友人と | ヤマガラ家のシーズー日記

ヤマガラ家のシーズー日記

愛犬(シーズー)との散歩や日々の出来事

30日土曜は、前々から約束してお出かけの日であった。
友人が、彼女のお母さんの誕生日に合わせて帰省するので
時間が合わせられたら、会いたいね、と決めていたのだ。
 
しかし前日からの台風接近に私はびびった。
 
専業主婦であり
田舎に住んでいながら車に乗らない私は
ずっと雨の日に外出はしていないのだ。
 
雨の日にわざわざ買物はしないし、
ゴミ出し以外に出かけるところもない、というのが現状だ。
 
この地方に来て、車生活(私は運転しないけど)主体になってからは
雨の日のお出かけの服装も、心もとない。
(ワンコ散歩用カッパと長靴はあるけど・・・)
 
雨、というだけで気持ちがマイナーになるのに
台風が来る、ということで
すっかり気分が萎えてしまった。
 
で、私は彼女にメールした。
 
あんまり、暴風だったら、電車も止まったりするし
やめとくね。
 
彼女はすんなりOK~と言ってくれた。
 
で、当日 
8時にメールをする予定が、散歩に手間取り、できなかった。
結構な雨量だったので
夫くんが雨が当たらない公園へ車で連れてってくれたものの
いつもと違う公園に、コロンがをしてくれないのだ。
ルーシーは家でできるから、まっいいか~だったけど
コロンはしないと、次、カッチカチを泣きながらするので
かわいそうなので、出させないといけない。
 
結局、いつもの公園まで連れてってもらうことになった。
しかし、車が行ってしまうと
コロンはそれを追いかけた。
私はそのまま、家へ帰りながらをすればいいと思うのだが、
コロンは再び公園へともどってしまった。
 
いつものようにをし、いざ家へ!と思っているのに
コロンが動かない。
9キロ近くあるコロンがふんばっていると
引っ張っても動かない。
あんまり引きずって、肉球がこそげても嫌だ。
で、とうとう抱っこで帰ることになった・・・
コロンだけなら、抱けるのだけれど
片手にウンチと傘も持たねばならない。
しかも大雨だ。
雨で濡れたコロンをメインで抱き上げている方の袖はぐちょぐちょだ。
 
15分ほどの道のりだが、
果てしなく重く感じた。
でも、歩いているうち
雨が少しではあるが、おさまっている気がした。
そして、私の中に「一期一会」という言葉が浮かんだ。
「行こう!」
彼女に連絡が遅れてゴメン、今から出ます、とメールを打ち、
大急ぎで着替えて
夫くんに駅まで送ってもらった(夫くんはその後出勤した)。
 
名古屋駅ではなく、地下鉄 池下駅での待ち合わせなので
簡単に彼女に会えた。
外に出てみたら、雨は上がっていた。
 
私の勝手を笑って許してくれる彼女であった。
会いにいって良かった。
彼女はわざわざおみやげを送っておいてくれていたのだ。
イメージ 1
手渡されたときは、箱の大きさにびっくりだった。
カメラを忘れたので、今回の画像は全部携帯で、画像が汚くてわからないけれど
「金賞」とでかでかと印刷されているおせんべいであった。
普通のお煎餅はしょうゆ味だけれど、
これはみそ味なので、ちょっと変わっている。
しかし、味噌は日本人好みの味だし、おいしく頂いた(もちろん、家で)
 
で、まあ、10時頃待ち合わせた私達は
私の希望である古川美術館へ出かけた。
私はこの美術館が大好きでパスポート会員なのだ。
年会費3000円で、何度行ってもいいのである。
だから私は年5回くらいある催しは全て観ることにしているのだ。
会員の連れは半額で入れる。
今回の催しは「田村能里子展」名古屋出身の画家さんのだ。
 
私の予定では本館で1時間ほどすごし、
11時から近くの和食でランチ、それから分館へ、という計画だ。
 
イメージ 2
ランチ800円である。
色が汚くて、あんまりおいしそうに見えないけれど
右上はカレイの煮付け、左上は鳥から揚げとサラダ
卵焼とお浸し、もずく、漬物、味噌汁
これだけの内容で、この立地でこの価格はすごいと思っている。
平日はかなり満員で入れなかったりしたので
開店と同時に行ったら、私達が一番乗りで、終わるまでに、もう一組しか来なかった。
 
ここの近くには「よし川」という、
少し前時々テレビに出ていた名物おかみのお店や、系列の店舗が数軒ある。
「よし川」は高級料理店だ。
他の店舗も、結婚式の披露宴会場など
普段入れるお店じゃないのだ。
で、私は前を通ったことしかない。
黒服の男性が何人か立っていたりして
歩きづらいので、通らないようにしている。
 
ランチの後は分館の「為三郎館」へ出かけた。
イメージ 3
ボケボケで申し訳ない・・・
為三郎館は、故古川為三郎氏の趣味の家が
現在では、美術館の一部として楽しめるようになっている。
数寄屋造りのこの家を見ているだけでも楽しいし、
展示も、通常の美術館にあるものと違うのでおもしろい。
よく手入れの行き届いた和風庭園は京都を思わせるけれど
土曜のこの日も空いてて
ひっそりとしたお庭をひとりじめ(ふたりじめ?)気分で楽しめた。
 
イメージ 4
こちらの分館ではお庭を見ながら、お茶が頂ける。
友人は食後はコーヒーが欲しい、ということでコーヒー
コーヒーには普通のクッキーがついているだけだが、
お抹茶には、お菓子が3種類ほど選べるようになっている。
今回行ったら、ハロウイーン用のおまんじゅうを用意してくれていたので
和栽盆のようなお菓子はやめて
ハロウイーンのを頼んだ。
実物はピンクっぽいオレンジ味の色合い。
友人と私は当然かぼちゃ餡だと思ったが
中は普通のこしあんで、
皮にもかぼちゃは使われていなかった。
 
でも、まあ、かわいいハロウイーンを楽しみながらお茶をし、
私達はおしゃべりを楽しんだ。
空いていたので、1時間はいたと思う。
 
おしゃべりとお茶を楽しんだ後
庭を散策
いつもは閉まっている庭園にあるお茶室にも、今回は素敵な明かりと共に
絵が展示してあった。
もともと為三郎館には「田村能里子の部屋」みたいな部屋があるので
今回の展示はとても縁が深いものである。
田村能里子の部屋には天井画と壁画が常時展示されている。
今回は他の部屋全てに
彼女の作品が興味深く展示してあった。
 
前日はかなりへこんだ気分だったが
行ってよかったと思った。
雨が上がってお庭もしっかり楽しめたし、
友人もこの場所をとっても喜んでくれた。
 
年末は帰らない、といことなので
会うのはまた来年だけれど
また、おもしろいところで会えたらいいな、と思ってお別れした。