こんにちは、行政書士の山本恵美子です。
飲み会などで、
「ワタシにもしもの事があったら、ワタシの携帯電話、誰か速攻壊して~」とか
「押入れに隠してあるアルバム(写真)は絶対家族には見られたくない!」
など、話が出たことありませんか?
携帯や写真のほかに、日記や手紙、若かりし頃に書きなぐった小説もどきも、見られたくないモノの筆頭かも知れません。
最近、行政書士仲間で、NPO法人の設立を含めて、「相続・遺言・成年後見」の普及啓発・・・まぁ一言で言うとお助け相談所みたいなものを立ち上げようと画策中です。
で、そこで出たのが「30・40代の遺言」です。
30代以下には、まだ実感が持ち辛く、50を超えると自ら情報を集めたりかなり積極的になりますが、50代の場合、自分がというより、自分の親世代の心配が主になります。
ちょうどエアポケットのような存在が、30代40代あたりです。
知りたくないわけでもないが、積極的に調べるわけでもない、でも興味がないわけでもない・・・。
表題の「親や家族には見られたくないモノ」は、その30代40代が遺言を書くとしたら、財産の行方より何より、「○×に入っているものは、中身を絶対に見ないで処分して」とか「△○は××さんに上げてね」とかが、実際書き残したいことの一つに入るのでは、と思いました。
パッと見ガラクタにしか見えないマニア垂涎のフィギアとか、当然、親や家族はそんな事は知りませんから、そのまま廃棄処分・・・なんてことも強ちなくはないかなと。
遺言で上記のように書いた場合、法的に効果があるかは別として、残された家族の意思に委ねられることになります。
実際、法定遺言事項には含まれていませんので、強制的に家族に実行させることはできません。
が、意思表示をしなければ、そもそも何を望んでいたかを家族に伝えることもできませんので、遺言書を書き残すことは意味ある事とと思います。
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