トランプ政権になって その4 | ヤマガラ家のシーズー日記

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愛犬(シーズー)との散歩や日々の出来事

トランプ氏が様々なことをどうするのか?
まだまだ今の状況では判断がつかないので、引き続き
アメリカの問題だと思われるネイティブインディアン(原住民)について書きたいと思います。

アメリカのネイティブインディアンは、以前はインディアン酋長とか
お話の中でカッコイイ存在でした(私だけでしょうか?)。
でも、現在 実際に生存しているネイティブの子孫たちは、アメリカで最底辺で暮らしています。ほとんどの人が貧乏と言われる生活レベルで、高校に行くこと断念しなければならない経済状態の人も多いと思われます。
それがなぜかといえば、このネイティブたちには、限定された土地が与えられていて、その中でネイティブの村があり、生活しているからです。ここの生活レベルがどんなかというと、水洗便所がない場合もある、ということです。
この人の住んでいた古い家は、トイレまで徒歩30分くらいかかったと聞いて驚きました。アウトハウス(outhouse)というらしいですが、ニオイや汚物を避けるために家から遠く離したんだと思いました。
とりあえず、この居住地には中学までがあり、中学までは学べることができる、ということですが、ここへ送られてくる教師は、他所で教えることができなくなった人だったりで、あまりいい先生ではないようです。
私が読んだり、聞いたりしたことは、あくまで、その人の体験でしかないので、広いアメリカのいくつかあるうちの1つの居住地の話でしかない、ということは心に止めておいてください。
居住地には高校がないので、高校へ行きたいのであれば、そこへ通わなければなりません。しかし、現金収入がほとんどない地区の人達なので、まず、車代がありません。バスは通常の市内は走っていても、居住地からのバスがないから、これをクリアーしないことには学校に行けないのです。
高校の授業費だけでなく、移動にかかる費用を作るのは、この地区に住んでいる人たちには、かなり大変なことなのです。
産業があって、なにがしかの仕事があれば、現金収入があれば、いろいろな生活費はまかなえますが、インディアン居住地には産業はありません。
この居住地には、私は滞在中訪問することはありませんでした。町からかなり離れていたからです。

産業がなくて、どうして生活ができるのか?
1つはアメリカ政府が保護をして、最低限の生活を援助しているからです。
もう1つは、この援助というのは、昔ながらのインディアン的生活をすることが許可されている、ということだと私は想像しています。つまり
狩りをして生活をするわけです。この生活では生きることはできても
現代の貨幣社会での生活を営むことはできません。
そういう意味で最下層の生活をしているのがアメリカ原住民(インディアン)の人達なのです。

テレビで見たメキシコとの国境に壁を作るのを反対していたデモの人は
この居住地内の川は汚染されておらず、その川に壁を作ることを反対していました。産業がないので、川はきれいなままなんだと想像できました。

アメリカにはこの原住民以外にも、昔の生活をしている人たちがいます。
エーミッシュと言われる人たちで、電気を使わずに生活しています。
医療行為も、電気のない時代のままで、現代医療を受けません。
車を使わず、馬車を使っています。
エーミッシュの人たちは自分たちの生活の一部を一般に公開することで
現金を得ています。正直、売っているものなどは、あまり魅力的ではないので、そんなに売れるとは思えませんでした。例えば、泡がほとんど立たない
固い石鹸なんか、あんまりいらないでしょう?私は珍しいので2つ買いましたが、汚れが落ちているのか あまりわからなくて使いませんでした。

このエーミッシュの生活とネイティブインディアンの生活を比較するのであれば、そんなに変わらないと思います。どちらも200年くらい前の生活を今もしています。違いは、原住民の人は、それが与えられたもので、エーミッシュは、そこで生まれたからしている人もいるでしょうが、自分がしたいからしている、と感じました。村から出ていくこともエーミッシュのほうが、他の白人と見た目の違いが少なくて簡単に思えました。

このように広大なアメリカには、様々な人種が暮らしているだけでなく、
様々な暮らしがあるのです。ネイティブインディアンやエーミッシュに選挙権があるのかどうかは、私は知りません。