コロンの通院 回復へ向かっています | ヤマガラ家のシーズー日記

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愛犬(シーズー)との散歩や日々の出来事

昨日は予定どおりの通院のはずだった。
前回日曜に行ってから
今度は先生の都合で火曜に、ということだった。
 
私としては、3日毎に通院しているわけだし、
良くなっていく過程の中の通院のはずだった。
 
3日毎なのは
「吐く」という行為が、かなり危険性を持っているからのようだ。
その理由1
 吐くことで、薬が吸収されない。
その理由2
 吐くことで、当然であるが、栄養が吸収されない。
 
2度目のときにも入院を勧められたが
その理由は、点滴の必要があるとのことだった。
 
しかし、少しではあるが、食事もとれるようになり、
吐く回数も減ってきていたので
入院する必要はないだろうと思っていた朝
おもいもかけないことが起きた。
下血だ。
トイレを家でできないため、どうしても少しは散歩しないといけないコロンは
朝、少しは暖かくなった頃
そして、食後すぐでない遅めの散歩に出かけた。
 
オシッコがほとんど出て、後はと思っていたとき
踏んばったコロンのお尻からは
トイレシート1枚がいっぱいになるくらいの
赤い水が出てきたのだ。
これまでの診察でも「下痢していませんか?」と聞かれていたが
下痢というより、水だった。
 
赤い水の中にわずかに固形物があり
気が動転した私はそれを拾って
獣医さんに行くことしか、できなかった。
 
病院は混んでた。
 
やっと順番がきて診てもらえた。
先生は入院を勧めた。
私も、そのつもりだった。
体重は8.2キロにまで落ちていた。
3日前から、さらに200g落ちていた。
 
しかし、入院で何をするのかを詳しくきくうちに
家でがんばろう、という気がしてきた。
 
1回目の診察で聞いた入院内容は点滴と造影剤による内臓の観察だった。
2回目は造影剤には触れず、ただ、入院させたほうがいい、とのことだった。
3回目の今回きいた入院内容は点滴で薬を入れることだった。
 
私は、こんなに体重が減っているのだから
栄養を入れるんじゃないんですか?と伺ったのだが、
吐くことで脱水症状を起こしている場合もあるので
基本水分、ということだったのだ。
 
水分と薬を入れるだけならば
家でなんとかできるだろう、と思った。
 
しかし、先生は、そうやってアウトになることがあるんですよ、と言われた。
つまり、体力が落ちきったあとでは
手遅れになる、ということなのだ。
 
様態が急変したら、すぐ来ます、ということで
私は連れ帰ることに決めた。
 
なぜなら、コロンは私がいなかったら
食事をしないからだ。
1日、あけたことがないから
限界がきたら食べるのかもしれないが、
少なくとも、朝、食べなくて出かけて
帰宅するまで残っている、というのはいつものことだ。
 
さらに問題が排泄だ。
室内では絶対にしない。
近所の犬に庭でシッコをしてもらって
臭いつけをしてからは
なんとかシッコはできるようになったものの
大はできないでいた。
今回、状態がひどくなって
夜中、トイレに起きるようになって
2回ほど庭でをしただけだ(おもえば、このときから下痢ぎみだったのかもしれない)。
というわけで、散歩でないと用を足せないのに
リードを持つのは私でナイト歩かない。
夫くんですら、まともに歩かないのだ。
 
こんな状態なので他人にまかせられるはずがない。
 
食べて、出せることが一番大事だと思う。
 
私は、薬を絶対飲ませることを心に決めて病院を後にした。
この日の朝の分は注射と、先生に薬を飲ませてもらった。
 
混んでたので、帰宅したら1時近かった。
薬を飲んだことだし、
私はゴハンを食べさせることにした。
レバーとカボチャだ。
昨夜は粉薬を混ぜたので食べなかったが
今回のは薬のニオイがしないせいか
けっこう食べた。
そして、柿を1/4個くらい食べた。
 
すでに吐くのは1日2回程度だったので
これで吐かなければ大丈夫だろう、と思えた。
とにかく栄養をとらなければ、と考えていた。
 
粉薬を飲ませられなかったので
錠剤に変えてもらったので
夜はそれを肉巻きにした。
豚のバラ肉をゆでたので、薬をまいたのだ。
コロンは食べた。
 
そして、食べてほっとした。
もちろん、それだけでなく
一緒に茹でたカボチャ、にんじん、お肉を
ひとにぎりほど食べた。
 
朝は飲ませられなかった食前に飲ます液体の薬も
私の心を察してくれたのか、飲んでくれていた。
どうしても粉しかない、という薬は
先生が水に溶かして
先の水薬と同じようにあげればいいと言われたので
注射器のようなそれに入れて飲ませた。
 
そして、その夜は吐かなかった。
正確には12時頃まで吐かなかった。
食事や薬を8時には終わっていたので
それまでにはかなりが吸収されていたのだと思われる。
吐いたのは胃液だけだった。
 
そして今朝の6時頃再び胃液を吐いた。
吐いたことは良くないが
回数はずっと減っているし
食べたものを吐いていないので
吸収されていることがわかる。
 
朝ゴハンも昨夜と同じような肉巻き、他だったが
順調に食べた。
今日は雨が降るかもしれないということで
ゴハンの前に散歩に行ったが
はすこぶるいいものだった。
トイレ、食事共に順調にすんだので
私は安心して2時間ほど用事で出かけた。
帰宅したときも吐いていなかった。
 
そして、お昼は食事の偏りを防ぐため
ドッグフードを与えた。
そのままでは食べなかったのでヤギミルクをふりかけた。
ヤギミルクでカロリーアップしたフードをコロンは食べた。
量は規定量より少ないが
吐くことなく、食べれることが一番なのだ。
そして、今もうじき3時
吐くことなく静かに眠っている。
雨は、わずかにパラついただけで暖かい。
もう少ししたら、散歩に行こうと思う。
 
ついでながら、コロンがお肉や柿を食べているとき
ルーシーも当然食べている・・・
太っていないか、心配だ。
 
しかし、今回のことで思ったことは
「小太りの方が、痩せている犬より長生きする」と言った
ワンコ友達の言葉である。
 
もし、コロンが太る前のベスト体重
何もムダのない引き締まった体だった7.6kだったら
今回のように500gほどの体重減少に耐えられただろうか?
体内に蓄えられた脂肪が
コロンを守ったことはまちがいがない。
 
今回のことを書くのは迷ったのだけれど
何かの参考になればと思って書くことにしました。
 
ご心配をしてくださったみなさん
ありがとうございました。
コロンは今、確実に回復に向かっています。