時系列が少しバラバラになるけれど、この記事では上の子が産まれて~1歳前後の時の話しをしようと思います。
「根っ子にある部分」という記事でも軽く触れましたが、私は結婚をして地元を離れ、知らない土地へと行きました。
実家も離れ、友達とも離れ、知り合いも誰も居ない中、私が頼れるのは夫だけでした。
この知らない土地で、友達も誰も居ない中での子育ては、想像以上に大変でした。
それが、初めての子育てであれば尚更。
私は里帰り出産を希望していたので、産前産後を合わせたら、4~5ヶ月位実家に居ました。
本当は1ヶ月検診が終わったら自宅に戻る予定で居たのですが、その事を助産師さんに話したら、車での移動距離が長いと赤ちゃんに負担が掛かるから、生後2ヶ月経つまでは自宅に戻るのを待った方が良いと言われ、帰る予定が少し長引きました。
産まれてからの上の子は、吸う力が弱かったのか、それとも直ぐにお腹いっぱいになってしまうのか、ミルクを飲む量が少なかった。
私は混合でやっていて、先ずは母乳をあげてからミルクをあげていた。
お腹が空いて泣くけれど、咥えると直ぐに寝てしまう。
寝てしまったら口元を刺激して起こしてあげてという指導を受けていたので、その通りにやって行ってた。
出産し、退院して実家に戻り、毎日これで良いのか、私のやり方であっているのか、ミルクの量は足りているのか、不安で心配だった。
そして1ヶ月検診の時、私は更に不安になった。
「体重が余り増えていない」と言われたから。
検査をしてみた方が良いと言われ、こども病院を紹介され、両親に一緒に付いて来て貰った。
検査をした結果は、特に異常は無く、甲状腺を刺激するホルモンの数値が少し高いのが気になるけど、でもそこまで気にする必要も無いとの事だった。
里帰りで帰って来てる事も話し、自宅に戻ったらそちらの病院で見て貰えるようにと、小児医療センターへ紹介状を書いて貰った。
自宅に戻り、紹介状を持って医療センターに掛かった。
そこでも検査をして貰ったけど、特に異常は無くて、経過観察をして行く事になった。
ここから1歳までは、月一ペースでの通院でした。
何もかもが初めてで、右も左も、前も後ろも分からない。
何が正解で何が不正解なのかも分からず、毎日不安と心配で心がいっぱいだった。
月齢が上がるごとに、ミルクの量も増えてはいる。
身長体重も、緩やかではあるけれど伸びてはいる。
それでも、次病院に行った時「増えてなかったらどうしよう」「何か異常が見付かったらどうしよう」「診察では先生に何て言われるだろう」、そう思うと、病院に行く日はとても怖くて仕方なかった。
当時住んでいた家から病院までは、歩いても行ける距離にあった。
私は基本、病院へは一人で行っていた。
夫に「仕事を休んで付いて来て欲しい」とは、中々言えなかったから。
でも、病院に行くと周りは殆どと言って良いほど付き添いあり。
祖父母が付き添っていたり、夫婦一緒に来ていたり。
そんな中私は、誰の付き添いも無くいつも一人。
一人で行き、一人で先生の話しを聞き、例え何を言われたとしても、その言葉を受け止めて子供と一緒に家に帰らなければならない。
これが、どんなに怖かったことか。
私は、不安や心配な気持ちを、夫に話して来なかった訳ではない。
不安で心配で堪らない事、病院に行くのが怖い事、先生の話を聞くのが怖い事、全部話してた。
でもいつも夫から聞く言葉は「大丈夫でしょ」や「大丈夫だと思うけどね」でした。
夫は夫なりに、私を励まそうとしてくれてたのかもしれない。
でも私には、それはとても冷たく映った。