本日、「夏の甲子園」の福岡県代表校を決める第96回全国高校野球選手権福岡大会の決勝が行われましたが、北九州市八幡西区に所在する県立北筑高校の甲子園初出場は残念ながら成りませんでした…。
福岡県の場合、平成以降で夏の甲子園に出場出来た公立高校は今から18年前、1996(平成8)年の東筑高校ただ一校のみで、他は全て私立高校です。
尚、東筑高校は北筑高校と同じく八幡西区にあります。
18年前の決勝戦はドラマチックな展開でした。
相手の私立高校が甲子園への切符を99%手中にした、と福岡県民の誰もが思っていました。
しかし、9回裏に「奇跡」が起こりました!
な、何と東筑高校が逆転サヨナラ勝ちしたのです!!
私は思わず大泣きしました。
1987(昭和62)年以来9年振りに夏の甲子園出場を果たした東筑高校ですが、聖地・甲子園でも爽やかな話題を提供します。
この大会より女子マネージャーのベンチ入りが可能となりましたが、その第一号が東筑高校の三井由佳子さんでした。
肝心な野球でも緒戦で岩手県の強豪である盛岡大学付属高校を破り、二回戦まで進みました。
エースの石田泰隆投手、カッコ良かったですね!
更にこの年は東筑高校OBの故・仰木彬監督率いるオリックス・ブルーウェーブが日本一を果たしました。
あのイチロー外野手が在籍していた頃のオリックスです。
これは全くの私事ですが、念願の大学入学資格検定に合格したのがこの年でしたので1996(平成8)年は私にとっても思い出深い一年となりました。
私は公立高校のファンです。
それだけに快進撃の公立高校が登場した時は
「1996(平成8)年の奇跡をもう一度」
と期待しますが、願いは届きませんでした…。
1998(平成10)年の東筑、福岡工業、戸畑商業(現・北九州市立)、2011(平成23)年の東筑、南筑、そして今回の北筑…、
夏の甲子園に出場して(戻って来て)欲しかった高校ばかりです。
福岡県から東筑高校に続く「平成第二号」の公立高校が夏の甲子園に出場すること、
それは大相撲から日本人力士の優勝者が出ること以上に難しいことだと思いました…。