PORSCHE 911 AC-0001、嫁ぎ先が決まりました。 | くるまの達人

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とか、タイトルで謳いながら、実はただの日記だったりするけど、いいですか?

一昨日のこのくらいの時間に、製作
の受付開始をお知らせした
「ポルシェ
911 model 993」、記念すべき1機目
の嫁ぎ先が決まりました。

本当に、うれしいです。

今回も、カタチになるまでまるっと
1年掛かりましたから。

ありがとうございます。


シリアルナンバーのアタマの文字列、
まだきちんと決めていないのですが、
「911AC-0001」と「911AC-R0001」み
たいな感じが格好いいかなと思ってい
ます。"911 Air Cooledシリーズ"です。

このシリーズから、バッフルボードに
ブランドバッチとシリアルナンバーを
刻もうと思っています。

7月末には、茅ヶ崎ガレージでお預か
りして、フルシステムの組み込みをさ
せていただきます。想像の斜め上の世
界を愛車の911に丹精込めて注ぎ込み
たいと思います。どうか、楽しみにし
ていてください。




生意気を言うようですが、真剣にもの
づくりをする人たちは、周りの目に
は、実に些細なことどうでもよいこと
にこだわって、思考にばかり時間を掛
けて、効率の悪化や進捗の停滞を招い
ている人ばかりに映っているかもしれ
ません。例えば自動車メーカーに、何
十人もそういう人を知っています。

けれどもそういう行程なく、人の心を
打つものは完成しないと思います。

例えば、ポルシェ911 スピーカーシス
テムmodel 993 のスピーカーユニット
をバッフルボードに固定するために、
1箇所ごとに、ボタンCAPねじ、スプ
リングワッシャー、ワッシャー、ナッ
トを使います。





表から見える部分をボタンCAPにした
のは、見た目が格好いいこと、強すぎ
るトルクで締まらないこと。表にワッ
シャーを使わなかったのは格好良く仕
上げたかったからと、CFRPなのでネジ
が埋まって締め付けが不安定になるこ
との心配がなかったから。

バッフルボードの裏面にはウレタン
フォームを貼り込んでいます。

裏面にスプリングワッシャーを入れた
のは、ウレタンフォームの馴染みでね
じが緩んでくることを想定してのこと。
スピーカーユニットのフレームがファ
イバー混入の樹脂製なので、スプリン
ワッシャーのめり込みを避けるために
通常のワッシャーを敷いています。

バッフルボードに傷がつかないように、
もちろん締め付けトルクの管理のしや
すさもあって、ねじの締付けはナット
を回して行います。一旦すべて締め付
けた後、少なくとも一晩置いて増し締
めします。

例えば、2つのスピーカーユニットを
留める10本のねじについて、道理を求
めるのは、ものづくりに真剣に向き合
う人なら誰でもそうだと思います。




有り難いことに、スピーカーシステム
においては、わたしの考える道理を、
最高の成果を得る一点に向かって構築
させてもらえています。こうして、さ
っそくシリアルナンバー0001を迎えて
くださる方がいることが、それを可能
にしています。


どうか、楽しみにしていてください。
ありがとうございました。




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してください。ブログよりも更新が楽
なので、スピーカーシステムの話、ク
ルマの話、はるかにたくさんの発信を
しています。簡単な動画ですが、スピ
ーカーシステムの音を車内で録音した
ファイルも、Facebook内にはたくさ
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山口宗久(YAMAGUCHI-MUNEHISA.COM)
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