宇宙人との対話 | 山田小説 (オリジナル超短編小説) 公開の場

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 真夜中に目が醒めた。夢の中で宇宙人と対話をしていたという記憶が意識内に残っていた。外見上はどこにでもいるような子供の姿をしているのだが、どういうわけか、私はその相手を宇宙人だと認識していたのだった。

 その宇宙人は私と同じ言語を話していた。料理に関する話題で盛り上がっていたのだった。宇宙人の嗜好は幼い子供のようで辛い料理は舌が受け付けないと言っていた。甘いお菓子が好物であるようだった。

 宇宙人の言葉遣いは流暢で澱みがなかった。身体が人類とほとんど同じだと使用する言語も酷似するのかもしれないという仮説が私の脳裏を過った。しかし、だとすると人類は全員が同じ言語を使用しているはずだった。その矛盾点に気が付き、私は目の前の宇宙人に対して強い違和感を覚えた。すると、そこで目が醒めた。


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