左ページに問題、右ページに解説。 | 山田優の★行政書士試験憲法の分析★

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行政書士試験の憲法の過去問について分析するブログです。
分析の手がかりは芦部信喜著『憲法』(岩波書店)のみです。
「芦部憲法」があれば行政書士試験の憲法の問題は解ける!
ということを示したいと思っています。

こんにちは、行政書士の山田優です。

 今回は「左ページに問題、右ページに解説」という体裁になっている問題集の有用性について触れておこう。

 この「左問題右解説型」の問題集は極めて有効であると考える。特に、勉強しはじめの人には「もってこい」の問題集である。

 この理由の主要部分については、
「なぜ問題文をいつも冒頭に掲げているのか?」
で既に述べてある。少し短縮して再度述べると、以下のようになる。

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※※※※ まず、問題の解説を読む際に問題文と逐一照らし合わせることは極めて重要なことなのである。解説が問題文のどの箇所を説明しているのかをきちんと分かっていないと、解説を読むという行為の効果は半減してしまう。問題解法の目のつけどころが身に付かないのである。

 さらに、まだ勉強の程度があまり進んでいない人でも、問題の選択肢を読んだ直後に解説を読むという方法で、問題集を教科書として勉強すれば、どんどん知識を効果的に習得できる。過去問を力だめしに使うのではなくて、最も実践的なテキストとして学ぶという方法を実際に試してみるとよい。
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 ただ、以上の理由だけでは、このブログのように同一のページに上下に問題と解説を掲げる体裁でも、一応はその目的を達することもできよう。しかし、本当に効果があるのは見開きのページの左側に問題、右側に解説が掲げてある体裁なのである。目を左右に動かして、常に問題と解説の対応関係を把握しながら検討を加えていく方法がよいのである。

 実は、この方法も僕のオリジナルではない。岡山大学ロースクールの井藤公量教授の著書に書いてあることである。



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