明日と明後日、911もNDロードスターも。 | くるまの達人

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とか、タイトルで謳いながら、実はただの日記だったりするけど、いいですか?

明日、I.Y.A.Garage主催の試聴会が開
催されます。以下のブログに詳細情報
がありますが、サクッと書くと

明日と明後日(6/8,9)の2日間、
朝9時から夕方5時まで、
大井松田ICから10分のI.Y.A.Garageで、
ND Roadster 3D フルシステム装着車を、
ヤマグチの次にスピーカーシステムの
あれこれに詳しい岩間くんの解説付き
で体験してもらえます、

ということです。


住所は、

神奈川県足柄上郡開成町延沢602-1

です。ナビに貼り付けたい人は、コピ
ペして使ってください。

【2024/06.08, 09 I.Y.A.Garage試聴会】



ヤマグチは今年の秋冬のお披露目に向
けて仕上げなければならないことが山
積みで、その1発目の大きな山(高い
壁……とも)を越えるために、腰痛ベ
ルトを巻いてMacの前に座り込み中で
すが、ちょうどいいタイミングでナイ
スなお知らせができることになりまし
たので、急遽、試聴会会場へお邪魔さ
せていただくことになりました。

もうね、スピーカーシステムの解説は
岩間くんの方が上手なんじゃないの?
と思っているわけで、老兵ひとり恥を
忍んでのお邪魔です。

【6月8日22時追記】
土曜日の午前中着荷予定の部品が、ま
だ届きません。大事な試作部品の行方
はまだわかりませんが、今回の試聴会
へ持ち込むことができなくなりました。
ごめんなさい。わたしは現場へ入りま
すので、ポルシェ911スピーカーシステ
ムについての最新情報をお話すること
はできます。ぜひ、お越しください。


で、ナイスなお知らせというのは、か
ねてより開発中だったポルシェ911ス
ピーカーシステムの“model 993”が
いよいよ完成間近でありまして、ちょ
うど土曜日の午前中に最終試作の部品
がすべて揃うことになりました



これらの部品が茅ヶ崎ガレージに届き
次第、お見せできるくらいまでに大急
ぎで仮組みして、試聴会の会場へ持参
いたします










写真は、製作途中のリアスピーカー用
のCFRP(ドライカーボン)部品の一部
です。フロント用、リア用、ツィータ
ー用のどの部品も、いつにも増して厳
密に寸法指定をした加工をお願いして
いたので、図面に従って切り出しホヤ
ホヤの状態で、こんな感じですがOKで
すよねー? 的な写真を送ってくれま
す。もうね、この阿吽のやり取りがな
いと作れないレベルのことをお願いし
ました……今回も(笑


ポルシェ911でも、車両にねじ穴1つ
の加工、改造を行うことなく、内装の
デザインを一切変更することなく、シ
ートに座れば音楽が鳴り始めるその瞬
間まで、まさかこんな音楽といっしょ
にドライブできるなんて想像もできな
い。そういう世界観、わたしはメチャ
クチャ好きなんです。なので、そうい
うものを創りました。



もちろん、ただ取り付け性に知恵を
絞っただけでなく、どうしてポルシェ
911でこんな音楽といっしょに過ごせ
るのだろうと誰もが直感して、驚愕で
きる音楽空間の創造が最大の目的であ
ることは言うまでもありません。




【911リアスピーカー・テスト動画】


911スピーカーシステム“model 993”
リアスピーカーのテスト音声を紹介し
た動画です。試行錯誤しながらの録音
なので、動画はありません。使用して
いるユニットの写真に、音声を載せて
ます。ぜひ、ヘッドフォン(できれば
音質のよい)で聴いてみてください。

2種類の音源を、それぞれ2つの方法
で鳴らしています。どちらも前半の音
は、常識的にはこれ以上ないくらい
しっかりと車両に取り付けた状態を再
現して録音したものです。後半は、
911スピーカーシステム用に、今回採
り入れる方法で鳴らしたものです。

1つめの音源、ボーカルもギターも癖
のない感じで自然に鳴っている前半で
す。前半だけ聴けば、きっといいユ
ニットだねという感想も出てくると思
います。後半、ボーカルがスッと前に
出てきています、音色も声帯の湿り気
がわかるような分厚い質感が出てます
し、そして声やギターが空中にふわり
と浮かび上がらせる残響がすごく豊か
で自然に聞こえると思います。

2つめの音源、前半の鳴り方にわたし
が感じた不満は2つ。まずスネアドラ
ムの音がすごく浅いです。叩いた瞬間
のアタックはしっかり出ていますが、
革とスナッピーの鳴り音だけで、胴鳴
りのパンチや響きが存在しないスネア
ドラムという感じです。後半トッーー
ンと深い胴鳴りがしっかり聞こえると
思います。ドラマーのスネアドラムへ
のこだわりって、このトッーーーンと
かカッーーンとかパィーーンとかいう
胴鳴りの出し方だったりすると思って
います。なので、パーーンと鳴るだけ
の前半じゃ、わたしダメなんです。後
半の感じ、スタジオで生音を聴いてい
るようないい感じだと思います。もう
1つは、キーボードの音を聴き比べて
ください。2小節ごとにアタマからバ
ーンと入るエレピの音、スーッと音が
消えてゆく途中にバスドラムが鳴るん
ですが、その時にキーボードの音がな
んというか、まくれ上がった感じに聞
こえるわけです。2周り目の2発目
(1小節目2拍裏)と3発目(2小節
目1拍頭)が特にわかりやすいです。
これ、1つのコーン紙の上で、音が
スーッと減衰してゆく途中で、その
コーン紙をドンと揺らす音を鳴らすわ
けで、その瞬間に他の音が影響を受け
ないわけないんです。このキーボード
の音は、そのドンの前から後につな
がった音量変化のある1つの音なわけ
で、特に目立つんです。後半の方で
は、キーボードの音がスーッと減衰し
てゆく滑らかなカーブが、バスドラム
が鳴ってもほとんど乱れてないことが
わかると思います。

スピーカーユニットを買ってきて板に
取り付けて鳴らす、だけでは絶対にこ
ういう表現は再現できません。このあ
たりの違いが、わたしが創るスピー
カーシステムの工夫の成果だと考えて
いただいていいと思います。

フロントスピーカーをテストしている
ときの録音記録はありませんが、リア
スピーカーでここまでこだわっている
ことから推して知るべしという感じで
想像していただいて結構です。



明日と明後日は、NDロードスターの開
発車を使った試聴会ですが、その音を、
しっかりとした屋根のある、W124より
も小さなけれども十分な空間が確保さ
れている室内で、振り返ればリアウイ
ンドウが前席で音楽を聴くための素晴
らしい角度で傾斜している条件も備え
つつの音楽空間だと想像してください。
そのためのベンチマークとして、ND
ロードスターを聴いていただくという
のもアリだと思います。

もちろん、ロードスターのオーナーの
方にこそ聴いていただきたいNDロード
スターであることに1ミリも疑う余地
などありません。ぜひ、お友だちを
誘って、ツーリングがてらお越しくだ
さい。


ポルシェスピーカーシステムは、まず
model 993の受け付けを今月中にス
タートする予定です。964、930用も仕
様違いの検討を経た後に、順次スター
トする予定です。


そうそう、NBロードスター、FD RX-7、
メルセデスW126、W201のことも忘れて
いません。S124リアドアスピーカーの
新型なんか、確定したユニットの購入
まで駒を進めたところで止まっている
感じです。なにしろ1人しかいないの
で、心身に鞭打ってもこの程度なんで
す、すみません。


というわけで、明日と明後日、ポル
シェ911スピーカーシステム model
993の基本的な構成物を持って、ご希
望される方にこの1年近くの苦労話を
ゲップが出るほど語って差し上げま
す。そういうのが好き、という酔狂な
お方のお越しをお待ちしております。





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してください。ブログよりも更新が楽
なので、スピーカーシステムの話、ク
ルマの話、はるかにたくさんの発信を
しています。簡単な動画ですが、スピ
ーカーシステムの音を車内で録音した
ファイルも、Facebook内にはたくさ
んあります。鑑賞だけならアカウント
は不要です。下のFacebookのURLから
飛べます。

山口宗久(YAMAGUCHI-MUNEHISA.COM)
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