私大医学部専門予備校の生徒さんが

数学を受講しに来てくれます.

 

なのでいろいろな予備校の数学の教材を目にすることが多く,

それぞれの教材の良さも悪さも感じることができます.

 

で,今日は

駿台・代ゼミ・河合塾の予備校に通っている人向けに

予備校の教材の正しい勉強法をお話してみようと思います.

 

まずは駿台の数学の教材について.

駿台は昔から東大受験に強いため,

どうしても数学のテキスト全体に

なんとなく東大を意識した問題が入っています.

 

もちろん東大クラスのテキストであればそれが一番いいのですが,

国立大クラスのテキストも私大医学部クラスのテキストも

文系クラスのテキストも,

東大に必要な考え方が微妙に織り込まれていて,

個人的には

国立大クラスはもっと標準的な問題を増やし,

私大医学部クラスはもっと私大医学部の問題を中心にしたほうがいいと思うのですが,

テキストを作る側から言うと

テキストに採用する問題数は(授業時間の関係で)決まっているため,

数と式に3問,二次関数の最大最小に3問,・・・・という風にテーマを絞っていくと,

同じような問題で難易度が違うものを選んでしまい,

その結果どのクラスのテキストも難度が違うだけで

同じテーマを扱うようになってしまい,

東大・国立大・私立大・文系・医学部などの個性が出しにくいのです.

 

駿台の場合

クラスによる難度の設定はとてもうまいので

まずは自分の在籍するクラスのテキストを完璧にするのが最初の目標です.

そして仮に国公立理系クラスに在籍しているのであれば,

予習問題➡これは授業前に必ず自分で解いて理解しておく

授業用問題➡1問20分程度の予習をする

         このときわからない問題は参考書などで類題を探して

         類題を解いておくのも立派な予習です

復習➡授業では別解を示されることが多いのでそれも使えるようにする

     さらに青チャートなどで教わった内容の問題とその前後の問題を解く

     これは先ほど述べたように予備校の教材は選ぶ問題数が決まっているため,

     どうしても採用できなかった問題が存在します.

     チャートで類題の前後の問題を解くことでその補充ができるわけです

という勉強ができれば最高です.